ショッピング比較サービス(CSS)プログラムには、次のようなメリットがあります。
- 専用のエコシステム エクスペリエンスに参加できる
- Google の検索結果で価格比較ページを目立つように表示できる
- 販売者に代わって Google のオーガニック検索と広告に商品を表示できる
- ショッピング比較広告を掲載できる
Google は、CSS プログラムへの参加の管理や、関連する販売者へのアクセスと管理に役立つ CSS Center を提供しています。
CSS プログラムへの参加は、Google で CSS として利用を開始する方法の手順に沿って進めてください。
このページの内容
- CSS プログラムの最小要件
- 専用のエコシステム エクスペリエンス
- Google の検索結果で価格比較ページを目立つように表示できる
- 販売者に代わって Google のオーガニック検索と広告に商品を表示できる
CSS プログラムの最小要件
CSS プログラムに参加するには、次の最小要件を満たしている必要があります。
- お客様のビジネスが、CSS プログラムを利用できる少なくとも 1 つの国で登録済みであり、ウェブサイトの登録情報に一致するビジネス拠点の住所を表示する必要があります。
- 運営するショッピング比較サービスのウェブサイトが以下の要件を満たしていることが必要です。
- さまざまな商品を検索して比較でき、さまざまな販売者が提供している同じ商品の価格や販売条件も比較できること。
- お客様が参加を希望される国ごとに少なくとも 50 の個別の販売者ドメインからの商品が表示されていること。表示されるドメインは該当国に商品を配送する販売者のもので、その国の消費者がその販売者から商品を購入できること。
- 商品が表示されており、ユーザーは商品を購入できるページに直接アクセスできること。
- 検索クエリのための検索ボックスがあり、Google からライセンス供与または連携提供(シンジケート)された検索テクノロジーではなく、動的な自動プロセスに基づいた検索機能を提供していること。
- 商品の価格と、消費者に関連する少なくとも 1 つのその他の項目(ブランド、販売者、配送時間など)を基準に、商品結果の並べ替えまたはフィルタを行うオプションを提供していること。
- サイトには登録しなくても誰でもアクセスできること。
これらの要件を満たすと、CSS プログラムに参加できます。Google で CSS として利用を開始する方法の手順に沿って登録すると、以下のような機会を得られるようになります。
専用のエコシステム エクスペリエンス
専用のエコシステム エクスペリエンスにより、見込み顧客は Google で商品を検索する一方で CSS サービスに集中できます。
お客様のビジネスとウェブサイトが CSS プログラムの最小要件を満たしており、有効な CSS Center アカウントをお持ちの場合(Google で CSS として利用を開始する方法の手順を完了すると、CSS Center にアクセスできるようになります)、そのウェブサイトを専用のエコシステム エクスペリエンスに表示できるようになります。
Google の検索結果で価格比較ページを目立つように表示できる
注: 価格比較ページを目立つように表示できる機会は現在、オーストリア、ベルギー、チェコ、デンマーク、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、英国で提供されています。
CSS プログラムを利用できる国で、Google でのショッピングに関連したお客様の検索結果において CSS 商品ページを目立つように表示するには、次の要件が満たされている必要があります。
- お客様のビジネスとウェブサイトが CSS プログラムの最小要件を満たしており、有効な CSS Center アカウントをお持ちである。
- Google に登録した価格比較ページが、Google の無料リスティングのポリシーとショッピング広告のポリシーのいずれかまたは両方に準拠している。ただし、以下の例外や変更があります。
- 禁止されている行為: 無料リスティング ネットワークの不正利用に関するポリシー、ショッピング広告のネットワークの不正利用に関するポリシー
- 有用性の低いコンテンツ: 購入機能に対応していない価格比較ページには、すべての購入者が購入可能な販売者の商品情報を表示する必要があります。
- 例: 価格比較ページから、企業しか購入できない販売者のサイトや一部の購入者しか購入できないサイトに購入者を誘導してはいけません。企業間広告についての詳細をご覧ください
- 有用性の低いコンテンツ: 購入機能に対応していない価格比較ページには、すべての購入者が購入可能な販売者の商品情報を表示する必要があります。
- サイトの要件 / 編集と技術: 無料リスティングの編集基準と技術要件、ショッピング広告の編集基準と技術要件
- 連絡先情報に不備がある: CSS サイトは、CSS Center と CSS ウェブサイトに連絡先情報と確認済みのビジネス情報を掲載する必要があります。
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例: ウェブサイトに連絡先情報を掲載しない(ソーシャル メディアのリンク、連絡先のメールアドレス、電話番号のいずれも掲載しない)ことがあってはいけません。CSS Center のアカウントにビジネス拠点の住所や確認済み電話番号などの連絡先情報が設定されていないことがあってもいけません。
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- 返品と払い戻しのポリシーがない: 購入機能に対応していない価格比較ページでは、返品と払い戻しに関する情報を明確に開示する必要はありません。関連する販売者ページと購入可能な CSS ページでは、この情報を掲載する必要があります。
- 実用性: 購入機能に対応していない価格比較ページには、販売者の商品情報と、すべての購入者が商品の購入を完了できる販売者ウェブサイトへのリンクを掲載する必要があります。
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例: 販売者の購入手続きにおいてビジネス情報を収集するフィールドを必須にしてはいけません。また、インターネット上の場所(IP アドレス)に基づいて購入者が購入手続きを行えないようにしてはいけません。
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- スタイルの要件: 価格比較ページがリスティング機能を使用する場合は、その機能で意図されている目的に沿って使用する必要があります。
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例: タイトル フィールドを追加説明フィールドとして使用しているリスティング、関連性のない情報や目障りな情報を画像内に表示しているリスティングは許可されません。このポリシーに準拠するための具体的なガイドラインについては、商品データ仕様のタイトル [title] 属性と商品説明 [description] 属性をご覧ください。
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- ドメインの安全性: Google によって安全でないと判断された価格比較ページまたは関連するサイトドメインは許可されません。
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例: ハッキングやその他のアクティビティによってサイトが脆弱な状態になるドメインページは安全でないと見なされ、許可されません。Google が不審な兆候を検出した場合、一部のブラウザや Google 検索からサイトへのアクセスがブロックされることがあります。
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- 連絡先情報に不備がある: CSS サイトは、CSS Center と CSS ウェブサイトに連絡先情報と確認済みのビジネス情報を掲載する必要があります。
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無料リスティングでの無責任なデータ収集とデータ利用、ショッピング広告での無責任なデータ収集とデータ利用:
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Google のポリシー: Google では、購入者に関する情報を尊重し、適正な配慮をもって取り扱っております。そのため、CSS とその販売者は、このような情報を不適切に使用してはいけません。また、目的を明らかにせずに、あるいは適切なセキュリティ対策を講じることなくこのような情報を収集してはいけません。
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- 禁止されている行為: 無料リスティング ネットワークの不正利用に関するポリシー、ショッピング広告のネットワークの不正利用に関するポリシー
- 価格比較ページ用に登録されているリンクが、CSS Center に関連付けられたドメインとつながっている。ユーザーを他のドメインに自動的にリダイレクトすることはできません。
- Google に登録した価格比較ページで、同じ商品について複数の販売者から提供される価格と販売条件を比較できる場合、これらのすべてのページをサイトに表示する必要があります。
- Google に登録するすべての価格比較ページは、CSS 商品データ仕様と CSS ランディング ページの要件に準拠している必要があります。また、それらのページでは以下の情報が目立つように表示されている必要があります。
- 商品の説明: タイトルと画像
- 商品の在庫を持ち、オンラインですぐに商品を購入できるようにしている 2 つ以上の異なる販売者ドメインによって提供されている商品の価格と販売条件。この情報は、商品データ内で Google に登録した情報と一致している必要があります。
- CSS として、価格比較ページからのリンクが販売者ページにつながり、表示されている商品をユーザーが直接購入できるようになっているかを確認する必要があります。
- CSS として、ユーザーに危害を与えることを意図したページ、コンピュータ、デバイス、ネットワークへの不正なアクセスを行うページ、「フィッシング」手法や安全でない方法で個人情報が収集または使用されるページからユーザーを保護する必要があります。
販売者に代わって Google のオーガニック検索と広告に商品を表示できる
CSS プログラムを利用できる国で、販売者に代わって Google のオーガニック検索に広告を掲載し、商品を表示するための最小要件とベスト プラクティスは次のとおりです。
- お客様のビジネスとウェブサイトが CSS プログラムの最小要件を満たしており、有効な CSS Center アカウントをお持ちである。
- お客様が Google に登録し、販売者に代わって Google で表示するすべての販売者の商品を、ユーザーは CSS ウェブサイトで見つけることができる。
- オーガニック検索と広告に表示される商品が、商品データ仕様および関連するショッピング ポリシーに準拠している。
- 特定の広告フォーマットに関してなんらかの方法が明示的に指定されている場合を除き、掲載されているリンクから、商品を購入できるページにユーザーが直接アクセスできる。詳しくは、ランディング ページの要件についてをご覧ください。
- お客様が代理人となる販売者ごとに別々の Merchant Center で商品データを登録します。たとえば、新しく作成された Merchant Center がお客様の CSS にまだ関連付けられていない場合は、切り替えを行います。
- ショッピングモールを管理する場合は、そのショッピングモールの商品向けに別個のショッピングモール マルチクライアント アカウントをリクエストします。ショッピングモールの個別ショップごとに、ショッピングモール マルチクライアント アカウントのサブアカウントを使用して商品データを送信します。お客様独自のドメインでの取引を許可する場合は、それらの商品向けに別個のショッピングモール マルチクライアント アカウントをリクエストしてから、販売者ごとにショッピングモール マルチクライアント アカウントの個別サブアカウントを使用して商品データを登録します。
- お客様は、販売者のサイトのランディング ページ URL とその URL からアクセスできるコンテンツに Google がアクセスし、インデックス作成、キャッシュ保存、クロールを行うこと、およびお客様が登録した商品データの関連情報を Google が表示することを許可する権限を有することを保証します。第三者に提供するサービスでは、かかる第三者のコンテンツが Google に提供され、一般に公開される可能性があることをかかる第三者に明確に開示する必要があります。