オーディエンスの全体像を 1 か所で把握し、オーディエンスの管理と最適化を簡素化するために、Google 広告では次のような改善が行われました。
- 新しいオーディエンス レポート
オーディエンスのユーザー属性、セグメント、除外設定に関する詳細情報がまとめられています。キャンペーン アイコン をクリックして [オーディエンス、キーワード、コンテンツ] タブを開き、[オーディエンス] をクリックします。このレポートページから、オーディエンスを簡単に管理することもできます。オーディエンス レポートについて - 新しい用語
オーディエンス レポート内と Google 広告全体で新しい用語が使用されています。たとえば、「オーディエンス タイプ」(類似、カスタム、購買意向、アフィニティなど)はオーディエンス セグメントに、「リマーケティング」は「広告主様のデータ」にそれぞれ変更されました。オーディエンスに関する用語やフレーズの更新
動画キャンペーンは、Google 広告を通じて YouTube とウェブ全体に掲載されます。YouTube と Google 動画パートナーに配信する動画キャンペーンをターゲットにすることで、最適なタイミングでユーザーにアプローチできます。ユーザー属性グループ、興味 / 関心、プレースメント、データ セグメントなどのさまざまなターゲティング方法を使用し、ユーザーの属性、関心、または表示コンテンツに基づいて、特定のユーザーに広告を表示できます。
地域ターゲティングは交点のような働きをします。たとえば、キャンペーンの対象地域が東京で、リマーケティング リストもターゲティングしている場合、東京にいて、なおかつリマーケティング リストのメンバーであるユーザーがターゲティングされます。
より多くのユーザーに広告を表示できるよう、ターゲットに設定したトピック、プレースメント、ディスプレイ広告、動画広告、または検索広告のキーワードに一致するコンテンツに広告が表示されるようになります。たとえば、トピックとして「自転車」をターゲットに設定し、ディスプレイ広告、動画広告、または検索広告のキーワードとして「サイクリング」をターゲットに設定すると、いずれかに一致するコンテンツに広告が表示されます。
また、コンテンツ ターゲティングが Google 広告の 1 つのページに簡略化されるため、すべてのコンテンツ ターゲティング タイプ(トピック、プレースメント、ディスプレイ広告や動画広告のキーワード、除外設定)を 1 つの画面で管理できるようになります。新しいページは、左側のナビゲーション メニューの [キャンペーン] の [コンテンツ] セクションに表示されます。
動画キャンペーンで利用できるターゲティング方法
オーディエンス ターゲティング
オーディエンス ターゲティングを指定すると、広告の表示対象とするユーザーを指定できます。オーディエンスとは、特定の興味や関心、意図、ユーザー属性を持つと Google が推定したユーザーのグループです。下記はその一例です。
- ユーザー属性グループ: 広告を表示したいユーザー層の年齢や性別、子供の有無、世帯収入を指定します。
- 詳しいユーザー属性: 大学生、住宅所有者、最近子供が生まれたユーザーなど、共通の特徴を持つユーザー層にさらに幅広くリーチできます。
- 興味 / 関心: 表示されたカテゴリからトピックを選択して、そのトピックに関心があるユーザーをターゲットに設定できます。そのユーザーが別のトピックに関連するページにアクセスしているときでも広告を表示できます。詳しくは、オーディエンス ターゲティングについてをご確認ください。
- アフィニティ セグメント: 関連するトピックにすでに強い関心を持っているユーザーに動画広告を表示して、ブランドの認知度を高めたり購入を促したりできます。
- カスタム アフィニティ セグメント: カスタム アフィニティ セグメントを利用すると、テレビ広告のように広い範囲ではなく、ブランドに合わせてよりターゲットを絞ったアフィニティ セグメントを作成できます。たとえば、ランニング シューズを販売している企業が「スポーツファン」ではなく、「熱心なマラソン愛好者」にリーチしたい場合などに利用できます。
- ライフイベント: 引越し、大学卒業、結婚などの人生の節目において、購入行動やブランドの好みが変わるとき、YouTube や Gmail で見込み顧客にアプローチできます。
- 購買意向の強いセグメント: 広告主様が提供するサービスや商品に似たものを調べている、あるいは購入しようと積極的に考えているユーザーを見つけるには、このカテゴリを選択します。
- カスタム セグメント: パフォーマンス広告での使用を想定した機能です。最近 Google 検索で使用した検索語句に基づいて、購買決定プロセスのさなかにいるユーザーにアプローチできます。
- データ セグメント: YouTube チャンネルを Google 広告アカウントとリンクすることにより、広告主様の動画、動画広告、YouTube チャンネルとの接触履歴をもとに、YouTube および Google 動画パートナーでさらに多くのユーザーにリーチできます。また、広告主様のサイトやアプリと接触したことがあるユーザーに向けた広告を表示することも可能です。
- カスタマー マッチ: カスタマー マッチでは、オンラインやオフラインの自社データを使用して、YouTube と Google 動画パートナーを利用しているユーザーにリーチしたり、再アプローチしたりできます。カスタマー マッチの詳細
- 類似セグメント: 自社データリスト(通常はデータ セグメントやカスタマー マッチ セグメント)に基づくターゲティング機能で、データ セグメントまたはカスタマー マッチ セグメントと似た特徴を持つ新規ユーザーをターゲティングすることにより、最も成果の高いユーザーにより多くリーチすることができます。
コンテンツ ターゲティング
コンテンツ ターゲティング方法では、広告を表示する場所(または除外する場所)を指定できます。下記はその一例です。
- プレースメント: チャンネル、動画、アプリ、ウェブサイト、サイト内のプレースメントをターゲットに指定できます。たとえば、トラフィックの多いブログ全体や、人気ニュースサイトのトップページだけをターゲットに設定できます。プレースメントには次のような要素を指定できます。
- YouTube チャンネル
- YouTube 動画
- Google ディスプレイ ネットワーク上のウェブサイト
- Google ディスプレイ ネットワーク上のアプリ
注: Google ディスプレイ ネットワークのプレースメントを追加しても、YouTube の掲載可能な場所には広告が掲載されることがあります。また、YouTube のプレースメントを指定しても、Google ディスプレイ ネットワークの掲載可能な場所には広告が掲載されることがあります。
[ネットワーク] で [Google ディスプレイ ネットワークの動画パートナー] を指定し、Google ディスプレイ ネットワークのプレースメントのみを追加している場合でも、YouTube に広告が表示されることがあります。
- トピック: YouTube と Google ディスプレイ ネットワーク上の特定のトピックを動画広告のターゲットに指定できます。トピック ターゲティングを使用すると、選択したトピックに関連するさまざまな動画、チャンネル、ウェブサイトに広告を表示できます。たとえば、「自動車」トピックをターゲットに指定すると、自動車に関する動画を視聴しているユーザーに広告が表示されます。
- キーワード: 動画広告のフォーマットによっては、指定したキーワード(単語やフレーズ)に基づいて、YouTube 動画、YouTube チャンネル、ユーザーが関心を持ちそうなサイトに動画広告を表示できます。
- デバイス: パソコン、スマートフォン、モバイル デバイス、テレビ画面を使用するデバイス(Chromecast など)を使用するユーザーをターゲットに設定します。
複数のコンテンツ ターゲティング方法を組み合わせて、広告グループ内の選択されたコンテンツのすべてを広告のターゲットとすることで、より幅広いオーディエンスにリーチできます。Google 広告のコンテンツ ターゲティング設定を管理するには、左側のページメニューの [コンテンツ] をクリックします。