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「目標広告費用対効果」に基づく入札について

「目標広告費用対効果」に基づいて入札する AdWords スマート自動入札戦略を使って、指定した目標広告費用対効果に沿ってコンバージョン値や収益を増やすことができます。入札単価がオークション時に自動的に最適化されるので、各オークションに合わせて入札単価を調整することも可能です。

目標広告費用対効果は、1 つのキャンペーンの標準の入札戦略として、または複数のキャンペーン、広告グループ、キーワードにまたがるポートフォリオ入札戦略として使用できます。この記事では、「目標広告費用対効果」入札戦略の仕組みと設定について説明します。

はじめに

どのタイプのポートフォリオ入札戦略を使うべきかわからない場合は、まず自動入札機能についてをご覧ください。ショッピング キャンペーンについて詳しくは、ショッピング キャンペーンの自動入札についてをご覧ください。

広告グループやキャンペーンに「目標広告費用対効果」入札戦略を適用する前に、トラッキングしているコンバージョンの値を設定する必要があります。

広告費用対効果に基づく入札をキャンペーンで使用するには、過去 30 日間にコンバージョンを 15 件以上獲得している必要があります。機械学習アルゴリズムが十分なデータに基づいて入札単価を設定できるようにし、最大限の成果を得るには、過去 30 日間に 50 回以上のコンバージョンを獲得していることが推奨されます。また、キーワード、広告グループ、キャンペーンで少なくとも数日間、上記と同じような割合でコンバージョン値を獲得していることも役立ちます。

仕組み

AdWords は、レポートに記録されたコンバージョン値(コンバージョン トラッキングが記録した値)を使用して、今後のコンバージョンおよび関連する値を予測します。それをもとに、指定した目標値と同等の広告費用対効果(ROAS)を目指しながら、コンバージョン値を最大限に高められるよう、上限クリック単価が設定されます。

さまざまなキャンペーン タイプでの「目標広告費用対効果」入札戦略の使用

  • [検索ネットワークのみ] キャンペーンおよび [検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)] キャンペーンの場合、AdWords はこの戦略を使用しているすべてのキーワード、広告グループ、キャンペーンを対象に、目標値と同等の平均広告費用対効果の達成を目指します。
  • [ディスプレイ ネットワークのみ] キャンペーンの場合、AdWords はこの戦略を使用しているすべての広告グループとキャンペーンを対象に、目標値と同等の平均広告費用対効果を達成します。
  • ショッピング キャンペーンの場合、AdWords はこの戦略を使用しているすべての広告グループとキャンペーンで、目標値と同等の平均広告費用対効果の達成を目指します。
  • ユニバーサル アプリ キャンペーンの場合、AdWords は広告費用あたりのコンバージョン値(収益など)の大きさを基準として、指定された目標値と同等の平均広告費用対効果の達成を目指します。コンバージョンとして指定できるのは、インストールやアプリ内イベントです。

広告費用対効果はコンバージョンごとに異なりますが、全体としては費用あたりのコンバージョン値が設定した目標広告費用対効果と同等になるように調整されます。たとえば、目標広告費用対効果を 500% に設定した場合、これを達成すると同時にコンバージョン値を最大化するために、自動的に入札単価が調整されます。その際、広告オークションでの掲載結果を改善するために、デバイス、ブラウザ、地域、時間帯などのリアルタイム情報を使用します。また、ユーザーがリマーケティング リストに含まれているかどうかも考慮されます。

共有ライブラリで新しい入札戦略を作成し、適用するキャンペーンを指定すると、目標広告費用対効果の推奨値が提示されます。この推奨値は、過去数週間の実際の広告費用対効果をもとに算出されたものです。その際、広告のクリックからコンバージョン完了まで 1 日以上かかるケースを想定し、過去数日間のデータは除外されます。提示された推奨値をそのまま使用しても、独自に目標広告費用対効果を設定しても構いません。

女性用の靴を販売するオンライン ストアで売り上げを測定しており、ショッピング カートの合計額を基準に入札単価を最適化するとします。目標は広告にかける費用 100 円につき、売り上げ(コンバージョン値)500 円を獲得することです。この場合、広告に 100 円かけるごとにその 5 倍の収益を得られるように、目標広告費用対効果を 500% に設定します。

算出式:

売り上げ 500 円 / 広告費用 100 円×100% = 目標広告費用対効果 500%

これで、目標である 500% の広告費用対効果を目指しながら、コンバージョン値を最大限に高められるよう、上限クリック単価が自動的に設定されます。

入札単価調整と目標広告費用対効果

入札単価調整を使用すると、ユーザーが検索を行う場所、時間、方法に応じて、広告を表示する頻度を調整できます。目標広告費用対効果を使った入札ではリアルタイムのデータに基づいて入札単価が調整されるため、既存の入札単価調整は使用されません。ただし、例外的にモバイルの入札単価調整は -100% に設定できます。なお、入札単価調整は使用されないため、特に削除する必要はありません。

設定

目標広告費用対効果

目標広告費用対効果とは、広告に投じた費用に対して獲得したいと考えるコンバージョンの平均価値(たとえば収益額)です。 目標広告費用対効果の設定は、得られるコンバージョンの量に影響する可能性がある点に注意してください。たとえば、目標値が高すぎると、広告で獲得できるトラフィックの量が制限されることがあります。

適切な目標広告費用対効果の設定に役立つ情報をいくつかご紹介します。

  • この戦略を適用するキーワード、広告グループ、キャンペーンについて、費用あたりのコンバージョンの価値の履歴をもとに、目標広告費用対効果を設定します。これは、そのキーワード、広告グループ、キャンペーンがこれまでに達成してきた広告費用対効果を維持しながら、コンバージョンの価値を高めるのに役立ちます。
  • 費用データあたりのコンバージョンの価値を確認するには、[表示項目] プルダウンで [表示項目の変更] をクリックし、[コンバージョン] の [コンバージョン値/費用] を追加します。費用あたりのコンバージョンの価値を 100 倍すると、目標広告費用対効果のパーセンテージが得られます。

入札単価制限

AdWords による入札単価の自動最適化が制限されることがあるため、「目標広告費用対効果」の入札単価制限を設定しないことをおすすめします。また、目標広告費用対効果を達成するため AdWords の入札単価の調整も制限される場合があります。なお、設定した場合でも、入札単価の上限や下限が適用されるのは検索ネットワークのオークションのみです。

  • 上限入札単価の上限: 目標広告費用対効果を使ったキーワード、広告グループ、キャンペーンで、AdWords が自動設定できる上限クリック単価の上限値を指定します。
  • 上限入札単価の下限: 目標広告費用対効果を使ったキーワード、広告グループ、キャンペーンで、AdWords が自動設定できる上限クリック単価の下限値を指定します。AdWords では、上限入札単価の下限を下回る上限クリック単価が設定される場合があります。これは通常は Smart Pricing によるものです。つまり、入札単価の絶対的な下限値を設定できるわけではありません。

ヒント: 入札で重視されるコンバージョンを選ぶ

コンバージョン トラッキングでは、入札で重視されるコンバージョンを以下のように設定できます。

  • [コンバージョン列に含める] 設定では、各コンバージョン アクションをレポートの [コンバージョン] 列と [コンバージョン値] 列に含めるかどうかを指定できます。目標コンバージョン単価、目標広告費用対効果、eCPC などの入札戦略では、これらの列のデータが使用されます。つまり、お客様の入札戦略は、「含める」ように設定したコンバージョンのみに基づいて最適化されます。詳細
  • [ディスプレイ キャンペーンのデバイスをまたいだコンバージョンを含める] 設定をオンにすると、ディスプレイ ネットワーク キャンペーンのデバイスをまたいだコンバージョンを、[コンバージョン] 列およびコンバージョン重視の入札戦略に含めることができます。検索キャンペーンとショッピング キャンペーンのデバイスをまたいだコンバージョンは、これらにデフォルトで含まれます。詳細

広告グループの目標

広告グループに個別の目標広告費用対効果を適用する場合は、キャンペーンで標準の入札戦略を使用します。ポートフォリオ入札戦略を使用すると、キャンペーン、広告グループ、キーワードを、1 つの目標に沿ってまとめて最適化できます。一方、標準の入札戦略を使用すると、各広告グループに対して個別の目標を設定できます。

なお、個別の広告グループに対して目標を設定する必要がない場合は、ポートフォリオ入札戦略で掲載結果を向上できることがあります。

平均目標広告費用対効果

平均目標広告費用対効果とは、ご利用の入札戦略において最適化の基準として使用されていた広告費用対効果の平均値のことで、指定期間中に目標広告費用対効果に加えた変更を加味して平均化したものです。このため、設定した目標広告費用対効果とは必ずしも一致しません。

この指標を使うと、特定の期間に入札戦略の目標となった広告費用対効果を測定できます。期間を変更することで、その期間に入札戦略がどのような基準で最適化されたかを把握できます。なお、トラフィックがなかった期間については、平均目標広告費用対効果を確認できません。

この指標は入札戦略レポートの、実際に達成できた広告費用対効果を表す [実際の広告費用対効果] の横に表示されます。平均目標広告費用対効果は、標準入札戦略でもポートフォリオ入札戦略でも参照できます。

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