Google Workspace における Gmail の送信制限

システムの健全性とアカウントの安全性を維持するために、Gmail では 1 日あたりのメール送信数と、メール 1 通あたりの宛先数が制限されています。

メール送信に関する制限を超えると、次のようなエラー メッセージが表示されます。

  • 送信できるメールの制限数に達しました
  • Gmail の送信制限に達しました
  • 受信者数の上限を超えています

これらの上限に 1 つでも達すると、そのユーザーは最長で 24 時間メールを送信できなくなります。ただし、Google Workspace アカウントへのアクセスやメールの受信は引き続き行うことができ、Gmail 以外の Google サービスもこれまでどおり利用できます。送信停止期間が解除されると、送信制限はリセットされ、ユーザーはメールの送信を再開できるようになります。

試用アカウントに関する制限事項

Google Workspace は、無料試用アカウントでお試しいただけます。

無料試用アカウントに関する制限

Google Workspace の無料試用アカウントには有料アカウントとは異なる制限があり、無料試用期間中は上限を引き上げられません。次のことを行うには、Google Workspace の無料試用についてにアクセスしてください。

  • 試用期限を確認する
  • 試用アカウントを有料アカウントに変更する
  • 試用アカウントを解約する
有料アカウントに変更する
有料アカウントに変更するには、Google Workspace の無料試用についての手順をご覧ください。
有料アカウントの上限の引き上げ

無料試用アカウントから有料サブスクリプションに変更した後に次の両方の条件を満たすと、アカウントの送信制限が自動的に引き上げられます。

  • ドメインに対する請求額が累計 100 米ドル(またはご利用通貨での同等額)に達している
  • その基準額に達してから 60 日以上経過している

ドメインを Google から購入した場合には、ドメインの利用料金に 100 米ドルを追加した金額以上の請求を受けていることが上限の引き上げの条件となります。

無料試用アカウントのドライブとグループに関する制限事項
Google Workspace の無料試用アカウントで Google ドライブを使用している場合は、組織内外のユーザーと Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドを共有できます。Gmail の試用の上限に達すると、組織外のユーザーとは引き続き共有できますが、共有に関するメール通知が相手に送信されなくなります。

Google Workspace の無料試用アカウントで Google グループを使用している場合は、次の制限が適用されることがあります。

  • 下の送信に関する制限事項の表より送信の上限が低い場合があります。
  • 組織内の受信者にのみグループのメールを送信できます。
  • 組織外のユーザーに対しては、グループのメンバーになっている場合でも自動返信を有効にすることはできません。
  • Google の迷惑メールフィルタにより報告されたメッセージを、グループに直接投稿できるよう設定することはできません。

Gmail の送信に関する制限事項

送信に関する制限事項は予告なく変更されることがあります。1 日あたりの制限は日付単位ではなく、最初のメールの送信時を起点とする 24 時間に適用されます。

ユーザーの制限にカウントされるメール

  • ユーザーの別名アドレス(エイリアス)から送信されたメール
  • 委任されたユーザーが送信したメール
  • Gmail の不在通知機能により送信されたメール

注:

制限の種類 上限
1 日あたりのメール数
1 日の送信数の上限(ユーザーごと)*
  • 2,000
  • メールへの差し込み(旧称: マルチ送信)の場合は 1,500 通
  • 試用アカウントの場合は 500 通
メールの自動転送
別のアカウントに自動転送されるメール数。1 日の送信数の制限には含まれません
10,000
自動転送メールフィルタ
メールを自動的に転送するアカウント フィルタ数
40
メール 1 通あたりの宛先数
1 通のメールの [To]、[Cc]、[Bcc] 欄のアドレス数*
メール 1 通あたり 2,000 件
外部の宛先の場合は 500 件)
POP または IMAP ユーザーが SMTP 経由で送信されたメール 1 通あたりの宛先数
「RCPT TO」コマンドで表示されるアドレス。通常、[To]、[Cc]、[Bcc] で定義した宛先の合計数と同じです*
100
Gmail APISMTP 経由で送信されたメール 1 通あたりの宛先数
「RCPT TO」コマンドで表示されるアドレス。通常、[To]、[Cc]、[Bcc] で定義した宛先の合計数と同じです*
500
GWSMO で送信されたメール 1 通あたりの宛先数
1 通のメールの [To]、[Cc]、[Bcc] 欄のアドレス数*
100
1 日あたりの総宛先数
メールアドレスはそれぞれ、メールを送信するごとにカウントされます。たとえば 10 件のアドレス宛に 5 通のメールを送信した場合は、50 件の宛先としてカウントされます*
  • 10,000
  • メールへの差し込み(旧称: マルチ送信)の場合は 1,500 通
1 日あたりの外部の宛先数
プライマリ ドメイン外のメールアドレス数。ドメイン エイリアスと代替ドメインが含まれます
3,000

1 日あたりの固有の宛先数
メールアドレス(固有の宛先)はそれぞれ、1 日 1 回のみカウントされます

  • 異なる 10 件のアドレスに 5 通のメールを送信した場合は、10 件の宛先としてカウントされます*
  • 1 件のアドレスに 5 通のメールを送信した場合は、1 件の宛先としてカウントされます*
  • 3,000
  • 外部の宛先は 2,000 件
  • 試用アカウントの場合、外部の宛先は 500 件

*ドメイン内とドメイン外の両方の宛先が対象になります

モバイル デバイスでの Gmail の送信に関する制限事項

Gmail モバイルアプリを Google Sync モードで使用している場合は、ウェブブラウザで Gmail を使用するときと同じ送信に関する制限事項が適用されます。

Gmail モバイルアプリを IMAP モードで使用している場合は、SMTP の送信制限が適用されます。

停止中の Gmail アカウントを再開する

送信制限を超えたユーザーは、アカウントが停止される可能性があります。ユーザーが送受信したメールの数を詳しく確認するには、ユーザー レポート: アプリの使用状況に記載されている Gmail 向けの手順を踏んでください。

停止中の Gmail アカウントを再開するの手順に沿って、停止中のアカウントを再開できる場合があります。

迷惑メールを送信しているユーザー アカウントは、メールの送信が恒久的に制限されることがあります。詳しくは、Google の迷惑メールや不正行為に関する規定をご覧ください。

メール送信者に対するベスト プラクティス

メールがブロックされたり、迷惑メールに分類されたりするのを防ぐには、Gmail ユーザーへのメールがブロックまたは迷惑メール扱いされないようにするためのガイドラインをご覧ください。

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