同期に関する問題

Outlook と Google Apps インターフェース間でデータを同期するときに、Google Apps Sync for Microsoft Outlook®(GAMME)で起こりうる問題の解決方法を説明します。Google Apps Sync の使用に関する情報については、Google Apps Sync ヘルプをご覧ください。

問題をすばやく診断するにはトレース ファイルGoogle Apps Sync Log Analyzer に送信してください。ほとんどの問題を送信から数分以内に識別できます。

メールの同期またはカレンダーの同期に関する問題については、以下をご覧ください。

同期全般の問題

Windows システムトレイの Google Apps Sync アイコンがオフラインを示しています

たとえばパスワードを再設定した後などは、ネットワーク接続が切断されているか、Outlook がオフライン モードに切り替わっています。

同期エラーが発生するか、同期が完全に停止します

Google Apps Sync で無制限のメールボックス サイズを選択した場合、ローカル PST ファイルが、Outlook で許可されている最大サイズ(デフォルトでは 20 GB)に達した可能性があります。この場合、エラーが発生したり、Google Apps Sync が Google Apps とまったく同期できなくなったりすることがあります。Google Apps Sync でメールボックスのサイズ上限を設定するか(ローカル メールボックスのサイズの設定を参照)、Microsoft の Outlook の(.pst)ファイルおよび(.ost)ファイル容量制限の設定方法の手順を行って、PST ファイルのサイズ上限を変更し、20 GB を超えるファイルをローカルに保存できるようにする必要があります。

フォルダをドラッグして移動した後、同期に問題が発生します

Outlook でフォルダをドラッグ&ドロップして整理すると、Google Apps Sync で同期の問題が発生することがあります。この方法でフォルダを移動して、一部のデータが同期されなくなった場合は、新しいプロフィールを作成すると、データが再び正しく同期されるようになります。

メールの同期に関する問題

ローカル Outlook PST ファイルがウェブ上の受信トレイの容量を超えています

これは、Gmail で複数のラベルを持つメールが多い場合に発生します。詳細については上記を参照してください。

同じメールが Outlook の複数のフォルダに表示されます

Gmail で複数のラベルを持つメールは Outlook の対応する各フォルダに表示されます。そのため Outlook に複数のコピーがあるように見え、ローカルのメールボックス(PST ファイル)のサイズが大きくなる場合があります。しかし、実際のメールは 1 つだけなので、そのメールを 1 つのフォルダから削除すると他のフォルダからも削除されます。

添付されている実行ファイルがどこにも表示されません

Google Apps では実行ファイル(.exe)とその他の一部のファイル形式は添付ファイルとして送受信できません。そのような添付ファイルは Outlook のインターフェースでも Gmail のインターフェースでも表示されません。


送受信できないファイル形式

「ade」、「adp」、「bat」、「chm」、「cmd」、「com」、「cpl」、「dll」、「exe」、
「hta」、「ins」、「isp」、「jse」、「lib」、「mde」、「msc」、「msp」、
「mst」、「pif」、「scr」、「sct」、「shb」、「sys」、「vb」、「vbe」、
「vbs」、「vxd」、「wsc」、「wsf」、「wsh」です。

Outlook で古いメールが表示されません(Gmail のインターフェースでは表示されます)

これはローカルのメールボックス(Outlook PST ファイル)がすべてのメールをローカルに保存できるサイズではないことが原因です。Google Apps Sync は新しいメール(デフォルトで 1 GB まで)をローカルに保存しています。Gmail のインターフェースからアクセス可能なクラウドに、その他のメール(25 GB まで)が保存されています。もっと多くのメールをローカルに保存したい場合はメールボックスのサイズ制限を(たとえば 2 GB に)増やすことができます。しかし、この方法はパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があるため通常はおすすめしていません。

Outlook のフォルダ間でメールを移動できません

これは移動先フォルダに対応する Gmail のラベルがないことが原因です。この問題を解決するには、以下のいずれかの方法をお試してください。

  • 移動先のフォルダに対応する Gmail のラベルを作成する
  • Outlook のフォルダを削除してもう一度作成するします。

下書きフォルダに直接メールを移動させるのではなく、メールを下書きとして保存するようにしてください。

同期エラーが発生するか、同期が完全に停止します

Google Apps Sync で無制限のメールボックス サイズを選択した場合、ローカル PST ファイルが、Outlook で許可されている最大サイズ(デフォルトでは 20 GB)に達した可能性があります。この場合、エラーが発生したり、Google Apps Sync が Google Apps とまったく同期できなくなったりすることがあります。Google Apps Sync でメールボックスのサイズ上限を設定するか(ローカル メールボックスのサイズの設定を参照)、Microsoft の Outlook の(.pst)ファイルおよび(.ost)ファイル容量制限の設定方法の手順を行って、PST ファイルのサイズ上限を変更し、20 GB を超えるファイルをローカルに保存できるようにする必要があります。

容量の大きいメールを送ると、遅い接続ではタイムアウトになる場合があります

遅い接続で大容量のファイル(数 MB)を添付したメールを送信すると、接続がタイムアウトになりメールは送信トレイに未送信のまま残ります。デフォルトでは、90 秒でタイムアウトになるようにハードコード化されています。Windows レジストリを修正すると、送信に 90 秒以上かかるメールに対応できるように制限時間を延長できます。具体的には、以下のキーを追加してハードコードされているタイムアウト値をオーバーライドします。

  • HKEY_CURRENT_USER\Software\Google\Google Apps Sync\Other\ResolveTimeoutSeconds > DWORD 値 = 00000030
  • HKEY_CURRENT_USER\Software\Google\Google Apps Sync\Other\ConnectTimeoutSeconds > DWORD 値 = 00000030
  • HKEY_CURRENT_USER\Software\Google\Google Apps Sync\Other\SendTimeoutSeconds > DWORD 値 = 00000600
  • HKEY_CURRENT_USER\Software\Google\Google Apps Sync\Other\ReceiveTimeoutSeconds > DWORD 値 = 00000600

注: 32 ビット版の Outlook 64 ビット版の Windows で実行している場合は、このレジストリキーを 32 ビットのアプリケーション用の適切な場所に追加する必要があります。詳細については、レジストリを使用した制限とオプションの設定の Windows レジストリを使用する手順をご覧ください。

上記の値には、タイムアウト時間を秒数で指定します。値は、ご利用の接続に応じて調整してください。これらの値をレジストリに追加する手順については、以下をご覧ください。

Windows レジストリにキーを追加する
  1. レジストリを開きます。それには、Windows の [スタート] メニューで [ファイル名を指定して実行] をクリックし、[ファイル名を指定して実行] ダイアログで「regedit」と入力します。

    (32 ビット版の Outlook を 64 ビット版の Windows で使用している場合は、[ファイル名を指定して実行] ダイアログで「%systemroot%\syswow64\regedit」と入力します。)
  2. レジストリで、HKEY_CURRENT_USER\Software\Google\Google Apps Sync\ に移動します。
  3. [編集] > [新規] > [キー] の順にクリックします。次に、キーの名前として「Other」と入力し、Enter キーを押します。
  4. 作成した Other フォルダを選択し、[編集] > [新規] > [DWORD 値] の順にクリックします。新しい値として「ResolveTimeoutSeconds」を入力して Enter キーを押します。
  5. 新しい値のフォルダを右クリックして [修正] をクリックします。[値のデータ] で希望するタイムアウト時間(例: 00000030)を入力します。
  6. 以上の手順を繰り返し、他のタイムアウト項目(上記の ConnectTimeoutSeconds、SendTimeoutSeconds、ReceiveTimeoutSeconds)についても DWORD 値を設定します。

Outlook で保存した下書きが Gmail に同期されません

残念ながら、Google Apps Sync では、メールの下書きは Gmail や Outlook を使用している他のパソコンと同期されません。下書きを作成したのと同じクライアントを使用してメールを完成してください。

送信済みメールが Outlook の [送信済みアイテム] フォルダに表示されません

Outlook のデフォルト設定では表示されることになっています。元の設定を変更している場合は、次の設定をデフォルトの設定に戻します。

  1. Outlook で [ツール] > [オプション] をクリックします。
  2. [環境設定] タブの [電子メール] で、[メール オプション] をクリックします。
  3. [送信済みアイテム フォルダにメッセージのコピーを保存する] チェックボックスをオンにします。

Outlook の [送信済みアイテム] フォルダから移動したメールが、後から同じフォルダに再び表示されます

Outlook で [送信済みアイテム] フォルダからメールを移動すると、Gmail の [送信済みメール] ラベルからも移動しますが、その変更が Gmail で維持されない場合があります。Gmail で後からメールが [送信済みメール] ラベルに再表示され、同期されて Outlook の [送信済みアイテム] フォルダに再表示されることがあります。

Gmail では、ラベルのインデックス登録は直ちに行われます。一方、Outlook では、メールの移動がインデックスに再登録されるには、次回の同期まで時間がかかる場合があります。正しく同期されるまでに、最大で 24 時間ほどかかる場合があります。

.msg ファイルや .eml ファイルを表示できません

Outlook でメールにメール(.msg または .eml ファイル)を添付しても、Microsoft Exchange を使用する受信者は添付ファイルを読み込めません。この問題を回避するには、メッセージに .msg または .eml ファイルを添付するのではなく、Outlook でメッセージそのものを転送します。

カレンダーの同期に関する問題

カレンダーの招待状が正しく同期していません

iCal 形式ではないカレンダーの招待状を受信していることが原因だと考えられます。Gmail インターフェースを調べて、招待状メールに winmail.dat ファイルが添付されていないかご確認ください。添付されている場合は、iCal を使用するように送信者が Outlook の設定を修正する必要があります。方法は次のとおりです。

  1. Outlook[ツール] > [オプション] にアクセスします。
  2. [環境設定] タブの [カレンダー オプション] をクリックします。
  3. [高度なオプション] で [インターネット経由で会議出席依頼を送信する時は、iCalendar 形式を使用する] オプションをオンにします。

Google Apps Sync をご利用の場合や、Exchange サーバーに接続している場合はこの設定ができません。

Outlook で、別のカレンダーの予定がメイン カレンダーに追加されます

メイン カレンダーに表示される予定が、実際には別のカレンダーで招待された予定である場合、メイン以外のカレンダーの新しい予定の通知を受け取るように(Google カレンダーの設定で)設定していることが原因と考えられます。その場合、Google カレンダーから新しい予定についての通知が送られるたびに、予定が実際にどのカレンダーの予定なのかに関係なく、Outlook のメイン カレンダーに予定が追加されます。Outlook では、Google カレンダーの通知はこのように処理されます。これが頻繁に問題になる場合は、メイン カレンダー以外のすべてのカレンダーについて新しい予定の通知を無効にすることをおすすめします。

Outlook の予定表の予定が間違ったタイムゾーンで表示されます

Google カレンダーのインターフェースで、タイムゾーンの設定が正しいことを確認します。それには、[設定] に移動し、[全般] タブで [現在のタイムゾーン]を設定するとともに、[カレンダー] タブでその他の各カレンダーのタイムゾーンも設定します。あなたを会議に招待するユーザーも各自のカレンダーで同様の操作を行う必要があります。詳細については、こちらをご覧ください。

今後の予定は正しいタイムゾーンで表示されます。過去の予定を正しく表示するには、Google Apps プロファイルをもう一度作成します。

終日の予定が 2 日分として Outlook の予定表に表示されます

これは Google カレンダー インターフェースでタイムゾーンが正しく設定されていないことが原因と考えられます。上記の手順で、正しいタイムゾーンを指定してください。その後、カレンダー データを削除して再同期すると、過去に設定した終日の予定がすべて修復されます。それには、Windows システムトレイの Google Apps Sync アイコンを右クリックし、[同期ステータス] ダイアログを開き、カレンダー データについてのみ [削除して再同期] オプションを選択します(色付きのカテゴリなど、予定に適用した Outlook 固有のデータはカレンダーから削除されます)。詳しくは、Outlook データの再同期や修復についてのページをご覧ください。

空き時間情報を更新すると Outlook がクラッシュします

Microsoft Outlook® 2010 を使用している場合、Microsoft の空き時間情報の修正プログラムのインストールが必要な場合があります。

Outlook で他のユーザーの空き時間情報を表示できません

Windows のレジストリ設定に問題がある可能性があります。具体的には、次のレジストリ キーが下記のように正しく設定されていることを確認してください。キーが存在しないか、下記に示す値と一致しない場合は、キーを作成して次のように編集します。

  • レジストリ キー: KEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Office\your_Outlook version\Outlook\SchedulingInformation\FreeBusySupport
  • 値の名前: SMTP
  • 値の種類: REG_SZ(文字列値)
  • 値のデータ: {0006F049-0000-0000-C000-000000000046}
Windows レジストリのこのキーを変更するには
  1. レジストリを開きます。それには、Windows の [スタート] メニューで [ファイル名を指定して実行] をクリックし、[ファイル名を指定して実行] ダイアログで「regedit」と入力します。

    (32 ビット版の Outlook を 64 ビット版の Windows で使用している場合は、[ファイル名を指定して実行] ダイアログで「%systemroot%\syswow64\regedit」と入力します。)
  2. レジストリで、KEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Office\your_Outlook_version\Outlook\SchedulingInformation\ に移動します。

    your_Outlook_version には次の値を指定します。
    • 11.0(Outlook 2003 の場合)
    • 12.0(Outlook 2007 の場合)
    • 14.0(Outlook 2010 の場合)
  3. この場所に FreeBusySupport フォルダが存在しない場合は、[編集] > [新規] > [キー] を選択します。次に、キーの名前として「FreeBusySupport 」と入力し、Enter キーを押します。
  4. FreeBusySupport フォルダを選択し、[編集] > [新規] > [文字列値] を選択します。新しい値として「SMTP」と入力し、Enter キーを押します。
  5. 新しい値のフォルダを右クリックして [修正] をクリックします。次に、[値のデータ] で、「{0006F049-0000-0000-C000-000000000046}」と入力します。

予定表、連絡先、メモ、仕事の一部のフォルダが同期されません

Outlook のトップレベルの [予定表]、[連絡先]、[メモ]、[仕事] フォルダの下にないフォルダは、Google Apps と同期されません。Outlook で新しいフォルダを作成する場合は、適切な Outlook アプリ(予定表、連絡先など)の下に作成してください。そうしないと、フォルダの内容は Google Apps と同期されません。

また、Outlook のメモはすべてトップレベルの [メモ] フォルダに作成してください。それ以外の場所(サブフォルダなど)に作成したメモは Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドと同期されません。

連絡先の同期中に競合エラーが発生します。データが同期されていない可能性や、連絡先情報が失われた可能性はありますか。

Outlook と、Google Apps または携帯端末の両方から連絡先を更新すると、競合が発生し、Google Apps Sync で連絡先の 2 つのバージョンが保存されることがあります。このエラーが発生してもデータが失われることはなく、連絡先の両方のバージョンが保存されており、どちらのバージョンを保持するか選択できます。

  1. どの連絡先に競合するバージョンがあるかを確認するには、[同期の問題] フォルダを開きます(Outlook メールでは、[移動] > [フォルダ一覧] を選択します)。このフォルダには他の問題が表示される場合もあります。
  2. Outlook で連絡先を開きます。Outlook で競合の発生を示すメッセージが表示され、どちらのバージョンを保持するか選択を求められます。

同期に関するその他の問題

他の同期に関する問題があります

まず Windows や Outlook のバージョンがシステム要件をすべて満たしているか確認します(必要に応じて更新プログラムをインストールします)。また、ホット フィックスが適用された Google Apps Sync の最新リリースを使用していることを確認します。詳しくは、最新リリースについてのページをご覧ください。

次に Microsoft の受信トレイ修復ツール(scanpst ユーティリティ)を実行して Outlook の .PST ファイルが破損していないか確認します。

他に同期に関して報告されている問題はありますか

他にも問題が報告されている可能性があります。報告されている問題の「同期とモバイル」をご覧ください。

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