Accelerated Mobile Pages(AMP)を使用すると、静的コンテンツを高速で表示するウェブページを作成することができます。一般的に、モバイル ランディング ページの読み込みが速いと、ウェブサイトの離脱率や直帰率が低下するため、コンバージョン数を増やし、広告の掲載結果を全体的に高めることができます。
Floodlight アクティビティをレポートするためのタグは通常、HTML や JavaScript のスニペットとして提供されますが、AMP の場合、「未加工」の JavaScript を組み込むことは許可されていません。その代わりに、<amp-analytics type="gtag">
タグを使って、Floodlight コンバージョンをレポートできます。また、この AMP 対応バージョンの Google タグを利用すると、コンバージョン データを Google 広告に送信し、トラッキング データを Google アナリティクスに送信することができます。
> と
という 2 つのタグが別途必要でした。
という 1 つのタグを設定するだけで、Floodlight、Google 広告、Google アナリティクスにデータを送信することができます。この記事では、Floodlight アクティビティをレポートするように amp-analytics タグを設定する方法について説明します。ただし、詳細な説明に入る前に、まず、amp-analytics タグを使用して Floodlight アクション アクティビティのコンバージョンをレポートする例を示します(Floodlight アクティビティ用のタグを生成する方法など、タグの詳細については、こちらをご覧ください)。
<head>
<script async custom-element="amp-analytics"
src="https://cdn.ampproject.org/v0/amp-analytics-0.1.js"></script>
</head>
<body>
<!-- Google タグ(gtag) - Google マーケティング プラットフォーム: 3770326 -->
<amp-analytics type="gtag" data-credentials="include">
<script type="application/json">
{
"vars": {
"gtag_id": "DC-3770326",
"config": {
"DC-3770326": {
"groups": "default"
}
}
},
"triggers": {
"FC_i_KAdR-c7_4": {
"vars": {
"event_name": "conversion",
"send_to": "DC-3770326/actions/locat304+standard"
}
}
}
}
</script>
</amp-analytics>
</body>
AMP の詳細について
AMP の詳細については、次のリンク先をご覧ください。
-
AMP とは - Accelerated Mobile Pages(AMP)プロジェクトのサイト。
-
Using AMP for your Google Ads Landing Pages - AMP ページに動的機能を追加するためのおすすめの方法が紹介されています。
サポートされている機能
<amp-analytics type="gtag">
タグからレポートされるコンバージョンは、次の検索広告 360 機能で利用できます。
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レポート:
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カスタム Floodlight 列を作成して、AMP サイト上の Floodlight アクティビティをレポートできます。
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Floodlight アクティビティ別にレポートを分割したときや、[ディメンション] タブで Floodlight アクティビティを表示したときに、AMP コンバージョンが含まれます。
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数式列に、AMP ページ上の Floodlight アクティビティを含めることができます。
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入札戦略: AMP サイト上の Floodlight アクティビティを、スマート自動入札戦略のターゲットとして使用できます。
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クロス環境コンバージョン: AMP コンバージョンのクレジットは、コンバージョン経路で使用されたデバイスに応じて、パソコン環境やモバイル環境を横断して割り当てることができます。
-
事前定義済みのアトリビューション モデルおよびデータドリブン アトリビューション(DDA)モデル: 各モデルを AMP サイト上の Floodlight アクティビティに適用することができます。DDA モデルの場合、モデルを生成時や更新時に、このようなアクティビティを含めることができます。
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オーガニック検索: Accelerated Mobile Pages で機能しますが、アトリビューション モデルのオプションは限られます。
サポートされていない機能
AMP からレポートされるコンバージョンは、次の検索広告 360 機能やキャンペーン マネージャー機能では利用できません。
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キャンペーン マネージャーのダイナミック タグ: AMP サイトに組み込むことはできません。
デフォルト ダイナミック タグを使用して第三者トラッキング サービスのタグを挿入していた場合は、その第三者事業者のサポート担当者に問い合わせて、AMP と互換性のあるタグが用意されているかご確認ください。ダイナミック タグを使用して第三者事業者タグを挿入するのではなく、第三者事業者の AMP 対応タグを AMP サイトに直接追加する必要があります。
サイト運営者タグを使用している場合は、ウェブマスターまたはアナリティクス チームに問い合わせて、代替手段が利用可能かどうかご確認ください。
グローバル スニペットとイベント スニペット
amp-analytics タグを使用して Google にデータをレポートする場合、AMP サイト内のすべてのページにタグを挿入し、gtag_id
設定変数を指定する必要があります。また、コンバージョンをレポートするページでは、タグの triggers オブジェクトにイベント スニペットを挿入します。これは、Google タグのグローバル スニペットとイベント スニペットに似ています。例をご覧ください。
複数の Google サービスで amp-analytics タグを使用する場合
amp-analytics タグは、複数の Google サービスにデータを送信するように設定することができます。たとえば、Google アナリティクスと、Google 広告コンバージョン トラッキング、検索広告 360 を併用している場合でも、サイト内の各ページに挿入するタグは、 タグ 1 つだけで済みます。各サービスの ID フィールドを
vars
オブジェクト内の config
配列に追加することで、データのルーティング方法を Google に伝えることができます。トラッキングする各コンバージョンや各イベントには、それぞれ独自のトリガーが設定されます。検索広告 360 と Google 広告の両方でコンバージョンをトラッキングする amp-analytics タグの作成方法についてご確認ください。