企業または学校の ChromeOS デバイスの管理者を対象としています。
組織内で使用されなくなった ChromeOS デバイスがある場合は、デプロビジョニングして管理対象から外す必要があります。デバイスをデプロビジョニングすると、そのデバイス上のすべてのポリシーとデバイスレベルのプリンタが削除され、デバイスをキオスクとして使用できなくなります。
デバイスの紛失または盗難が発生した場合は、他で使用されないようデバイスを無効にする必要があります。
デバイスをデプロビジョニングするタイミング
- 自動再登録を有効にしているデバイスを管理する必要がなくなった場合。
- 新しいモデルでデバイスをアップグレードまたは交換する必要がある場合。
- デバイスを売却または寄付するか、組織から完全に削除する場合。
- デバイスに欠陥があり、返品または修理する場合。
注: デプロビジョニングされていないデバイスは完全なテストおよび修復ができません。
同じモデルに交換する場合は、デプロビジョニングしたスタンドアロン デバイスに関連付けられていたライセンスを使用して、Chrome サービス ライセンス契約に準拠する他のスタンドアロン デバイスを登録できます。Chrome Enterprise Upgrade がバンドルされている ChromeOS デバイスには永久アップグレードが組み込まれており、それを別のデバイスに移行することはできません。
注: 組織内で唯一のバンドル版デバイスをデプロビジョニングし、Chrome Enterprise Upgrade や Chrome Education Upgrade などの他のアップグレードがない場合、構成済みの設定と管理対象デバイスは 90 日後にシステムから削除されます。
デバイスをデプロビジョニングまたは再登録する
デバイスをデプロビジョニングする
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管理コンソールのホームページから、メニュー アイコン [デバイス] [Chrome] [デバイス] に移動します。
- 画面上部のフィルタを使用して、デプロビジョニングするデバイスの現在のステータスを選択します。詳しくは、管理コンソールのデバイス ステータス ビューをご覧ください。
- (省略可)設定を部門やチームに適用するには、横で組織部門を選択します。手順を見る
- デプロビジョニングするデバイスの横にあるチェックボックスをオンにします。
注: 複数のデバイスを異なる理由でデプロビジョニングする場合は、理由ごとにまとめてデプロビジョニングします。 - 画面上部で、選択したデバイスをデプロビジョニングするアイコン をクリックします。
- デバイスを自動的に初期状態にリセットするかどうかを指定します。次のいずれかを選択します。
- はい。初期状態にリセットして、ユーザー プロファイル、デバイス ポリシー、登録データを含むすべてのデータを削除する。
- いいえ。既存のデータとユーザー プロファイルを維持する。
- チェックボックスをオンにして、デバイスの再登録に必要な操作を理解したことを確認します。
- デプロビジョニングする理由を選択します。ガイドラインについては、以下の表をご覧ください。
注: アカウントのアップグレード ライセンスが年間契約のみの場合、または選択したすべてのデバイスがアップグレードがバンドルされている ChromeOS デバイスである場合は、デプロビジョニングの理由を選択する必要はありません。 - [デプロビジョニング] をクリックします。
注: デプロビジョニングされたデバイスは、管理対象から外れても組織部門内に留まります。
事例 | 選択するオプション |
---|---|
デバイスを売却する、寄付する、または今後一切使用しない | 利用の終了 |
デバイスをアップグレードする、または同じデバイスの新しいモデルに交換する | 別のモデルに置き換え |
交換保証(RMA)に基づいて、元の(故障した)デバイスと同じモデルに交換する | 同じモデルに置き換え |
保証期間中に故障したデバイスを同じメーカーの新しいデバイスに交換する(特別交換保証など) | 同じモデルに置き換え |
今後 1 年以内に、ChromeOS Flex デバイスを Chromebook に交換する | ChromeOS Flex をアップグレード(移行) |
デバイスを再登録する
デバイスが修理から戻ってきた場合、または誤ってデプロビジョニングしてしまった場合は、再登録すれば対象となる別のユーザーが使用できるようになります。デバイスを再登録する前に、ユーザー用に利用可能なアップグレードがあることを確認してください。
- デプロビジョニング時にデバイスを初期状態にリセットしなかった場合は、ワイプしてください。Chromebook のデータをワイプするをご覧ください。
- デバイスを手動で登録します。ChromeOS デバイスを登録するをご覧ください。
デバイスを無効にするタイミング
デバイスの紛失や盗難が発生した場合、デバイスを無効にすることができます。デバイスを無効にしても、そのデバイスは組織に登録された状態のままであり、Chrome アップグレードを引き続き使用します。
重要: 自動再登録を有効にしていない場合、デバイスが適切に無効化されないことがあります。
デバイスを無効または再度有効にする
デバイスを無効にする
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管理コンソールのホームページから、メニュー アイコン [デバイス] [Chrome] [デバイス] に移動します。
- 画面上部のフィルタを使用して、無効にするデバイスの現在のステータスを選択します。詳しくは、管理コンソールのデバイス ステータス ビューをご覧ください。
- (省略可)設定を部門やチームに適用するには、横で組織部門を選択します。手順を見る
- 無効にするデバイスの横にあるチェックボックスをオンにします。
- 画面上部で、選択したデバイスを無効にするアイコン をクリックします。
- 次のいずれかを選択します。
- 「ロック画面」で無効にしたデバイスは、解除するまですべての使用がブロックされます。 - 管理者が管理コンソールでデバイスを再度有効にするまで、ユーザーはログインしたり、デバイスを使用したりできません。
- 「出荷時の設定にリセット」で無効にしたデバイスは、すべての使用がブロックされ、ユーザー プロファイル、デバイス ポリシー、登録データを含むすべてのデータが削除されます。 - 自動再登録が有効になっている場合、管理者が管理コンソールでデバイスを再度有効にするまで、ユーザーはログインしたり、デバイスを使用したりできません。自動再登録が無効になっている場合、デバイスをアカウントに再登録しなくても、ユーザーはデバイスを使用できます。
- [無効にする] をクリックします。
注: 返却先住所と連絡先の電話番号を含むメッセージを表示することをおすすめします。メッセージを追加する方法については、無効になっているデバイスの返却手順をご覧ください。
デバイスを再有効化する
誤ってデバイスを無効にしてしまった場合や、紛失したデバイスを見つけた場合は、デバイスを再有効化することができます。デバイスを再有効化する前に、利用可能なアップグレードがあることを確認してください。
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管理コンソールのホームページから、メニュー アイコン [デバイス] [Chrome] [デバイス] に移動します。
- 画面上部のフィルタを使用して、無効なデバイスを一覧表示します。詳しくは、管理コンソールのデバイス ステータス ビューをご覧ください。
- (省略可)設定を部門やチームに適用するには、横で組織部門を選択します。手順を見る
- 再有効化するデバイスの横のチェックボックスをオンにします。
- 画面上部で、選択したデバイスを再有効化するアイコン をクリックします。
- [有効にする] をクリックして確定します。
管理コンソールのデバイス ステータス ビュー
ステータス | デバイスに対して実行された操作 | ステータス ビューから直接実行できる操作 |
---|---|---|
プロビジョニング済み | 正常に登録済み | デプロビジョニングまたは無効化(上述の手順を参照) |
事前プロビジョニング済み | デバイスをネットワークに接続した後、ゼロタッチ登録用に準備済み | 削除または無効にする(上述の手順を参照) |
デプロビジョニング済み | デプロビジョニング済み | 直接実行できる操作はありません。上述のワイプと再登録の手順をご覧ください。 |
無効 | 無効化 | 再有効化またはデプロビジョニング(上述の手順を参照) |
停止中 | 正常に登録されているが、サブスクリプションの有効期限が切れている | デプロビジョニング |
すべて | 正常に登録済み、デプロビジョニング済み、または無効化 | 直接実行できる操作はありません。 |
注: デバイスをデプロビジョニングまたは無効化する場合は、そのデバイスをインターネットに接続して変更を適用する必要があります。この手順は、ChromeOS デバイスがデバイスのステータスをサーバーとやり取りするために必要です。