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検索広告 360 での Google 広告リマーケティング リストの使用

検索広告 360 でサポートされる Google 広告のリマーケティング リストについて

Google 広告内や検索広告 360 内で検索広告向けリマーケティング リスト(RLSA)を設定している場合、検索広告 360 内で次のことが可能です。

  • Google 広告のリマーケティング リストの内容に基づいて、検索広告をターゲティングしたり、広告を配信から除外したり、キーワードの入札単価を調整したりできます。
  • リマーケティング リストによって掲載結果にどのような影響があったかを確認できます。その掲載結果データをダウンロードして、オフラインで解析することも可能です。

キャンペーン マネージャー 360 を使用してディスプレイ広告を管理している場合は、キャンペーン マネージャー 360 にログインして、サイトで Floodlight アクティビティを完了したユーザーのオーディエンス リストを作成できます。検索広告 360 では、検索広告にも反応を示しているキャンペーン マネージャー 360 のオーディエンス リストを表示できます。たとえば、ディスプレイ広告のオーディエンスが、他のオーディエンスに比べて著しく異なるペースで有料検索のコンバージョンを生成していることが確認されたとします。この場合は、このオーディエンスに検索リマーケティング ターゲットを設定することで、検索キャンペーンの効率を高めることができる可能性があります。

たとえば、キャンペーン マネージャー 360 で「冬用ジャケット販売」ページの訪問者についてオーディエンスのデータを収集するとします。このオーディエンスが後で検索広告をクリックして、大幅に低い費用でコンバージョンに至ることが検索広告 360 で明らかになった場合は、検索リマーケティング ターゲットを使用して、このオーディエンスの入札単価を引き上げることで、コンバージョン率が上がる可能性があります。

リマーケティング リストを使用する理由

メッセージのターゲティング

見込み顧客に広告を表示する入札単価を調整したり、以前の顧客に限定して特定の広告を表示したりするために、さまざまなリマーケティング リストを作成して、こうした顧客のターゲティングに通常とは異なるメッセージや提案を設定することができます。

以前に自社のサイトを訪問したことがあるユーザーは購入を行う可能性が高いため、リマーケティング リストのメンバーがキャンペーン内のキーワードを検索する場合のターゲティングについて、入札単価を引き上げることもできます。

たとえばスポーツ シューズの会社では、リマーケティング リストのメンバーが「ブランド x の価格を比較」といったキーワードで検索する場合、入札単価を 25% 引き上げて、自社のサイトをもう一度訪問するように誘導することができます。

他にも、リマーケティング リストのメンバーをターゲットにすることで、たとえば、サイトを訪問した後コンバージョンに至らなかったユーザーに限定して、特定の広告を表示することができます。

スポーツ シューズの会社がこのような見込み顧客をターゲットにするために、自社のサイトを最近訪問した後で購入に至らなかったユーザーを記載した Google 広告リマーケティング リストを設定したとします。この場合、リスト内のユーザー向けの広告に 25% 割引を掲載できます。

リマーケティング リストのメンバーを広告の配信から除外する

サイトにアクセスしたことがない新規顧客に絞って広告を配信するために、ターゲットからリマーケティング リストのメンバーを除外することで、既存の顧客に対して広告が表示されないようにすることができます。

たとえばスポーツ シューズの会社で、新しい大規模広告キャンペーンの対象から既存顧客を除くために、リマーケティング リストをキャンペーンから除外します。そうすことで、そのキャンペーンの広告は現在の顧客に表示されなくなります。

  

検索広告 360 内で Google 広告のリマーケティング リストを使用する際の注意事項

リマーケティング リストの適用先は、キャンペーンまたは広告グループのいずれかに限られる

Google 広告キャンペーン内でリマーケティング リストを適用できるのは、キャンペーンまたは広告グループのいずれかに限られます。異なるリマーケティング リストであっても、キャンペーンと広告グループの両方のレベルに適用することはできません。ただし、一方がメンバーを除外するリストで、もう一方がターゲティングするリストの場合は除きます。つまり、キャンペーンにリマーケティング リストを適用し、そのキャンペーン内の広告グループで、別のリマーケティング リストを除外することができます。

例:

5 つの広告グループを含むキャンペーンがあり、キャンペーン内のすべての広告で、リマーケティング リスト「PrevCust」をターゲットにする場合は、キャンペーンに対して「PrevCust」リマーケティング リストを適用します。このリマーケティング リストは、すべての広告グループに継承されます。

別のリマーケティング リスト「PotentialCust」を広告グループの 1 つに適用する場合は、キャンペーンから「PrevCust」リマーケティング リストを先に削除する必要があります。削除した後、「PotentialCust」リマーケティング リストをその広告グループに適用できます。また、5 つの広告グループすべてに PrevCust リマーケティング リストを適用することも可能です。

検索広告 360 内で Google 広告のリマーケティング リストを使用して広告のターゲティングや入札単価の調整を行えるのは、検索広告の場合のみ

Google 広告では、リマーケティング リストを使用するよう検索キャンペーンとディスプレイ キャンペーンの両方を設定できますが、検索広告 360 内で管理できるのは、検索キャンペーンの Google 広告リマーケティング リストに限られます。ディスプレイ ネットワーク キャンペーンに対してリマーケティングを設定するには、Google 広告にログインする必要があります。

Google 広告内で作成できるリマーケティング リストの一部のタイプは、ディスプレイ キャンペーンにしか使用できません。使用可能なネットワークを問わず、検索広告 360 では Google 広告内で設定したすべてのリストが表示されます。そのため、検索広告 360 内でリマーケティング リストを適用できても、そのリマーケティング リストが使用されないことがあります。これは、キャンペーンのターゲット対象である広告ネットワークのタイプが有効でないからです

リマーケティング リストを使用できるネットワークは、リマーケティング リストのソースによって決まります。

リマーケティング リストが収集されたソース 使用できる広告のネットワーク
Google 検索ネットワーク
Google ディスプレイ ネットワーク

Google 検索ネットワーク

Google ディスプレイ ネットワーク

Google ディスプレイ ネットワーク

キャンペーン マネージャー 360 が収集したリマーケティング リスト(オーディエンス リスト)を検索広告 360 内で Google 広告のキャンペーンや広告グループに適用した場合、そのリマーケティング リストが使用されるのは、キャンペーンが Google ディスプレイ ネットワークをターゲットにしている場合に限られます。第三者サービスのリストは、検索広告のターゲティングや入札単価の調整には使用されません。

検索広告 360 内で作成したリマーケティング リストは Google 広告のリマーケティング リストとは異なる

検索広告 360 内で検索広告からリマーケティング リストを作成すると、ディスプレイ&ビデオ 360 または Google ディスプレイ ネットワークを通じて特定のオーディエンスにリマーケティングできます。このようなリマーケティング リストの場合、配信されたキーワードのラベルに基づいてユーザーをリマーケティング リストに追加できます。

検索広告 360 内で作成したリマーケティング リストは、検索広告のターゲティングや入札単価の調整には使用できません。

検索広告向けリマーケティング リストには、ウェブサイトにアクセスしたユーザーや対象コンバージョン アクション(ニュースレター受信の登録など)を完了したユーザーの Cookie ID のみが含まれます(Cookie ID に個人情報は含まれません)。

検索広告 360 内で Google 広告リマーケティング リストを適用する手順の概要

検索広告 360 内で Google 広告リマーケティング リストを使用する手順の概要は次のとおりです。詳細な手順については、各リンク先の記事をご覧ください。

  1. Google 広告内または検索広告 360 内で、リマーケティング リストを作成します。

  2. Google 広告内でリマーケティング リストを作成した場合は、そのリストを検索広告 360 に同期します。
    定期的にエンジンの変更内容を同期するスケジュールを設定している場合は、次の同期まで待ちます。Google 広告リマーケティング リストは、検索広告 360 との同期が完了しないと表示されません。

  3. リマーケティング リストを適用することで次の設定を行います。

Google 広告リマーケティング リストと検索広告 360 の他の機能の関係

サポートされている機能

次の検索広告 360 の機能は Google 広告リマーケティング リストに対応しています。

Google 広告リマーケティング リストに対応しない機能

 

次のステップ

 

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