[広告とアセット] と [プレースメント] のページでは、ディスプレイ広告の掲載結果を評価するための詳細な統計情報を確認できます。 この記事では、次の方法について説明します。
|
ヒント:
ディスプレイ広告の掲載結果の分析に、毎週 1 時間以上かけるようにしてください。
基本的な分析
広告が表示されているかどうかを確認する
[広告とアセット] ページで、広告が掲載されているか一時停止されているかを確認します。
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン をクリックします。
- セクション メニューで [キャンペーン] プルダウンをクリックします。
- [広告] をクリックします。
- 上部にある [表示] バーから [ディスプレイ キャンペーン] を選択します。
- [ステータス] 列では、広告が表示されているかどうかを確認できます。広告が表示されていない場合は、その理由と、問題の解決方法が表示されます。
[広告が表示された日時と場所] ページで、どのウェブサイト、動画、アプリに広告が表示されたかを確認します。
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン をクリックします。
- セクション メニューで [分析情報とレポート] プルダウンをクリックします。
- [広告が表示された日時と場所] をクリックします。
キーワード、トピック、リマーケティング、オーディエンスなどの自動ターゲティング方法を含む、すべてのプレースメントが表示されます。また、選択した手動プレースメントも表示されます。
確認事項
- 掲載効果が高いプレースメントは、入札単価を引き上げることをおすすめします。
- 他のプレースメントと比べて掲載効果が低いプレースメントは、除外することをおすすめします。特定のプレースメントに広告が掲載された理由がはっきりしない場合は、掲載結果を比較して、プレースメントを除外すべきかどうかを考えます。
注: 表示される URL の一部が完全でないことがあります。これは、URL が長すぎたり、ユーザー名やパスワードなど、そのプレースメントを閲覧しているユーザーの個人的な情報が含まれていたりする場合に起きます。この時、URL を短縮するため一部が省略されていることがあり、実際に広告が表示されたページの URL と異なる可能性があります。
例
あるアウトドア専門の企業が「高尾山ハイキング
」というキャンペーンを展開しているとします。これまでにも手動プレースメントを使用したことがあり、インプレッション数とコンバージョン数を分析して広告を掲載するサイトを他にも見つけたいと考えています。[プレースメント] ページで、これらの指標を分析できます。
プレースメント | 型 | キャンペーン | 表示回数 | コンバージョン数 |
---|---|---|---|---|
mount-takao-hikes.com | サイト | 高尾山ハイキング | 1,500 | 20 |
adventure-hikes.com | サイト | 高尾山ハイキング | 1,500 | 25 |
takao-power-drinks.com | サイト | 高尾山ハイキング | 3,000 | 2 |
hikes-for-kids.com | サイト | 高尾山ハイキング | 2,000 | 0 |
このような場合は、[広告が表示された場所] ページで、自動プレースメントである mount-takao-hikes.com
の掲載効果が高いことがわかるため、これを手動プレースメントとして追加します。一方、takao-power-drinks.com
と hikes-for-kids.com
の自動プレースメントは掲載効果が低く、掲載対象が目的のターゲット層とは違うため、除外します。
[広告とアセット] ページで広告のインプレッション数やクリック数などの成果を確認します。
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン をクリックします。
- セクション メニューで [キャンペーン] プルダウンをクリックします。
- [広告] をクリックします。
- 上部にある [表示] バーから [ディスプレイ キャンペーン] を選択します。
確認事項
- 広告ごとの掲載効果の違いを確認します。
- 掲載効果の高い広告のフォーマット(イメージ広告、動画広告、テキスト広告)を確認します。
例
「高尾山ハイキング
」キャンペーンに次の 2 つの広告があるとします。
広告 | キャンペーン | クリック数 | コンバージョン数 |
---|---|---|---|
高尾山 |
高尾山ハイキング | 150 | 20 |
ハイカー |
高尾山ハイキング | 150 | 5 |
このケースでは、「高尾山
」の広告の方が「ハイカー
」の広告よりもコンバージョン数が多いため、「ハイカー」の広告を削除します。
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン をクリックします。
- セクション メニューで [オーディエンス、キーワード、コンテンツ] プルダウンをクリックします。
- 上部のワークスペース バーから [ディスプレイ キャンペーン] を選択します。
注: 左側のナビゲーション パネルを使用する場合は、Google 広告アカウントの左上にある [表示形式を変更] をクリックします。
- キャンペーンを選択します。
- [検索キーワード] をクリックして、キーワードのパフォーマンスを確認します。
- オーディエンス セグメントとユーザー属性のパフォーマンスを確認するには、[オーディエンス] をクリックします。
- トピック / プレースメントの場合は、[コンテンツ] をクリックします。
確認事項
- 効果の低いターゲット設定やユーザー層を限定しすぎているターゲット設定は削除します。
- 最適なプレースメントや目的のユーザー層に広告が表示されているターゲット設定を特定します。
例
「高尾山ハイキング」のキャンペーンで、広告のターゲット設定に「ハイキング、キャンプ
」などの幅広いトピックを使用しているとします。しかし、トピック ターゲットに基づいて広告が表示されたプレースメントは、関連性が低いものでした。そのため、特定の顧客にアプローチするために、[オーディエンス] ページを使用することに決めました。[オーディエンス] ページで [ターゲット設定] を選択し、[アウトドア ファン] と [冒険好き] のアフィニティ カテゴリを使用します。
ヒント:
オーディエンス ターゲティングの成果を確認するには、ページメニューで [オーディエンス] をクリックし、パフォーマンス表の下部までスクロールします。オーディエンス ターゲティングに基づく指標が表示されます。詳しくは、ユーザーの興味や関心に基づいたターゲティングおよびオーディエンス ターゲティングを広告グループに追加する方法をご覧ください。
[ユーザー属性] ページで、広告が表示されているグループを見つけます。これらの統計情報は、ユーザー属性によるターゲット設定を使用していない場合でも確認できます。
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン をクリックします。
- セクション メニューで [オーディエンス、キーワード、コンテンツ] プルダウンをクリックします。
- [オーディエンス] をクリックします。
- 上部にある [表示] バーから [ディスプレイ キャンペーン] を選択します。
注: 左側のナビゲーション パネルを使用する場合は、Google 広告アカウントの左上にある [表示形式を変更] をクリックします。
- キャンペーンを選択して [年齢]、[性別]、[世帯収入]、または [子供の有無] タブをクリックすると、パフォーマンスの統計情報にアクセスできます。
- 除外設定にアクセスするには、セクション メニューの [オーディエンス、キーワード、コンテンツ] プルダウンで [コンテンツ] をクリックし、[トピックの除外] タブを選択します。
確認事項
- コンバージョン数が多いユーザー属性グループ
- コンバージョン単価が低いユーザー属性グループ
- 広告クリエイティブとターゲティング方法を使用してリーチしたい特定のオーディエンス
例
「高尾山ハイキング
」キャンペーンは、すべての年齢層に向けたツアーを宣伝しています。
年齢 | キャンペーン | クリック率 |
---|---|---|
18~24 | 高尾山ハイキング | 0.26% |
25-34 | 高尾山ハイキング | 0.20 % |
35-44 | 高尾山ハイキング | 0.16% |
45-54 | 高尾山ハイキング | 0.16% |
55-64 | 高尾山ハイキング | 0.14 % |
不明 | 高尾山ハイキング | 0.15% |
上記の例では、18~24 才の年齢層でクリック率が高いことがわかります。この年齢層のユーザーが他の年齢層のユーザーよりも広告をクリックする傾向が高くなっているため、他の年齢層に対するアピール度を高めたい場合は、広告とターゲット設定を見直します。
注:
年齢層が「不明」なユーザー層を除外すると、広告の掲載対象のユーザーも一部除外される可能性があります。
カスタムの掲載結果データとグラフ
[キャンペーン] 、[分析情報とレポート] の順にクリックすると、広告の掲載結果データを確認して分析するための新しい方法を確認できます。
レポートツールには主に次の 3 つがあります。
レポートを使用すると、さまざまなチャートや表を作成してパフォーマンス データを表示できます。数多くのカスタムの指標を組み合わせて、インプレッション数、ターゲティング、コンバージョン数などの要素を詳細に確認できます。これらのレポートは、後で参照するために保存できます。
事前定義レポート(旧 [詳細分析])では、選択した一連の指標から、基本的なパフォーマンス データを確認できます。これは詳細に絞り込むこともできます。
ダッシュボードは、最も有用なデータに 1 か所からアクセスできるように設計されています。レポートを使用して作成した保存済みのチャートや表を、ダッシュボード上の複数のペインにドラッグ&ドロップしたり、新しいチャートを作成したり、スコアカードを作成してパフォーマンス データをすばやく表示したり、メモを追加したりすることができます。