入札戦略のステータスは、その時々の自動入札戦略の状態を示します。キャンペーンの掲載結果を確認する際は、自動入札戦略が問題なく機能しているかどうかをステータスで確認し、問題があれば解決しましょう。この記事では、入札戦略の各ステータスの意味について説明します。
この動画は、Google 広告の第三者ビデオ コントリビューターによって送信されています。この動画で宣伝されている商品やサービスは、Google が推奨するものではありません。このプログラムの詳細については、こちらをクリックしてください。
ご希望の言語の字幕を表示するには、YouTube の字幕をオンにしてください。動画プレーヤーの下部にある [設定] アイコン
で [字幕] を選択し、言語を選択します。
はじめに
まだ自動入札戦略を設定していない場合は、まず自動入札機能についてをご覧になり、お客様に最適の自動入札戦略をご検討ください。入札戦略のステータスを確認する場所がわからない場合は、入札戦略のステータスを確認するをご覧ください。
注: ホテル キャンペーンでは、入札戦略のステータスは表示されません。
入札戦略のステータスを確認する
ポートフォリオ入札戦略のステータスを確認する方法
- Google 広告の管理画面で [ツール] アイコン
をクリックします。
- セクション メニューで [予算と入札単価] プルダウンをクリックします。
- [入札戦略] をクリックします。
- [ステータス] 列には、ポートフォリオ入札戦略のステータスが表示されます。
- テキストにカーソルを合わせると、ステータスの詳細が表示されます。詳しくは、入札戦略のステータスについてご確認ください。
標準入札戦略またはポートフォリオ入札戦略のステータスを確認する方法
- Google 広告の管理画面でツールアイコン
をクリックします。
- セクション メニューで [予算と入札単価] プルダウンをクリックします。
- [入札戦略] をクリックします。
- [ステータス] 列のテキストにカーソルを合わせ、[入札戦略レポートを表示] をクリックします。
[入札戦略タイプ] 列には、ポートフォリオ入札戦略でない場合でもキャンペーンの入札戦略が表示されます。[入札戦略タイプ] 列が見当たらない場合は、表の上の表示項目アイコン

、[表示項目の変更] の順にクリックし、[属性] カテゴリで [入札戦略タイプ] を選択すると有効にできます。
入札戦略のステータス
無効
入札戦略が無効です。理由は以下のとおりです。
- キャンペーンが一時停止されているか、この入札戦略が適用されているキャンペーンがない。
- この戦略を使用しているすべてのキーワードや広告が一時停止されている。
- 前払い残高がなくなっている。
有効
入札戦略が有効な状態であり、掲載結果を最適化するように入札単価が設定されています。変更の必要はありません。
学習中
入札戦略に変更を加えた場合、Google 広告による入札単価の最適化にともない、掲載結果にわずかな変動が生じることがあります。その場合は、ステータスが「学習中」になります。ステータスにカーソルを合わせると、入札戦略のステータスが「学習中」になっている理由を確認できます。理由は次の 4 つのうちのいずれかに該当します。
- 新しい戦略: この入札戦略は最近作成されたか、再度有効になりました。入札単価の最適化に向けて調整中です。
- 設定の変更: 入札戦略の設定が変更されました。入札単価の最適化に向けて調整中です。
- 構成要素の変更: キャンペーンや広告グループ、またはキーワードが、入札戦略に追加または入札戦略から削除されました。入札単価の最適化に向けて調整中です。
詳細: キャンペーンの学習期間とそれに影響を与える要因について
次のステップ
引き続き、アカウントは通常どおりご利用いただけますが、ステータスが「学習中」の間は主要な指標が一定しないため、学習期間が終わってから掲載結果を測定してください。
制限付き
次の 4 つの理由のいずれかが原因で、入札戦略が制限されています。[ステータス] 列のステータスにカーソルを合わせると、入札戦略が制限されている原因を確認できます。
利用可能な検索ボリュームにより、入札戦略が制約されています。広告を表示できる検索の件数が限られています。
次のステップ
広告枠によって入札戦略が制約を受けている場合は、関連性の高いキーワード、
動的検索広告、インテント マッチ キーワード、またはその他のターゲティング方法を導入して、ターゲティングを拡大することができます。
入札単価が上限または下限に達しているため、入札単価が十分に最適化されていません。
たとえば、入札の 95% が入札単価の上限により制約を受けている場合、入札の 95% で高い入札単価を設定しようとしたものの、上限入札単価の指定により、設定できなかったことを意味します。
次のステップ
ご使用の入札戦略で期待に沿う結果が得られていない場合は、入札単価の上限を上げたり、入札単価の下限を下げたりできます。
この戦略を使用しているキーワードの多くは、
予算制限を受けています。その結果、目標達成に十分な額まで入札単価が引き上げられていない可能性があります。
次のステップ
この戦略に関連付けられた予算を増やしてください。詳しくは、
1 日の平均予算を最適化する方法をご覧ください。
入札戦略
入札戦略による制限 - キャンペーンにのみ適用されます。
入札戦略は現在制限されています。完全に自動化された入札戦略を使用することで、より効率的に入札し、さらに多くのコンバージョンやさらに高いコンバージョン値を獲得したり、コンバージョン目標に向けて最適化したりできます。
次のステップ
入札戦略が制限されている場合は、完全に自動化された入札戦略を使用するように入札戦略をアップグレードすることで、現在と同程度のコンバージョン単価でより多くのコンバージョンを獲得するか、現在と同程度の広告費用対効果でより高いコンバージョン値を獲得することをご検討ください。お客様のキャンペーンに適した最適化案が、キャンペーンの [ステータス] 列に直接表示されます。
設定が不適切(最大化入札戦略での予算の共有)
「クリック数の最大化」入札戦略、「コンバージョン数の最大化」入札戦略、「コンバージョン値の最大化」入札戦略では、1 日の平均予算で掲載結果(クリック数、コンバージョン数、コンバージョン値)を最大化するように入札単価が自動的に設定されます。こうした戦略が他の入札戦略と予算を共有している場合、入札戦略のステータスに「設定が不適切」と表示されることがあります。この問題を回避するには、同じ共有予算の対象キャンペーンすべてに同一のポートフォリオ入札戦略を適用する必要があります。「設定が不適切」のステータスになる可能性がある場合と、それぞれの問題に対処する方法は、以下のとおりです。
標準の入札戦略(キャンペーン単位)が正しく設定されていない
標準の入札戦略のステータスが「設定が不適切」になっている場合、そのキャンペーンは同じポートフォリオ入札戦略に属していないキャンペーンと予算を共有しています。この問題を解決するには、キャンペーンから共有予算を削除するか、共有予算の対象キャンペーンすべてを 1 つのポートフォリオ入札戦略に追加してください。
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン
をクリックします。
- [キャンペーン] プルダウン メニュー、[キャンペーン] の順にクリックします。
- 入札戦略レポートに移動します。詳しくは、入札戦略レポートを表示する方法をご覧ください。
- [修正] をクリックします。
- キャンペーンの表に、共有予算の対象キャンペーンすべてが表示されます。
- [キャンペーン] 列の最上部にあるチェックボックスをオンにして、すべてのキャンペーンを選択します。
- [編集] をクリックし、[入札戦略を変更] を選択します。
- プルダウンから、次のいずれかを選択してキャンペーンを 1 つのポートフォリオ入札戦略に追加します。
- クリック数の最大化
- コンバージョン数の最大化
- コンバージョン値の最大化
- [ポートフォリオ戦略を使用する] をクリックし、[新しいポートフォリオ戦略を作成する] を選択します。選択した戦略に基づいて名前とオプションを設定します。
- [適用] をクリックします。
注: ポートフォリオ入札戦略には複数の共有予算が存在することがありますが、同じ共有予算を使用しているキャンペーンには同一のポートフォリオ入札戦略を適用する必要があります。キャンペーンから共有予算を削除することもできます。詳しくは、
共有予算を削除する方法をご覧ください。
ポートフォリオ入札戦略のステータスが「設定が不適切」になっている場合、その入札戦略は他の入札戦略が適用されているキャンペーンと予算を共有しています。この場合、こうしたキャンペーンを共有予算から削除するか、ポートフォリオ入札戦略に追加する必要があります。
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン
をクリックします。
- [キャンペーン] プルダウン メニュー、[キャンペーン] の順にクリックします。
- 入札戦略レポートに移動します。詳しくは、入札戦略レポートを表示する方法をご覧ください。
- [修正] をクリックします。
- キャンペーンの表に、共有予算の対象キャンペーンすべてが表示されます。
- [キャンペーン] 列の最上部にあるチェックボックスをオンにして、すべてのキャンペーンを選択します。
- [編集] をクリックし、[入札戦略を変更] を選択します。
- プルダウンから、次のいずれかを選択してキャンペーンを 1 つのポートフォリオ入札戦略に追加します。
- クリック数の最大化
- コンバージョン数の最大化
- コンバージョン値の最大化
- [ポートフォリオ戦略を使用する] をクリックし、[既存のポートフォリオ戦略を使用する] を選択します。「設定が不適切」になっていた元のポートフォリオ戦略を選択します。
- [適用] をクリックします。
設定が不適切(コンバージョン設定)
自動化されたコンバージョン ベースの入札戦略(目標コンバージョン単価、目標広告費用対効果、コンバージョン数の最大化)では、広告主様のコンバージョン履歴をもとに、オークションごとに入札単価の精密な最適化を行いますが、適切なコンバージョン アクションが設定されていない場合、入札戦略の自動入札の精度に悪影響を及ぼし、コンバージョン数が伸びないことがあります。
コンバージョン トラッキングの設定によって入札戦略の効果が妨げられるケースの例と、それぞれの解決方法は以下のとおりです。
注: クロスアカウント コンバージョン トラッキングを使用している場合、この問題を解決する作業は Google 広告クライアント センター(MCC)アカウントで行う必要があります。
アプリ インストールのコンバージョン アクションが設定されていない
入札戦略ではアプリのインストールの促進が目標となっていますが、それに対応するコンバージョン アクションが設定されていません。
次のステップ
Android または
iOS 向けにアプリ インストールのコンバージョン アクションを設定します(未設定の場合)。モバイルアプリ用コンバージョン トラッキングの設定が済んでいる場合、コンバージョン データを入札戦略で利用できる状態になっているかどうか調べるため、次の設定を確認します。
コンバージョン アクションが有効になっていることを確認する
- Google 広告の管理画面で [目標] アイコン
をクリックします。
- [コンバージョン] プルダウン メニューをクリックし、[概要] をクリックします。
- コンバージョン アクションを選択し、そのステータスを確認します。
- コンバージョン アクションが有効であれば、緑色の丸が表示されます。
- コンバージョン アクションが削除済みの場合は赤い X が表示されます。有効にするには、[編集] をクリックして [有効] を選択します。
[コンバージョン列に含める] がオンになっていることを確認する
- Google 広告の管理画面で [目標] アイコン
をクリックします。
- [コンバージョン] プルダウン メニューをクリックし、[概要] をクリックします。
- コンバージョン アクションの名前をクリックして、[コンバージョン列に含める] 設定を見つけます。
- [コンバージョン列に含める] が「はい」になっている場合、変更は不要です。
- [コンバージョン列に含める] が「いいえ」になっている場合、設定を「はい」に変更する必要があります。
[コンバージョン列に含める] 設定の詳細
入札戦略では広告経由の通話の促進が目標となっていますが、それに対応するコンバージョン アクションが設定されていません。
次のステップ
広告経由の通話数をトラッキングするよう、コンバージョン トラッキングを設定します(未設定の場合)。コンバージョン トラッキングで広告経由の通話数をトラッキングするよう設定済みの場合、コンバージョン データを入札戦略で利用できる状態になっているかどうか調べるため、次の設定を確認します。
コンバージョン アクションが有効になっていることを確認する
- Google 広告の管理画面で [目標] アイコン
をクリックします。
- [コンバージョン] プルダウン メニューをクリックし、[概要] をクリックします。
- コンバージョン アクションを選択し、そのステータスを確認します。
- コンバージョン アクションが有効であれば、緑色の丸が表示されます。
- コンバージョン アクションが削除済みの場合は赤い X が表示されます。有効にするには、[編集] をクリックして [有効] を選択します。
[コンバージョン列に含める] がオンになっていることを確認する
- Google 広告の管理画面で [目標] アイコン
をクリックします。
- [コンバージョン] プルダウン メニューをクリックし、[概要] をクリックします。
- コンバージョン アクションの名前をクリックして、[コンバージョン列に含める] 設定を見つけます。
- [コンバージョン列に含める] が「はい」になっている場合、変更は不要です。
- [コンバージョン列に含める] が「いいえ」になっている場合、設定を「はい」に変更する必要があります。
[コンバージョン列に含める] 設定の詳細
ウェブサイト コンバージョン アクションが設定されていない
入札戦略ではウェブサイト コンバージョンの促進が目標となっていますが、それに対応するコンバージョン アクションが設定されていません。
次のステップ
ウェブサイトでのコンバージョン トラッキングを設定します(未設定の場合)。すでにウェブサイトでのコンバージョン トラッキングを設定済みの場合、コンバージョン データを入札戦略で利用できる状態になっているかどうか調べるため、次の設定を確認します。
コンバージョン アクションが有効になっていることを確認する
- Google 広告の管理画面で [目標] アイコン
をクリックします。
- [コンバージョン] プルダウン メニューをクリックし、[概要] をクリックします。
- コンバージョン アクションを選択し、そのステータスを確認します。
- コンバージョン アクションが有効であれば、緑色の丸が表示されます。
- コンバージョン アクションが削除済みの場合は赤い X が表示されます。有効にするには、[編集] をクリックして [有効] を選択します。
[コンバージョン列に含める] がオンになっていることを確認する
- Google 広告の管理画面で [目標] アイコン
をクリックします。
- [コンバージョン] プルダウン メニューをクリックし、[概要] をクリックします。
- コンバージョン アクションの名前をクリックして、[コンバージョン列に含める] 設定を見つけます。
- [コンバージョン列に含める] が「はい」になっている場合、変更は不要です。
- [コンバージョン列に含める] が「いいえ」になっている場合、設定を「はい」に変更する必要があります。
[コンバージョン列に含める] 設定の詳細