Google は、Google AI を有効に活用していただけるよう、ビジネスにとって何が重要か（あるいは何が重要でないか）を P-MAX の設定に反映しやすくしたいと考えています。本日は、複数のチャネルで成果を向上させるための新たな方法をご紹介します。今回の機能向上により、単一チャネルのキャンペーンから P-MAX の統合型キャンペーン戦略にシフトして、投資収益率の向上と複数チャネルでのパフォーマンスの全面的な最適化を図る広告主様が増えています。また、要件を満たす広告主様向けに、動的検索広告（DSA）キャンペーンと Google ディスプレイ キャンペーンを P-MAX に簡単にアップグレードできるセルフ アップグレード ツールもリリースいたします。
検索でキーワードレス AI テクノロジーを最大限に活用
P-MAX では先月、キャンペーン単位でのブランド除外設定が全面的に利用可能になりました。これにより、特定のブランドに言及または関連するトラフィックで、キャンペーンの検索広告とショッピング広告が配信されるのを防ぐことができます。また、ページフィードを使用して検索広告枠の成果をより細かく管理することもできます。トラフィックの誘導先となるランディング ページ URL を、アセット グループ単位で指定するか、キャンペーン単位で除外できます。
動的検索広告キャンペーンを P-MAX にアップグレードすると、現在と同程度のコンバージョン単価または広告費用対効果でコンバージョン数とコンバージョン値が平均で 15% 以上増加します1。既存の P-MAX キャンペーンがある場合でも、こうしたパフォーマンスの向上が得られます。
要件を満たした広告主様は、最適化案ページから、ツールを使用し、簡単な手順に沿って単一チャネルの動的検索広告を P-MAX にセルフ アップグレードできます。
注
動的検索広告は引き続きご利用いただけます。
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「Shopee では、ユーザーにより良いサービスを提供するためにプラットフォームとサービスを改善する新たな手法を常に模索しています。P-MAX にアップグレードしたことで最新のキーワードレス AI テクノロジーを活用できるようになり、検索の成果向上を実現できました。従来より 5% 低いコンバージョン単価でコンバージョン数が 11% 増加しました。これにより、ユーザーと販売者をつなぐ効果的なキャンペーンを実施できるようになり、全体的なショッピング体験が向上しています。」 |
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「動的検索広告キャンペーンを P-MAX に移行することで、Google の最新の広告ツールとベスト プラクティスを活用できるようになりました。新たにアップグレードされたキャンペーンでは、オーディエンス シグナルの活用、新しい広告枠のテスト、「新規顧客の獲得」目標を重視した入札、ユーザーの意向に合わせた広告コピーの調整といった新しい機能を利用できます。アップグレード ツールを使えば、大規模なユーザーの移行も簡単にできると考えています。」 |
P-MAX にアップグレードすると、商品在庫に基づく広告配信などの新機能を利用できるようになります。実際の商品在庫状況に基づいて広告配信の判断が自動的に行われるため、在庫切れ商品のページが検索広告で配信されることはなくなります。お客様側での作業は必要ありません。P-MAX の Google AI では、キャンペーンのクリエイティブ アセットが、コンバージョンに至る可能性が高い検索語句をより多く検出するための有益なシグナルとして使用されます。これは、ランディング ページのコンテンツが少ない場合や最小限の場合に特に有効な機能です。
さらに、自動作成アセットを使用すると、検索広告全体がユーザーの意図に合わせてカスタマイズされます。また、まもなく、自動的作成テキスト アセットもアセット レポートの表に表示されるようになります。必要に応じてテキスト アセットを削除できるようになるため、より細かい管理が可能になります。
さまざまな検索語句がどのように成果につながっているかを確認するには、Google 広告の分析情報ページで検索語句に関する分析情報を確認します。ここでも、検索カテゴリの追加や、期間を適用して分析情報をダウンロードできる機能の追加など、さまざまな機能向上が行われています。これらの分析情報も、Google Ads API を介してまもなく利用できるようになります。
AI を活用したディスプレイ キャンペーンを次のレベルに引き上げる
AI を活用した機能を使用しているディスプレイ広告主様は、P-MAX を使用して複数のチャネルで成果をさらに向上させることができます。
Google ディスプレイ キャンペーンを P-MAX にアップグレードすると、現在と同程度またはそれ以下のコンバージョン単価でコンバージョン数が平均で 20% 以上増加します2。既存の P-MAX キャンペーンがある場合でも、こうしたパフォーマンスの向上が得られます。
P-MAX を使えば、ディスプレイやそれ以外のさまざまなチャネルで価値の高いオーディエンスに効率的にリーチできます。 オーディエンス シグナルを使用して、最も重要なオーディエンスに関する情報を共有することで、パフォーマンスを細かく調整できます。その一方で Google AI により新しいオーディエンスの発掘も継続して行われます。
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「ディスプレイ キャンペーンを P-MAX にアップグレードしたことで、これまでにない成果を達成できました。具体的には、健全なコンバージョン単価を維持しながら、コンバージョン数を 47% も増やすことができました。この成果の要因は、P-MAX によって関連性の高い広告を幅広いオーディエンスに表示できること、P-MAX の Google AI により各種チャネルでキャンペーンをリアルタイムで最適化できることにあります。」 |
オーディエンス戦略の改善に役立つその他の方法
P-MAX では、キャンペーンに直接組み込まれた目標（「新規顧客の獲得」目標など）を選択して、オーディエンス戦略を簡単に実装することもできます。今年中に、既存顧客の維持に役立つ新しい再エンゲージメント目標を P-MAX に導入する予定です。複雑なユーザーリストと除外を手動で管理するのではなく、新規顧客と既存顧客が自動的に区別される Google の機能を利用できるようになります。さらに精度を高めるために、カスタマー マッチ リストの自社データと Google タグをこの機能と組み合わせることも可能です。
お客様は、データを提供して AI の学習精度を高めると同時に、ユーザーとパフォーマンスに関する新たな情報も見つけることができます。オーディエンス分析を使用すると、コンバージョン率が最も高いユーザーを確認できます。アセット オーディエンス分析では、それらのユーザーが最も関心を示しているアセットが示されます。
対象の広告主様は、最適化案ページまたはアカウント通知に表示されているツールと手順を使用して、Google 広告内で簡単に Google ディスプレイ キャンペーンを P-MAX にセルフ アップグレードできます。
注
Google ディスプレイ キャンペーンは引き続きご利用いただけます。
キャンペーンのアップグレードに関するベスト プラクティス
対象のキャンペーンは、ツールを使ってセルフ アップグレードの手順に沿ってアップグレードすることをおすすめします。これにより、P-MAX キャンペーンを正しく設定し、早い段階から高い成果を得ることができます。アップグレードした各キャンペーンは別の新しい P-MAX キャンペーンとなりますが、以前のキャンペーンの設定と学習内容が使用されるため、一貫したパフォーマンスが維持されます。
新しい P-MAX キャンペーンを作成したり、既存の P-MAX キャンペーンに予算を振り替えたりしてキャンペーンを手動でアップグレードする場合は、アップグレードの前後でキャンペーン設定に一貫性を持たせてください。詳しくは、キャンペーンの統合をご覧ください。
注
コンバージョン数と予算が十分にある一部のキャンペーンでは、テストを使用して、動的検索広告キャンペーンまたはディスプレイ キャンペーンを P-MAX にアップグレードした場合の効果を測定する A/B テストを実施できます。
P-MAX では、さまざまなチャネルで価値の高いユーザーを見つけ、ビジネスの成果を高めていただけるように、引き続き Google AI テクノロジーをフル活用していきます。P-MAX キャンペーンを設定して成果を得るためのベスト プラクティス ガイドをご覧ください。
投稿者: 検索広告担当ディレクター Brandon Ervin、ディスプレイ広告担当ディレクター Jyoti Vaidee
1. Google データ、グローバル、Google 広告、2022 年 12 月～2023 年 1 月
2. Google データ、グローバル、Google 広告、2023 年 5 月
