次世代の Google アナリティクスのご紹介
2020 年 10 月 14 以降、Google アナリティクス 4 プロパティ(旧称「アプリ + ウェブ プロパティ」)がプロパティ新規作成時のデフォルトになりました。ユニバーサル アナリティクスは前世代の Google アナリティクスで、2020 年 10 月 14 日より前までは、ウェブサイトのデフォルトのプロパティ タイプでした。詳細
2023 年のリリース
- 2023 年 5 月 17 日
- 2023 年 5 月 2 日
- 2023 年 4 月 19 日
- 2023 年 4 月 17 日
- 2023 年 4 月 12 日
- 2023 年 4 月 6 日
- 2023 年 4 月 3 日
- 2023 年 3 月 22 日
- 2023 年 3 月 16 日
- 2023 年 3 月 14 日
- 2023 年 3 月 1 日
- 2023 年 2 月 15 日
- 2023 年 1 月 30 日
- 2023 年 1 月 10 日
2023 年 5 月 17 日
Google アナリティクス 4 のオーディエンス作成ツールの複数の改善点
オーディエンス作成ツールが更新され、オーディエンスをより柔軟に作成し、管理できるようになりました。今回の更新により、オーディエンス作成ツールで新しいディメンションと指標が使用できるようになり、イベント値とイベント数を制御するオプションが改善され、2 つの日付を含む範囲で一致させるオプションが追加されます。
オーディエンス作成ツールの新しいディメンションと指標
Google アナリティクス 4 のオーディエンス作成ツールの新しいディメンションと指標を使用して、オーディエンスを作成できるようになりました。この追加機能により、ユニバーサル アナリティクスのオーディエンス作成ツールとの主な機能の相違が解消されます。オーディエンス作成ツールの新しいディメンションと指標は以下のとおりです。
- アイテム スコープのディメンション
- アイテム ID
- アイテムのアフィリエーション
- アイテムのブランド
- アイテムのカテゴリ
- アイテムのカテゴリ 2
- アイテムのカテゴリ 3
- アイテムのカテゴリ 4
- アイテムリスト名
- アイテム名
- アイテム プロモーション ID
- アイテムのバリエーション
- アイテム スコープの e コマースの指標
- アイテムの収益
- カートに追加されたアイテム数
- 決済されたアイテム数
- 購入されたアイテム数
- リストで閲覧されたアイテム数
- イベント スコープの e コマースの指標
- アイテムリストのクリック イベント数
- セッション ベースの指標
- エンゲージメントの少ないセッション
エンゲージメントの少ないセッション
新しい指標「エンゲージメントの少ないセッション」が導入されました。この指標を使用して、ウェブサイトまたはアプリを利用しなかったユーザーを特定できます。たとえば、過去 5 日間に「エンゲージメントの少ないセッション」が 4 回以上のユーザーで構成されるオーディエンスを作成できます。ユーザーを特定したら、そのユーザーに広告を表示して再度アクセスするよう促すことができます。たとえば、小売店の場合、予定されているセールやイベントを強調する広告コピーを使用できます。
イベント値を単独で使用する
これまでは、たとえばイベント値が 50 を超える「イベント X」を完了したユーザーのみを探す目的などで、特定のイベントを変更する場合にのみイベント値パラメータを使用できました。
今後は、特定のイベントにスコープを設定せずに、イベント値を単独で使用できるようになりました。たとえば、値が 50 を超える任意のイベントがあるユーザーで構成されるオーディエンスを作成できます。
イベント数に使用できる演算子の全セット
イベント数の指標を使用してオーディエンスを作成するために使用できる演算子が拡張されました。これまでは、「次の値より大きい」(>)、「次の値より小さい」(<)、「等しい」(=)しか使用できず、また [直近の期間] を選択した場合にしか使用できませんでした。
今回、以下を追加することで、演算子の全セットが導入されました。これらは、[いずれかの時点で] と [直近の期間] のどちらを選択しても使用できます。
- 次の値以上(>=)
- 次の値以下(<=)
- 次に等しくない(!=)
期間での一致
日付に「期間のマッチタイプ」というオプションを導入しました。たとえば、ブラック フライデーにウェブサイトにアクセスしたユーザーで構成されるオーディエンスを作成し、翌年のブラック フライデーに向けてユーザーに広告を表示できます。開始日と終了日はマッチに含まれるため、11 月 24 日から 11 月 26 日の範囲には 24 日、25 日、26 日が含まれます。
2023 年 5 月 2 日
目標到達プロセス レポート
カスタムの目標到達プロセス レポートを作成して、ユーザーがタスクを完了するまでのステップを確認し、離脱したユーザー数をステップごとに評価できるようになりました。このアップデートにより、特定のビジネス目標に合わせて柔軟に目標到達プロセスを作成し、レポートでそれらの情報を参照できるようになります。詳細
また、Google アナリティクスでユーザーの購入経路に関するレポートも利用できるようになりました。このレポートでは、購入の目標到達プロセス(新しいセッションの開始から購入の完了まで)の各ステップで離脱したユーザーの数を確認できます。詳細
2023 年 4 月 19 日
ホームページへの機能追加
Google アナリティクス 4 プロパティでは、ホームページに次の新機能が追加されました。
新規ユーザー向けチュートリアル
Google アナリティクス 4 を初めて利用するユーザーのために、新しいプロパティを使用する際の主なコンセプトと設定を紹介する短いチュートリアルをホームページに追加しました。
ホームページ上部の新しいバナー
Google アナリティクスのデータを使用して広告を掲載する編集者と管理者に対して、ホームページの上部に [Google 広告の設定を確認] というバナーが表示されるようになりました。このバナーには、Google アナリティクス 4 データを基に入札するために完了する必要がある主なタスクが表示されます。設定アシスタントですべてのタスクに完了マークを付けると、バナーが消えます。
おすすめセクションの更新
[おすすめ] セクションに、すべての Google アナリティクス プロパティでよく使用される(Google アナリティクス 4 の新規ユーザーに役立つ)カード、および繰り返し利用されているカードが表示されるようになりました。
おすすめ、分析情報、最適化案を閉じる
[おすすめ] または [分析情報と最適化案] に、お客様にとって関連性が低いカードが表示された場合は、低評価ボタンをクリックしてカードを閉じることができます。いただいたフィードバックは、Google アナリティクス ホームページの精度向上に役立てさせていただきます。
低評価のフィードバック ボタンをクリックすると、カードはホームページから削除され、その後 30 日間は再び表示されなくなります。フィードバック ボタンをクリックした後に表示されるフィードバック フォームを送信しなかった場合、そのカードはセッションが終わるまで表示されたままになりますが、それ以降のセッションでは削除されます。
すべての分析情報と最適化案(削除した分析情報を含む)には、分析情報のハブから引き続きアクセスできます。
設定アシスタントにどこからでもアクセス可能
Google アナリティクス 4 プロパティでは、各ページの右下にアクション ボタンが追加されました。ボタンにカーソルを合わせると、設定アシスタントで完了としてマークしたタスクの数が表示されます。このボタンをクリックすると設定アシスタントが開くため、そこで主な設定作業を完了できます。
2023 年 4 月 17 日
Google 広告にインポートされたウェブ コンバージョンのアトリビューションをアップグレード
Google 広告で、クロスチャネルのウェブ コンバージョンに対する小数値の貢献度が Google アナリティクス 4 プロパティからインポートされるようになりました。これにより、測定の精度が向上してより効果的に最適化できます。
これまでウェブ コンバージョンは、クロスチャネルのラストクリックを基準として Google アナリティクス 4 からインポートされた後、Google 広告で、お客様が Google 広告アカウントで選択したアトリビューション モデルに基づいて貢献度が割り当てられていました。つまり、ラストクリックが Google 広告からのものでない場合、そのコンバージョンは Google 広告にインポートされていませんでした。今回のアップグレードにより、クロスチャネルのコンバージョンに対する小数値の貢献度が(間接的ラストクリックが Google 広告からのものでなかった場合でも)Google 広告にインポートされるようになりました。たとえば、インポートされたコンバージョン アクションにデータドリブン アトリビューションが選択されている場合、Google アナリティクス 4 レポートに表示される小数値の貢献度はすべて、最後のタッチポイントに関係なく Google 広告にインポートされます。
2023 年 4 月 12 日
コンバージョンのカウント方法
Google アナリティクス 4 プロパティのコンバージョン イベント設定で、コンバージョンの新しいカウント方法を指定できるようになりました。[イベントごとに 1 回](推奨)、または [セッションごとに 1 回](従来版)を選択できます。通常は [イベントごとに 1 回] を選択します。Google アナリティクス 4 のコンバージョン数と、対応するユニバーサル アナリティクス プロパティのコンバージョン数を一致させる必要がある場合は、[セッションごとに 1 回] を選択します。
2023 年 4 月 6 日
アトリビューション モデル「ファースト クリック」、「線形」、「減衰」、「接点ベース」のサポート終了
Google アナリティクスでは、アトリビューション レポート、プロパティ レベルのレポートモデル設定、Admin API から、「ファースト クリック」、「線形」、「減衰」、「接点ベース」のアトリビューション モデルが廃止されます。5 月より、新しく作成されたプロパティでこれらのモデルを選択できなくなります。その後 9 月より、他のすべてのプロパティでこれらのモデルのサポートが終了します。クロスチャネルのデータドリブン アトリビューション、クロスチャネルのラストクリック、広告優先のラストクリックは、引き続き使用できます。
ルールベースのアトリビューション モデルでは、事前定義されたルールに基づいて、各広告タッチポイントに価値が割り当てられます。しかしこの方法は、進化するカスタマー ジャーニーに適応するための柔軟性に欠けています。データドリブン アトリビューションでは、高度な AI を使用することで、各タッチポイントがコンバージョンに与える影響を把握します。これらを考慮し、Google アナリティクス 4 と Google 広告では、データドリブン アトリビューションをデフォルトのアトリビューション モデルとすることになりました。その結果、Google アナリティクス 4 における「ファースト クリック」、「線形」、「減衰」、「接点ベース」のアトリビューション モデルはご利用いただけなくなります。
Google アナリティクス 4 のアトリビューションの詳細
2023 年 4 月 3 日
正規表現を使用してイベントを変更、作成する
Google アナリティクス 4 に、Google アナリティクスでイベントを作成または変更する際に使用できる 2 つのオプションが新たに追加されました。新しいオプションを使用すると、正規表現を使ってウェブデータ ストリームのコンバージョンを定義できます。この更新により、正規表現が使用されているリンク先とイベントの目標を、ユニバーサル アナリティクスから Google アナリティクス 4 に移行できるようになりました。
2023 年 3 月 22 日
アカウントで使用できるプロパティ数の増加とサブプロパティ数の上限
Google アナリティクスでは、アカウントに設定可能なプロパティの数が、以前のデフォルト値の 100 から 2,000 に増えました(詳細)。この変更により、プロパティをより柔軟に整理できるようになり、プロパティ数の増加をサポートに依頼する必要がなくなります。また、1 つのプロパティで使用できるサブプロパティ数の上限が新たに設定されました(詳細)。この上限は 400 に設定されていますが、サポートに依頼して増やすことができます。依頼の内容は精査され、個別に承認されます。
2023 年 3 月 16 日
アイテム スコープのカスタム ディメンション
Google アナリティクスで、ウェブサイトまたはアプリの e コマース イベントからの商品アイテム単位のカスタム パラメータが処理されるようになりました。カスタム パラメータは、カスタム ディメンションとして登録され、データ探索で使用できます。
アイテム スコープのカスタム パラメータを使用すると、デフォルトで提供される事前定義済みパラメータで収集できるデータ以外にも、ウェブサイトまたはアプリのアイテムに関するより多くの情報を収集できます。たとえば、アイテム スコープのカスタム パラメータを送信して、商品アイテムの色、サイズ、商品評価、在庫状況に関する情報を収集できます。
カスタム ディメンションとして登録できるアイテム スコープのカスタム パラメータ数は、標準プロパティの場合は 10 個まで、アナリティクス 360 プロパティの場合は 25 個までです。
2023 年 3 月 14 日
「円周率の日」を楽しみましょう
カスタム チャネル グループ
カスタム チャネル グループをゼロから作成するか、Google のデフォルト チャネル グループを基に作成することで、独自のチャネルを作成したりカスタマイズしたりできるようになりました。カスタム チャネル グループはすべてのクライアントが利用できます。カスタム チャネル グループをカスタム レポートとデータ探索グループ全体で使用すると、キャンペーン チャネルの現在と過去のビューを表示できます。
会社の好みに合わせてチャネルの名前を編集することも、任意のチャネルの基準を調整することも、チャネルデータのビューをより広範にしたりより具体的にするためにチャネルを追加または削除することもできます。
2023 年 3 月 1 日
Google 広告のアナリティクス機能へのユーザー アクセス管理
今後数か月のうちに、Google アナリティクス 4 のオーディエンス作成ツールが Google 広告に組み込まれ、Google アナリティクス 4 のオーディエンス作成と、Google 広告の広告キャンペーンへの適用が簡素化されます。この機能を可能にするために、Google 広告にクロスサービス型アクセス管理の新しいモデルが導入されました。このモデルを使用すると、Google アナリティクス 4 プロパティの管理者は、リンクされた Google 広告アカウントでユーザーが利用できる明示的な権限を設定できます。Google アナリティクスの管理者は、Google 広告でさまざまな権限(管理者、標準、閲覧専用など)にロールを割り当てることができます。割り当てられたロールによって、Google 広告に組み込まれているアナリティクス機能(Google 広告内からのアナリティクス オーディエンスの作成など)へのアクセス権限が決まります。Google 広告の統合におけるユーザーのアクセス権について
2023 年 2 月 15 日
大規模データのレポート機能の改善
Google アナリティクスには、特に大規模で複雑なデータを持つプロパティ向けに、レポート機能を向上させる次の新機能が導入されています。
- カードレベルごとのデータ品質アイコン: 以前は、データ品質アイコンがレポート スナップショット レポートと概要レポートの上部に表示されていました。しかし、カードごとに異なるメッセージが適用されることがあったため、このたびの更新により、レポート内のカードごとに正確なメッセージを表示できるようになりました。
- データ品質アイコンの新しい「(other)」行メッセージ: 基数制限によってレポートが影響を受ける場合、「(other)」行が表示されるため、制限を超えたあまり一般的でないデータが「(other)」行にグループ化されます。この新しいメッセージには、基数制限を減らす、または排除する方法がいくつかあります。
- どのプロパティでも、ワンクリックで同じレポートを Explore で作成できるようになりました。「(other)」行はイベントレベルの元データを使用しているため、Explore には表示されません。
- Google アナリティクス 360 のプロパティでは拡張データセットにアクセスできるため、プロパティごとに最大 100 個のレポートを優先度の高いものとしてフラグを設定できます。フラグを設定したレポートから「(other)」行が完全に削除されます。
- Google アナリティクス 360 プロパティの新しいサンプリング管理: 以下の新しいサンプリング管理を使用すると、データ探索の精度と速度を調整できます。
- より詳細な結果: サンプル数を最大にして、完全なデータセットのサンプルとして最も精度が高いデータが使用されるようにします。
- 迅速な結果: サンプル数を少なくして、速やかに結果を得るようにします(デフォルトで選択されているオプション)。
2023 年 1 月 30 日
Google アナリティクス 4 でのプロパティとアカウントの検索機能を改善
Google アナリティクスの上部にある検索バーが更新され、現在のプロパティまたはアカウントに関する情報を検索したり、アクセス権がある他の Google アナリティクス 4 プロパティに移動したりできるようになりました。
データ ストリームの詳細を確認する
次のキーワードを検索すると、使用しているプロパティのウェブデータ ストリームまたはアプリデータ ストリームの詳細を開くことができます。
- 検索キーワード「トラッキング」
- ウェブ ストリームの測定 ID(「G-XXXXXXX」)
- アプリ ストリーム ID(「XXXXXXX」)
現在のプロパティとアカウント設定を見つける
次のキーワードを検索すると、使用しているプロパティの設定を開くことができます。
- 検索キーワード「プロパティ」
- 現在のプロパティ ID またはプロパティ名
次のキーワードを検索すると、使用しているアカウントの設定を開くことができます。
- 検索キーワード「アカウント」
- 現在のアカウント ID またはアカウント名
他の Google アナリティクス 4 プロパティに移動する
次のキーワードを検索すると、使用しているプロパティとは別の Google アナリティクス 4 プロパティに移動できます。検索キーワードと一致するプロパティが最大 7 つ表示されます。
- 他のプロパティのプロパティ ID またはプロパティ名
- 他のプロパティのウェブ ストリームの測定 ID(「G-XXXXXXX」)
- 他のプロパティのアプリ ストリーム ID(「XXXXXXX」)
2023 年 1 月 10 日
新しい e コマースのディメンションと指標のご紹介
Google アナリティクスで、各 e コマース指標についてアイテム スコープとイベント スコープを確認できるようになりました。これにより、商品やサービスに関する情報を分析したり、重要な e コマース インタラクションを個別に確認したりできます。
たとえば、「商品の購入数」をアイテム名ごとに簡単に分析して、各アイテムの購入回数を把握できます。また、「商品の購入数」と国別の商品の購入数も表示されるようになったため、購入された商品の数および国別の購入された商品の数も確認できます。
以下の e コマースのディメンションと指標が、データ探索ツールおよび Data API でご利用いただけるようになりました。
- アイテムのアフィリエーション
- アイテムのバリエーション
- カートへの商品の追加
- 決済されたアイテム数
- リストでクリックされたアイテム数
- プロモーションでクリックされたアイテム数
- 閲覧されたアイテム数
- リストで閲覧されたアイテム数
- プロモーションで閲覧されたアイテム数
- 送料
- 送料区分
- 税額
また、次の指標の名前も変更されます。
- カートに追加(旧称「カートに追加」)
- アイテムリストのクリック イベント数(旧称「アイテムリストのクリック数」)
- アイテムリストのビューイベント数(旧称「アイテムリストの閲覧回数」)
- アイテムのビューイベント数(旧称「アイテムの表示回数」)
- 商品の購入数(旧称「商品の購入数量」)
- プロモーションのクリック数(旧称「アイテム プロモーションのクリック数」)
- プロモーションのビュー数(旧称「アイテム プロモーションの表示回数」)
注: データ探索ツールで「アイテム ID」や「アイテムのカテゴリ」などのアイテム スコープ ディメンションを使用する場合は、「購入」などのイベント スコープの指標ではなく、「商品の購入数」などのアイテム スコープの指標を必ず使用してください。アイテム スコープの指標を使用すると商品の数が返されますが、イベント スコープの指標では購入イベントの数が返されます。