アナリティクスの広告向けの機能は、Google の広告 Cookie を利用する機能を集めたもので、次のようなことができます。
- 特定のユーザー行動、年齢や性別、インタレスト カテゴリのデータに基づいてリマーケティング ユーザーリストを作成し、Google 広告と共有する
- 年齢や性別、インタレスト カテゴリのデータをアナリティクスのレポートで使用する
- 年齢や性別、インタレスト カテゴリのデータに基づいてセグメントを作成する
さらに、アナリティクス 360 をご利用の場合は、キャンペーン マネージャー 360 のデータをレポートに表示できる機能と、アナリティクスで作成したリマーケティング リストをディスプレイ&ビデオ 360 と共有できる機能も使用できます。
アナリティクスの広告向けの機能を有効にすると、アナリティクスは通常のアナリティクスによる収集データに加え、Google 広告の Cookie のユーザー情報も収集できるようになります(Google 広告の Cookie がある場合)。
Google 広告の Cookie について詳しくは、Google の広告のプライバシーに関するよくある質問をご覧ください。
広告向けの機能を有効にする際は、アナリティクスの広告向けの機能に関するポリシーにも準拠していただく必要があります。
アナリティクスを使ったリマーケティング
アナリティクスを使ったリマーケティングを活用すれば、Google ディスプレイ ネットワーク キャンペーンや検索広告キャンペーンで、サイトユーザーをユーザーリストに分類し、サイトでのユーザー行動に基づいて関連性の高い広告を表示できます。
リマーケティング ユーザーリストの作成は、アナリティクスの [管理] ページで行います。
レポート
ユーザー属性とインタレスト カテゴリに関するレポート
アナリティクスのユーザー属性とインタレスト カテゴリに関するレポートを使用すると、次のことができます。
- サイトのユーザーの年齢、性別、インタレスト カテゴリ別の内訳を把握する。
- 広告費用の配分を改善する。これらのレポートに基づいてサイトのユーザー層やコンバージョンに至りやすいユーザーを把握し、それらのユーザーにターゲットを絞って広告を表示できます(年齢、性別、インタレスト カテゴリの各ディメンションは、Google 広告のターゲット設定で指定可能な年齢や性別、インタレスト カテゴリのデータと完全に一致しています)。
- 年齢、性別、インタレスト カテゴリに基づいてレポートのセグメントを作成する。
- 年齢、性別、インタレスト カテゴリに基づいてリマーケティング リストを作成する。
これらのレポートは、Google アナリティクスの [ユーザー] にあります。
キャンペーン マネージャー 360 の統合
アナリティクス 360 をご利用の場合、キャンペーン マネージャー 3601 を統合することで、アナリティクスでキャンペーン マネージャー 360 のデータを表示、分析できるようになります。
キャンペーン マネージャー 360 を統合すると、アナリティクスの [集客] に新しいキャンペーン マネージャー 360 レポートが表示されます。また、[集客] の他のレポートや、[コンバージョン] > [マルチチャネル] の各レポートにも、ディスプレイ広告からのトラフィックが表示されるようになります。
ディスプレイ&ビデオ 360 の統合
アナリティクス 360 をご利用の場合、ディスプレイ&ビデオ 360 をアナリティクスに統合することで、アナリティクスで作成したリマーケティング リストをディスプレイ&ビデオ 360 で利用できるようになります。
Google ディスプレイ ネットワーク(GDN)インプレッション レポート
Google ディスプレイ ネットワーク(GDN)インプレッション レポートを使用して、Google の広告主様は、クリックされなかった GDN ディスプレイ広告のインプレッションが、サイトでの行動とコンバージョンにどのような影響を与えたかを評価することができます。この機能を利用すると、リッチメディア広告(アニメーション画像、Flash 広告)などの、テキスト広告以外のディスプレイ広告の GDN でのインプレッションをマルチチャネル レポートで確認できます。
セグメント
セグメントを使用すると、セッションやユーザーの一部を切り分けて分析できます。広告向けの機能を有効にすると、年齢、性別、インタレストごとにデータを抽出できる機能が使えるようになるので、ユーザーについてより深い洞察を得ることができます。
1キャンペーン マネージャー 360 は、以前は DoubleClick for Advertisers(DFA)という名称でした。↑