システムで規定されている制限値と制限

広告申込情報、クリエイティブ、収益グループなどの制限値について

Google アド マネージャーでは、システムの安定性を確保するため、次の制限が適用されます。

ネットワークの制限値を確認する

  1. Google アド マネージャーにログインします。
  2. [管理者]、[全般設定]、[制限値] をクリックします。

ダッシュボードの制限値のうちで、後に太字の数字が続くものは、ネットワーク全体の制限値です(例: 100,000 | 現在 6,000)。太字の数字は、現在ネットワークで使用されている数を表します。太字の数字がないものはローカルの制限値で、参照用に表示されています。ダッシュボードの表に表示される制限値がこの記事の制限値と一致していない場合は、例外が適用されている可能性があります。

ネットワークでチームを使用している場合は、「すべてのアイテム」チームのメンバーのみが制限値ダッシュボードを表示できます。

配信、広告枠と Key-Value、レポート、MCM

配信

  制限値
広告申込情報の合計数 600,000
ターゲットが設定されているアクティブな広告申込情報とクリエイティブの数 61,000
オーダーあたりの広告申込情報の数 * 450
オーダーあたりのプログラマティック広告申込情報の数 150
広告リクエストあたりの競合する広告申込情報の数 300
クリエイティブの合計数 1,000,000
広告申込情報あたりのクリエイティブの数 260

エンティティあたりのターゲティング条件の数

エンティティには次のものがあります。

  • マーケットプレイス パッケージ
  • パートナーの割り当て
  • プレゼンテーション
  • 保護
  • 保存されたターゲティング式
  • 広告申込情報
  • その他のルール(DFL、動画、モバイル、チャネル、宣言)
800
広告フォーマットあたりのネイティブ スタイルの数 500

* エラーを防ぐため、50 件を超える広告申込情報を同時に承認またはコピーすることは避けてください。

広告枠と Key-Value

  制限値
有効な広告ユニットの数 100,000
有効なプレースメントの数 60,000
有効な Key-Value ペアの数 2,500,000
有効なキー(事前定義および動的)の数 200
プレースメントあたりの広告ユニットの数 1,000
アプリ* 10,000
キーあたりの文字数 20
値あたりの文字数 40
キーあたりの有効な値(事前定義および動的)の数** 100,000

* ネットワークの制限に影響するアプリをすべて表示するには、[アプリ] ページのフィルタをデフォルトの [すべての表示可能なアプリ] から [すべてのアプリ] に変更する必要があります。

** Google アド マネージャーで特定のキーを表示する場合、事前定義された値を持つキーと動的な値を持つキーの両方で、すべての有効な値が表示されます。値は、削除されるまで / 削除されない限り有効です。

クライアント管理(MCM)

  制限値
承認済みの子の招待数 2,500
保留中の子の招待数 1,000

レポート

  制限値
レポート対象の Key-Value の数 30,000
カスタム ディメンションの Key-Value の数 20,000

収益グループ

  制限値
収益グループあたりの収益パートナー数 50
収益グループ 500

広告申込情報の使用方法に関する制限

広告申込情報は、オーダーの管理に役立ちます。広告申込情報の各タイプは、特定の使用方法に対応しています。次の要件を定めることで、同等の広告配信ソースを同じように処理し、Google ですべてのパブリッシャーに有益な変更を行うことができます。

契約の修正によって Google から許可されている場合を除き、広告申込情報は以下の特定の目的でのみ使用できます。それ以外の方法での使用は不正行為とみなされます。

  • スポンサーシップ、標準: これらの広告申込情報は、保証型の広告配信にのみ使用できます。たとえば、価格と数量を決めて広告主と直接取引する場合に使用します。
  • 価格優先、バルク、ネットワーク: これらの広告申込情報は、非保証型の広告配信にのみ使用できます。たとえば、第三者の広告ネットワークやエクスチェンジの広告を配信する場合に使用します。
  • 自社: この広告申込情報は、アド マネージャー アカウント所有者が自社の商品やサービスの広告を配信する場合にのみ使用できます。

広告を適切に配信し、広告申込情報の要件に制限を適用するため、次のような処理が行われます。

  • 統一オークションで価格を基準として競合しない価格優先、バルク、ネットワークの広告申込情報(レートが 0 で仮想 CPM が設定されていない広告申込情報など)は、自社広告申込情報として扱われます。
  • 収益とならない広告配信(無料配信など)には、どの広告申込情報タイプでも使用できます。

有効な広告申込情報の数

有効な広告申込情報の数には、クリエイティブ レベルのターゲティングが割り当てられているクリエイティブと、以下に該当する広告申込情報が含まれます。

  • 配信可能
  • ステータスが「準備完了」または「配信中」
  • 開始日が今日の日付以前
  • 終了日が今日の日付以降

制限値に達しないようにするには、有効な広告申込情報のうち配信が行われていないものを無効にすることもご検討ください。

詳しくは、オーダーや広告申込情報を探すをご確認ください。

広告申込情報あたりのターゲティング条件の数

基本的に、ターゲティング式に含まれる各項目がこの制限値にカウントされます。

  • プレースメント ターゲティング: プレースメント ターゲティングを使用すると、プレースメント自体に複数の広告ユニットが含まれる場合でも、各プレースメントが 1 つのターゲティング条件としてカウントされます。
  • 曜日 / 時間帯ターゲティング: 曜日 / 時間帯ターゲティングを使用すると、日をまたいで次の曜日に続く場合、全体のターゲティング条件の制限値に対し 1 条件としてカウントされます。

    たとえば、毎日午後 3 時~7 時に広告申込情報が配信されるように指定した場合、7 つのターゲティング条件としてカウントされます(1 つのターゲティング パラメータ x 7 日で計算)。月曜~金曜までの午前 11 時~午後 1 時と午後 2 時~5 時の各時間帯に広告申込情報が配信されるように指定した場合は、10 個のターゲティング条件としてカウントされます(1 日 2 つの時間帯 x 5 日で計算)。

  • Key-Value: それぞれの Key-Value ペアが、ターゲティング条件の制限値に対し 1 条件としてカウントされます。ターゲティング式でマッチタイプを使用している場合(「キーが ~value* ではない」など)、それぞれのキーとマッチタイプの値がターゲティング条件の制限値に対して 1 条件としてカウントされます。
  • ユーザー ドメイン: それぞれのユーザー ドメインが、ターゲティング条件の制限値に対して 1 条件としてカウントされます。

フリークエンシー キャップは、ターゲティング条件の制限にはカウントされません。

例を表示

  • 広告申込情報のターゲティング:

    • 広告ユニット: 300x250Web
    • Key-Value: (cat=Education AND art_id=123) OR color=blue OR env=test OR clubcode=XYZ
    • 地域: 米国
  • カウント:
    広告ユニット(1)+Key-Value(5)+地域(1)=7 個のターゲティング条件

  • 広告申込情報のターゲティング:

    • プレースメント: BannerROS
    • Key-Value: (cat=Education OR cat=Sports OR cat=Business) AND (color=blue OR color=green) AND (topic is not ~politics*)
    • 曜日 / 時間帯: 毎日午後 3~7 時
  • カウント:
    プレースメント(1)+カスタム条件(6)+曜日 / 時間帯(7)=14 個のターゲティング条件

メディエーション広告ネットワークの数

配信時、SDK に送信されるメディエーション チェーンとして選ばれるネットワークの数は最大 50 個です。メディエーション チェーンが長くなると、連続した呼び出しが多く必要になるため、遅延が大きくなる可能性があります。

広告ユニット、Key-Value、タグ設定、広告枠

広告ユニット

  制限値
有効な広告ユニットの数 99,998
広告ユニットコードの文字数 100 文字

プレースメント

  制限値
プレースメントあたりの広告ユニットの数 1,000
ネットワークあたりの有効な広告ユニットの数 60,000

Key-Value

  制限値
キーあたりの文字数 20
値あたりの文字数 40
ネットワークあたりの有効な値の数 2,500,000
ネットワークあたりの有効なキー(動的および事前定義)の数 200
キーあたりの有効な値(動的および事前定義)の数 100,000
レポート対象の Key-Value の数 30,000
カスタム ディメンションの数 10
カスタム ディメンションの Key-Value の数(Google アド マネージャー 360 をご利用でない場合の制限値は 5,000) 20,000

ネットワーク設定

  制限値
広告ユニットのフリークエンシー キャップで指定できるラベルルールの数 10

保護

  制限値
広告コンテンツの保護設定あたりの広告主とブランドの数 200
競合の保護設定あたりの広告主とブランドまたは一般カテゴリの合計数
: 複数グループのブロックとして設定している場合、上限は 100 です
50
広告コンテンツの保護設定あたりの購入者の数 200
広告コンテンツの保護設定あたりの一般カテゴリの数 200
広告コンテンツの保護設定あたりの広告主 URL の数 25,000
競合の保護設定あたりの広告ユニットの数 800
ネットワークあたりの保護設定の数 300

オーディエンス

  制限値
ネットワークあたりの自社セグメントの合計数(有効、無効、オーディエンス拡張の各セグメントを含む) 20,000
24 時間あたりの一括アップロード ファイルの数 500
24 時間あたりの一括アップロード ファイルの合計サイズ 5 GB

タグ設定

  制限値
Google パブリッシャー タグ(GPT)と IMA SDK のリクエストの文字数 61,440 文字
タグなしリクエストの文字数 4,096 文字
SRA(シングル リクエスト アーキテクチャ)リクエストあたりの広告スロットの数 30 個

URL

  制限値
広告配信時に生成される URL(マクロなど)の文字数 2,048 文字

統一価格設定ルール

  制限値
有効な統一価格設定ルールの数 200
ルールあたりの最小料金の数 5
ルールあたりの広告主の数 50
ルールあたりのサイズの数 250

広告ユニットコード

  • 広告ユニットコードの最大文字数は 100 文字です。コードは固有のものである必要があります。
  • 使用できる文字は英数字、アンダースコア、ハイフン、ピリオド、アスタリスク、スラッシュ、バックスラッシュ、感嘆符、左山かっこ、コロン、丸かっこのみです。

タグ設定と Key-Value

広告リクエスト URL の文字数は、タグの種類に応じて制限されます。また、この制限によって Key-Value の数が制限される可能性もあります。

Google パブリッシャー タグでは広告のリクエストに HTTP GET メソッドを使用します。このため、1 回のリクエストで渡すことのできるバイト数は制限されます。広告タグでは、1 回のリクエストあたり 61,440 文字までとなります。

1 回の SRA(シングル リクエスト アーキテクチャ)リクエストに含めることのできる広告スロットの制限値は 30 個です。SRA を使用している場合は、リクエストに含める広告スロットの数を制限し、defineSlot() の呼び出しは必ず display() の呼び出しとセットで指定するようにしてください

ダイナミック広告挿入(DAI)

ダイナミック広告挿入(DAI)では、テレビの生放送を見ている数百万人の視聴者が対象となります。Google のインフラストラクチャを保護するため、Google DAI にはソフトな制限値が設けられます。これらの制限値は、アカウント担当チームにご連絡いただくことで調整が可能です。

大規模なライブイベントを行う際は、DAI 代替ストリームに関するおすすめの方法を実装し、アド マネージャーのダイナミック広告挿入でライブイベントをバックアップする方法を紹介したブログ投稿を確認してください。

    デフォルトのソフトな制限値
1 秒あたりのマニフェスト リクエスト クライアントから送信される 1 秒あたりのマニフェスト リクエストの合計数。マニフェストのターゲット時間枠の長さのほか、オーディオが多重化されているかどうかやプレイリストのタイプ(HLS、DASH)によって変わります。 25,000
マニフェストのサイズ マニフェストの非圧縮サイズ。DVR ウィンドウやターゲット時間枠の長さによって変わります。 1 MiB
ライブ ストリーム アーカイブされていないライブ ストリームの合計数 700
広告連続配信 アーカイブされていない DAI エンコード プロファイルの合計数。 ネットワークあたり 250

ライブ ストリームあたり 25

レポート

    制限値
レポート レポートあたりのディメンションの数 10
レポートあたりの指標の数 制限なし *
データの保存期間 最長 3 年
保存したレポートの保持期間 40 日
1 つのネットワークで同時に実行可能なレポートの数 30
データ転送 ファイルの保存期間 60 日間

* 指標はいくつでも追加できますが、追加する指標が多いほど、処理には時間がかかります。

レポートのエクスポート

次のいずれかに該当する場合、Excel レポートのエクスポート オプション(XLS、XLSX)は無効になります。
  • XLS 形式で 65,000 行、または XLSX 形式で 1,000,000 行を超える。
  • 行数にかかわらず、レポートに含まれるデータが多すぎる(列数が多すぎるなど)。

チームとネットワーク管理

    制限値
チーム チームあたりのエンティティの数 3,000
カスタム フィールド 地域あたりのカスタム フィールドの数 30
プルダウンのカスタム フィールドあたりの値の数 300

プライバシーとメッセージ

    制限値
GDPR 関連の設定 カスタム広告パートナーの URL を追加してください 50
カスタム広告パートナーを選択 700
ドメインごとの URL パスの追加と除外の設定 Offerwall  (ベータ版)  と広告ブロックによる損失収益の回復メッセージ 5

短期間でのアイテムの作成に関する制限

アド マネージャーではネットワークを監視し、オーダー、広告申込情報、クリエイティブ、広告ユニット、プレースメント、広告主などが技術的な不具合によって大量に作成されていないかを確認しています。こうした事態が発生した場合、アド マネージャーはネットワークを保護するため、新たに作成できるアイテムの数を一時的に制限します。

たとえば、Ad Manager API を使用してお客様のネットワークに接続する外部プログラムによって、短期間に数千件の新しいオーダーが作成されている場合、通常はエラーと判断されます。短期間に作成されたアイテムの数が上記の制限を超えない場合でも、この一時的な制限が課されることがあります。

予測不能なトラフィックの急増

パブリッシャーからのトラフィックが劇的に増えた場合は、想定外の事態に対応するためにレイテンシが増加することがあります。

Google は、トラフィックの増加分を処理するために、ピークを下回る複数のリージョンにトラフィックを分散させます。それによりレイテンシの増加が生じることがあります。

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