データドリブン アトリビューション(DDA)モデルによってレポートされる掲載結果の概要を把握するには、まずコンバージョン データに DDA モデルを適用する Floodlight 列を作成します。次に、コンバージョン データに標準のラストクリック アトリビューション モデル(あるいは他のアトリビューション モデル)を適用する別の Floodlight 列を作成します。DDA モデルによってレポートされるコンバージョンの数と、他のモデルによってレポートされるコンバージョンの数を比較します。
DDA レポートを作成する基本的な手順は次のとおりです(詳細については下記を参照)。
- コンバージョン データに DDA モデルを適用する Floodlight 列を作成します。
- コンバージョン データにラストクリック アトリビューション モデルを適用する別の Floodlight 列を作成します。
- 必要に応じて、このモデルとラストクリック アトリビューションとの差(パーセンテージ)を表示する数式列を作成します。
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モデル内でカスタム チャネル グループを使用している場合は、ラベルレポートに列を追加すると、各チャネル グループが全体的にどのようにコンバージョンに貢献しているのか確認できます。また、特定のキャンペーン、広告グループ、キーワード、商品グループを対象とするレポートを作成すると、著しく過小評価されている項目や著しく過大評価されている項目について、このモデルを通じて明らかにならないか確認できます。
モデル内で自動チャネル グループを使用している場合は、キャンペーン、広告グループ、キーワードのレポートに列を追加すると、キャンペーンや広告グループなどがそれぞれどのようにコンバージョンに貢献しているのか確認できます。
準備:
Floodlight 列に DDA モデルを適用するには、その前に DDA モデルが最初の学習期間を終えている必要があります。この期間が終了すると、検索広告 360 からメールが届きます。または、モデルのステータスを表示することもできます。
DDA モデルに関するレポートを表示する Floodlight 列を作成する
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DDA モデルを含む広告主に移動して、いずれかのタブをクリックします。
広告主への移動手順-
ナビゲーション バーをクリックしてナビゲーション オプションを表示します。
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[代理店] リストで、対象の広告主を含む代理店をクリックします。代理店を見つけるには、代理店名で検索するか、リストをスクロールします。
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[広告主] のリストで、該当する広告主をクリックします。
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[適用] をクリックするか、Enter キーを押します。
広告主のすべてのエンジン アカウントに関するデータを含む広告主ページが表示されます。
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掲載結果の概要グラフの上にあるツールバーで、[表示項目] ボタンをクリックします。
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[使用可能な項目] リストで、[▶ カスタム コンバージョン] 、[Floodlight] の順にクリックします。
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[+ 新しい列] をクリックします。
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列に名前を付けて、Floodlight アクティビティを選択します。
広告主内のすべての Floodlight アクティビティを含めたり、列を特定のアクティビティに限定したりできます。限定した Floodlight アクティビティで DDA モデルを作成することは可能ですが、DDA モデルはその限定的なアクティビティを観測して学習したパターンを基に、広告主のすべてのアクティビティを予測します。アクティビティがモデル内のアクティビティと近くなるほど、モデルによる予測の精度が高まります。
たとえば、ショッピング カートに至るまでのアクティビティを学習したモデルでは、別のショッピング カートに至る別のアクティビティでも正確に予測できる可能性が高くなります。
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[指標] リストで、レポート対象の指標を選択します。
指標のタイプは、選択した Floodlight アクティビティのタイプに合わせる必要があります。たとえば、Floodlight アクティビティの[アクション] を選択した場合は、[アクション]、[費用 / アクション]、[アクション コンバージョン率] など、アクション関連の指標を選択する必要があります。トランザクション関連の指標を選択すると、列には 0 が表示されます。
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アトリビューション モデルの一覧で DDA モデルを選択します。
モデル名の横に [(計算中)] と表示される場合、そのモデルはまだ最初の学習期間中です。学習期間が終了すると、そのモデルを選択できるようになります。詳しくは、モデルのステータスを表示する方法をご覧ください。- 新しい列では、[クロス環境でのコンバージョン] チェックボックスがデフォルトでオンになっています。これにより、使用されたデバイスにクレジットが割り当てられます。
チェックボックスはオンにしたままにすることをおすすめします。 - モデルの作成前に発生したクロス環境コンバージョンは、列には含まれません。 詳しくは、クロス環境でのコンバージョンを DDA レポートに含める方法についての詳細をご覧ください。
- 新しい列では、[クロス環境でのコンバージョン] チェックボックスがデフォルトでオンになっています。これにより、使用されたデバイスにクレジットが割り当てられます。
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[保存] をクリックします。
ラストクリック アトリビューションをレポートに表示する Floodlight 列を作成する
上記の手順と同じですが、ここでは DDA モデルではなくラストクリック アトリビューションを選択します。
重要: まったく同じ Floodlight アクティビティ セットを指定し、同じ指標を選択します。上記の手順でクロス環境コンバージョンを含めた場合のみ、クロス環境コンバージョンも含めます。コンバージョンを DDA モデルと正確に比較できるように、この列の設定は DDA の列と同じにする必要があります。
値を比較する数式列を作成する
DDA モデルからのコンバージョン数とラストクリック アトリビューションからのコンバージョン数の差(パーセンテージ)を表示するには、以下の手順を行います。
- モデルで計算されたコンバージョンの数を表示する Floodlight 列とラストクリック アトリビューションで計算されたコンバージョンの数を表示する Floodlight 列を作成します(まだ作成していない場合)。
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DDA モデルを含む広告主に移動して、いずれかのタブをクリックします。
広告主への移動手順-
ナビゲーション バーをクリックしてナビゲーション オプションを表示します。
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[代理店] リストで、対象の広告主を含む代理店をクリックします。代理店を見つけるには、代理店名で検索するか、リストをスクロールします。
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[広告主] のリストで、該当する広告主をクリックします。
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[適用] をクリックするか、Enter キーを押します。
広告主のすべてのエンジン アカウントに関するデータを含む広告主ページが表示されます。
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掲載結果の概要グラフの上にあるツールバーで、[表示項目] ボタンをクリックします。
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[利用可能] 列のリストで、[数式列] をクリックします。
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[+ 新しい列] をクリックします。
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次の式を入力します。
To_percent(( c:"DDA column" / c:"Last-click column") -1)
"DDA column" と "Last-click column" に、手順 1 で作成した各 Floodlight 列の名前を指定します。 -
[保存] をクリックします。
ラベルレポートに列を追加する
モデル内でカスタム チャネル グループを使用している場合は、ラベルレポートに Floodlight 列を追加すると、各チャネル グループが全体的にどのようにコンバージョンに貢献しているのか確認できます。
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DDA モデルを含む広告主に移動して、いずれかのタブをクリックします。
広告主への移動手順-
ナビゲーション バーをクリックしてナビゲーション オプションを表示します。
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[代理店] リストで、対象の広告主を含む代理店をクリックします。代理店を見つけるには、代理店名で検索するか、リストをスクロールします。
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[広告主] のリストで、該当する広告主をクリックします。
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[適用] をクリックするか、Enter キーを押します。
広告主のすべてのエンジン アカウントに関するデータを含む広告主ページが表示されます。
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左側のナビゲーション パネルで、[ラベル] をクリックします。
- フィルタを使用して、モデル内でカスタム チャネル グループとして使用しているラベルだけを表示します。
たとえば、DDA モデルに「一般」、「ブランド」、「ブランド + 商品」のチャネル グループが含まれている場合は、次のフィルタを作成します。
[ラベル] [次に等しい] [一般 | ブランド | ブランド + 商品]モデルのチャネル グループがわからない場合
- 左側のナビゲーション パネルで [アトリビューション] をクリックします。
- DDA モデルの横のチェックボックスをオンにします。
- レポートの表の上にあるツールバーの [データ主導モデルの詳細を表示] をクリックします。
- 前の手順で作成した Floodlight 列と数式列を追加します。
完了すると、次のように表示されます。
また、アクションの数ではなく、アクション単価をレポートに表示する Floodlight 列を作成することもできます。例:
- 必要に応じて、レポートの期間を調整します。
モデルの作成日から 60 日より前の日付は選択しないでください。この列にはモデルの作成日から 60 日前までのコンバージョン数のみを表示できます。
期間に今日の日付を含めると、DDA モデルが適用された列のデータとラストクリック アトリビューション モデルを使用している列のデータに差異が発生することがあります。今日の日付のデータは DDA モデルの列には含まれません。たとえば、レポート期間が過去 7 日間で、今日付けのデータが含まれる場合、DDA モデルの列には 2,500 件のアクションが表示され、ラストクリック モデルを使用している列には 3,000 件のアクションが表示されることがあります。これは、3,000 件のアクションのうち 500 件は今日発生したものであるためです。 - 必要に応じて、後で確認できるようにこのレポートビューを保存します。
キャンペーン、広告グループ、キーワードのレポートに列を追加する
特定のキャンペーン、広告グループ、キーワードが DDA モデルのレポートにどのように表示されるかを確認するには:
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DDA モデルを作成した広告主に移動し、いずれかのタブをクリックします。必要に応じて、特定のエンジン アカウント、キャンペーン、広告グループのいずれかを対象とします。
例:-
キャンペーン階層でモデルのアトリビューションを表示するには、広告主またはエンジン アカウントを対象として、[キャンペーン] タブをクリックします。
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特定の広告グループ内のキーワードについてモデルのアトリビューションを表示するには、その広告グループに移動して、[キーワード] タブをクリックします。
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前の手順で作成した Floodlight 列と数式列を追加します。
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必要に応じて、レポートの期間を調整します。
モデルの作成日から 60 日より前の日付は選択しないでください。この列にはモデルの作成日から 60 日前までのコンバージョン数のみを表示できます。 -
モデル内の Floodlight アクティビティごとにデータをレポートに表示するには、Floodlight アクティビティでレポートを分割します。