Google アナリティクス アクティビティとは、特定の Google アナリティクスの e コマース トランザクションや目標に関する情報をレポートに追加するために検索広告 360 で作成するカスタム列です。各列では、1 件以上の Google アナリティクス コンバージョンで記録されたトランザクションの数、収益、目標値、完了数などを表示できます。
デフォルトでは、検索広告 360 は、Google アナリティクスで選択したアトリビューション モデルにかかわらず、ラストクリック アトリビューション モデルを Google アナリティクス アクティビティ列に適用します。つまり、検索広告 360 の列には、ユーザーが有料検索広告をクリックした直後に発生したコンバージョンに関する情報のみが表示されます。
目標到達プロセスでより上位に位置する有料検索広告のクリックにクレジットを割り当てたい場合は、Google アナリティクス アクティビティ列に別のアトリビューション モデルを選ぶことができます。たとえば、ラストクリック以外のアトリビューション モデルを選択すれば、掲載結果には直接つながらないが購入には結び付いているプロセスの一部であるキーワードを調べることができます。このタイプのレポートの特徴は次のとおりです。
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コンバージョンへの貴重なアシストを提供する高度な目標到達プロセスのキーワードに費用をかけることを正当化する情報を広告主に提供します。
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強力なアシスト キーワードを誤って一時停止することを防ぎます。
デフォルトのモデルとカスタムモデル
Google アナリティクスには、検索広告 360 で使用できる既定のアトリビューション モデルが用意されています。また、Google アナリティクスのモデル比較ツールを使用して、独自のカスタムの接点ベースモデルを作成し、検索広告 360 で使用することもできます。
- Google アナリティクスの「Google 広告広告のラストクリック」または「最後の間接クリック」アトリビューション モデル。Google アナリティクスのアトリビューション モデルについて詳しくは、Google アナリティクスのヘルプをご覧ください。
- 掲載順位以外の要素に基づいた Google アナリティクスのカスタムモデル（つまり、検索広告 360 はカスタムの接点ベースモデルのみをサポートします）。
たとえば、次のような行動経路を考えます。
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顧客は車を検索し、検索広告をクリックして、情報を調べてから終了します。
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その後、顧客は自家用車を検索し、別の広告をクリックしましたが、まだ購入する気持ちになりません。
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最後に、顧客はミニバンを検索し、検索広告をクリックして、コンバージョンに至りました。
このコンバージョンのトラッキングには、Google アナリティクスの目標として、見積もり請求という目標を使用します。
ラストクリック アトリビューション モデルでは、コンバージョンのクレジットはすべてミニバンというキーワードに割り当てられるので、プロセス内のそれ以前のアクティビティはいずれも無視されます。Google アナリティクス アクティビティ列を作成して見積もり請求という目標に関する情報を表示する場合、この列にラストクリック アトリビューション モデルを使用すると、見積もり請求という Google アナリティクス アクティビティ列を含むキーワード レポートに次のような情報が表示されます。
| キーワード | クリック数 | 見積もり請求 |
|---|---|---|
| 車 | 1,500 | 0 |
| 自家用車 | 300 | 0 |
| ミニバン | 100 | 1 |
これに対し、線形モデルでは、コンバージョン経路中の有料検索広告やディスプレイ広告の各クリックに対して、コンバージョンのクレジットが均等に割り当てられます。[見積もり請求] Google アナリティクス アクティビティ列に線形モデルを使用すると、次のように表示されます。
| キーワード | クリック数 | 見積もり請求 |
|---|---|---|
| 車 | 1,500 | .33 |
| 自家用車 | 300 | .33 |
| ミニバン | 100 | .33 |
各キーワードは、いずれもコンバージョン プロセスに含まれているため（また、この例では、ディスプレイ広告でもクリックが発生しなかったため）、それぞれ均等にクレジットが割り当てられます。
利用を開始する
検索広告 360 で Google アナリティクス データに別のアトリビューション モデルを選択するには:
- 代理店マネージャーまたは広告主マネージャーの権限を持つ検索広告 360 ユーザーが、Google アナリティクスから別のモデルを追加する必要があります。代理店マネージャーまたは広告主マネージャーは、最大 5 件のデフォルト アトリビューション モデルまたはカスタム アトリビューション モデルを追加できます（合計 5 件の Google アナリティクス モデル）。追加したモデルのいずれかを変更したい場合、代理店マネージャーまたは広告主マネージャーは、そのモデルを検索広告 360 から削除して別のモデルを追加することが可能です。
代理店マネージャーおよび広告主マネージャーは、キャンペーン マネージャー 360 からアトリビューション モデルを追加して、Floodlight アクティビティ列や入札戦略に適用することもできます。キャンペーン マネージャー 360 から追加したアトリビューション モデルは Floodlight アクティビティ列や入札戦略で使用できます。Google アナリティクスから追加したモデルは Google アナリティクスのアクティビティ列で使用できます。
- 新しい Google アナリティクス アクティビティを作成する際に、アトリビューション モデルを指定します。
また、既存の Google アナリティクス アクティビィを編集してそのアトリビューション モデルを変更することもできます。
- 検索広告 360 レポートに Google アナリティクス アクティビティ列を追加します。
アトリビューション モデルを比較するには、アトリビューション モデルごとに 1 つの Google アナリティクス アクティビティを作成し、Google アナリティクス アクティビティ列を同じレポートに追加します。