Floodlight アクティビティや検索広告 360 によって記録されたコンバージョンや訪問数の詳細を確認するには、コンバージョンと訪問に関するレポートをダウンロードします。ダウンロードした一括送信シートには、レポートの対象内の各コンバージョンと訪問が、それぞれ個別の行として含まれています。各行には次のような情報が含まれています。
- コンバージョンに結び付いた項目や訪問。たとえば、コンバージョンにつながった広告、キーワード、商品グループ、サイトリンクなどが表示されます。
- コンバージョンにつながった訪問の日時、およびコンバージョン自体の日時。この情報は、ユーザーが最初にサイトを訪問してからコンバージョンに到達するまでの経過時間を把握するのに役立ちます。たとえば、コンバージョンに到達するまで通常は 1 日かかる場合、キャンペーンの掲載結果について最終結論を下す前に 24 時間待てばよいことになります。
- コンバージョンが発生したデバイスのタイプ。
- コンバージョンを記録した Floodlight アクティビティ。
このデータを分析することで、新しいキーワードや除外キーワードを見つけやすくなります。また、このレポートを使用して、既存のコンバージョンの編集や新しいコンバージョンのアップロードを行うことができます。
スケーリングされたコンバージョンを含まない
検索広告 360 では、広告クリックに関する情報を保存しているウェブサイトの Cookie を利用できない場合、Floodlight コンバージョンやインポートされた Google アナリティクスの目標およびトランザクションを直接測定できなくなることがあります。これはブラウザやアプリケーションの設定などが原因である可能性がありますが、Google のサイトワイドのタグ設定ソリューションを利用している場合でも同様です。この場合、検索広告 360 では機械学習と過去のデータを使用して、直接測定できないコンバージョン数やコンバージョン収益額をモデル化します。検索広告 360 のレポートや入札戦略では、算出された見積もりを使用してコンバージョン指標をスケーリングし、広告がどのようにコンバージョンの増加につながっているかをより正確に把握できます。
コンバージョンと訪問に関するレポートには、スケーリングされたコンバージョンは含まれません。直接測定されたコンバージョンのみが表示されます。コンバージョンと訪問に関するレポート内のコンバージョン数は、Floodlight 列の数値と一致するとは限りません。
コンバージョンと訪問に関するレポートをダウンロードする
- 広告主またはそれより下位の対象に移動します。
広告主への移動手順
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ナビゲーション バーをクリックしてナビゲーション オプションを表示します。
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[代理店] リストで、対象の広告主を含む代理店をクリックします。代理店を見つけるには、代理店名で検索するか、リストをスクロールします。
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[広告主] のリストで、該当する広告主をクリックします。
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[適用] をクリックするか、Enter キーを押します。
広告主のすべてのエンジン アカウントに関するデータを含む広告主ページが表示されます。
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- 必要に応じて、フィルタを作成して、特定の広告やキーワード、商品グループだけをレポートに表示するようにします。
- レポートの期間を選択します。
- 表の上部にあるツールバーで、ダウンロード アイコン をクリックして、以下の項目を選択します。
- 対象: [選択したアイテム]
- 表示項目: [編集可能な項目(再アップロード用)]
- 含めるタイプ: [コンバージョン]、[訪問数]
レポートを使用して既存のコンバージョンの編集や新しいコンバージョンの作成を行う場合は、誤った変更内容がアップロードされないように、他のタイプのチェックボックスをオフにします。
たとえば、[キーワード] タブからダウンロードする場合は、[キーワード] チェックボックスをオフにし、一括送信シートのキーワードを誤って変更してしまわないようにしたうえで、変更をアップロードします。
- フィルタ: [インプレッションなしの行を含める]
- [ダウンロード] をクリックします。
ウェブブラウザで指定しているダウンロード フォルダに、検索広告 360 から一括送信シートがダウンロードされます。一括送信シートには、コンバージョンや訪問ごとに 1 行ずつデータが記載されています。発生後 90 日を超えている訪問に結び付けられたコンバージョンの場合、レポートにクリック ID は記載されません。レポートでは最初にコンバージョン数とコンバージョンに関する列が表示され、その次に訪問数と訪問に関する列が表示されます。
コンバージョンに関する列
タイプに [コンバージョン] を指定してレポートをダウンロードすると、以下の列が表示されます。
- Row type: Conversion
- Conversion ID: コンバージョンを一意に特定するために検索広告 360 によって生成される ID。
- Advertiser conversion ID: 必要に応じて広告主が指定する一意の ID。通常は、オーダー番号やトランザクション ID など、広告主にとってわかりやすい ID が使用されます。広告主が ID を指定しない場合、検索広告 360 で自動的に生成されます。
- Conversion revenue: コンバージョンの金額。この値は、Floodlight 処理の結果として通貨が変換された値である場合、[Conversion original revenue] とは異なる可能性があります。
- Conversion original revenue: ウェブサイトから渡された収益値。
- Conversion visit ID: このコンバージョンに関連付けられた訪問の検索広告 360 ID。訪問レポートとの相互参照に使用できます。
- Conversion visit date: このコンバージョンに関連付けられた訪問の日付(エンジン アカウントのタイムゾーンを使用)。
- Conversion visit timestamp: このコンバージョンに関連付けられた訪問の開始日時(エンジン アカウントのタイムゾーンを使用。ISO 8601 形式)。[Conversion timestamp] 列と組み合わせると、トラブルシューティングの際に役立ちます。ユーザーが広告をクリックしてから購入するまでに経過した時間を判断できます。
- Conversion date: コンバージョンの発生日時(エンジン アカウントのタイムゾーンを使用)。
- Conversion timestamp: コンバージョンの発生日時(エンジン アカウントのタイムゾーンを使用。ISO 8601 形式)。[Conversion visit timestamp] 列と組み合わせると、トラブルシューティングの際に役立ちます。
- Account time zone: 場所の形式で表示されます(America/Chicago など)。英語でのみ表示されます。
- Attribution type: コンバージョンは「訪問」または「キーワードと広告の組み合わせ」のどちらかに分類されます。
- Conversion type: [アクション] または [トランザクション]。
- Conversion search term: 訪問につながり、最終的にはコンバージョンにつながった検索語句。
- Conversion referrer: ユーザーがコンバージョン ページの直前に訪問したページの URL。
- Conversion external click ID: コンバージョンにつながったクリックに対して Google が生成する ID(gclid)。この ID が生成されるのは、特定の Google サービス間のリンクを有効にしている場合か、検索広告 360 内で Conversion API サービスを有効にしている場合に限られます。発生後 90 日を超えている訪問に結び付けられたコンバージョンの場合、クリック ID は記載されません。
- Floodlight activity name: コンバージョンを記録した Floodlight アクティビティの名前。
- Floodlight activity ID: コンバージョンを記録した Floodlight アクティビティに割り当てられた検索広告 360 ID。
- Floodlight activity group name: コンバージョンを記録した Floodlight アクティビティが含まれる Floodlight グループの名前。
- Floodlight activity group ID: コンバージョンを記録したアクティビティが含まれる Floodlight グループに割り当てられた検索広告 360 ID。
- Floodlight event request string: コンバージョンを記録した Floodlight タグまたはイベント スニペットによってアップロードされた属性と値。
- カスタム Floodlight 変数: 検索広告 360 広告主に対して設定したカスタム Floodlight 変数は、それぞれ 1 つの列として表示されます。この列には、個々のコンバージョンに関して記録された変数のデータが含まれます。
訪問に関する列
タイプに [訪問数] を指定してレポートをダウンロードすると、以下の列が表示されます。
- Row type: Visit
- Visit ID:: 検索広告 360 が生成する ID。コンバージョン レポートとの相互参照に使用できます。
- Visit search query: 訪問につながった検索語句。検索エンジンがユーザーの検索語句を暗号化している場合、ユーザーが実際に入力した検索語句は利用できません。
- Visit date: 訪問の日付(エンジン アカウントのタイムゾーンを使用)。
- Visit timestamp: 訪問の開始日時(エンジン アカウントのタイムゾーンを使用。ISO 8601 形式)。
- Account time zone: 場所の形式で表示されます(America/Chicago など)。英語でのみ表示されます。
- Visit network: Google 広告の場合は [Search] または [Content]。他のエンジンタイプの場合は空欄になります。
- Visit referrer host: ディスプレイ広告の場合、この値から訪問やコンバージョンにつながったホストが判明します(例: www.google.co.uk)。このデータを参考に、検索向け AdSense(AFS)ネットワークを有効にするかどうかも判断できます。AFS は Google 広告から設定できる追加のネットワークです。詳しくは、検索向け AdSense についての詳細をご覧ください。
訪問開始のクリックが HTTPS などの安全なプロトコルを介して送られた場合、この列は空になる可能性があります。 - Visit referrer path:(例: /search)プレースメント レポートを分析する際に役立ちます。
訪問開始のクリックが HTTPS などの安全なプロトコルを介して送られた場合、この列は空になる可能性があります。 - Visit external click ID: 訪問を開始したクリックに対して Google が生成する ID(gclid)。この ID が生成されるのは、特定の Google サービス間のリンクを有効にしている場合か、検索広告 360 内で Conversion API サービスを有効にしている場合に限られます。