個人や企業がソフトウェアを探す際には、Google がよく使用されます。ソフトウェアの販売形態には、パッケージ版やダウンロード版の他に定期購入版もあります。定期購入版では、ユーザーは 1 年間またはそれ以上の期間のソフトウェア使用ライセンスを前払いで購入します。
この記事では、ソフトウェアの定期購入を Google に登録する場合の商品データとランディング ページの構成方法について説明します。
このページの内容
ソフトウェアの定期購入の登録方法
ショッピング広告ではすべての種類のソフトウェアの定期購入がサポートされているわけではありません。
ソフトウェアの定期購入をショッピング広告に掲載するには、以下の要件を満たす必要があります。
- 前払いで購入でき、最低契約期間は 1 年間(年単位での更新)であること。
- 商品データの要件を満たしていること。
- ランディング ページの要件を満たしていること。
商品データの要件
ソフトウェアの定期購入のために登録した商品データを Google が認識できるようにするため、以下の各属性の入力形式に関するガイドラインに沿って設定してください。
タイトル
- タイトルに「定期購入」という語句と定期購入期間を記載します。「定期購入」という語句と定期購入期間は、タイトル
[title]
属性の値のどの位置に挿入しても構いません。たとえば、「商品名(1 年間の定期購入)」または「商品名(12 か月間の定期購入)」のように登録できます。
詳しくは、タイトル [title]
属性についての記事をご覧ください。
価格
- ソフトウェアの定期購入の全期間(最低 1 年間)の価格を登録します。12 か月の前払い定期購入に割引期間や無料期間が含まれる場合は、合計価格にそれを反映します。2 年目からの定期購入の価格が 1 年目よりも高くなる(または低くなる)場合は、1 年目の前払い定期購入価格を登録します。もしくは、複数年分の前払い価格を登録することもできます。
詳しくは、価格 [price]
属性についての記事をご覧ください。
例
- 価格が 2,990 円の 12 か月間の前払い定期購入を宣伝する場合は、価格として 2,990 円を登録します。
- 12 か月のソフトウェア定期購入の最初の月が無料になるプロモーションを実施していて、1 年間の通常価格が 12,000 円の場合は、価格として 11,000 円を登録し、同じ価格をランディング ページにはっきりと記載します。
Google 商品カテゴリ
ソフトウェアの定期購入を登録する場合は、ソフトウェア > PCソフト
(ID: 313
)カテゴリ、またはこれに含まれるいずれかのサブカテゴリを使用してください。次に例を示します。
ソフトウェア > PCソフト > セキュリティ・ウイルス対策ソフト
(ID:5299
)
詳しくは、Google 商品カテゴリ [google_product_category]
属性についての記事をご覧ください。
GTIN、MPN、ブランド
ブランド、GTIN(国際取引商品番号)、MPN(製品番号)とは、個々の商品や商品バリエーションに関連付けられている国際的な商品コードです。これらのコードはほとんどの商品に必須ですが、通常、ショップ ブランドやプライベート ブランドの商品には固有の商品 ID がありません。固有商品 ID の中でも特に GTIN を指定すると、広告の情報が豊富になり、ユーザーが商品を見つけやすくなります。
- 固有商品 ID がある商品の場合は、メーカーが割り当てたコードを GTIN
[gtin]
、ブランド[brand]
、MPN[mpn]
の各属性に登録します。 - GTIN がないショップ ブランドやプライベート ブランドの商品の場合は、ブランド
[brand]
属性と MPN[mpn]
属性を登録します。また、ID の有無[identifier_exists]
属性の値をno
にして登録します。
送料
- 無形の商品(ソフトウェアの定期購入、デジタル コンテンツ、ダウンロード可能なソフトウェアなど)を宣伝するときは、送料を「
0
」として登録します(対象国で送料が必須の場合)。例: 「0.00 USD」、「0.00 EUR」、「0.00 GBP」。送料は、送料[shipping]
属性またはアカウントの送料設定を使用して登録することができます。
商品画像リンク
- ソフトウェアのパッケージの画像やパッケージに表示されている画像を登録します(パッケージ版のソフトウェアと同じ画像など)。ロゴやアイコンを登録することもできます。
詳しくは、商品画像リンク [image_link]
属性についての記事をご覧ください
注: ソフトウェアのパッケージの画像やパッケージに表示されている画像を登録します。
ロゴを登録することもできますが、次のような理由から、できる限りプロフェッショナルな画像を登録することをおすすめします。
- 「ベーシック」、「プレミアム」、「エンタープライズ」など、複数のオプションに同じ画像を使用すると、広告を目にするユーザーが各商品を区別するのが困難になります。パッケージの画像やパッケージに表示されている画像を使用すると、ソフトウェアの各バージョンの違いを伝えることができます。
例
Google セキュリティ ソフトウェア ベーシック エディション 1 年間定期購入(2,990 円)の商品データ | |
属性 | 値 |
タイトル [title] |
Google セキュリティ ソフトウェア ベーシック エディション(1 年間の定期購入) |
価格 [price] |
2990.00 JPY |
Google 商品カテゴリ [google_product_category] |
ソフトウェア > PCソフト > セキュリティ・ウイルス対策ソフト |
ブランド [brand] |
|
MPN [mpn] |
G-ABC123 |
GTIN [gtin] |
1234567890123 |
送料 [shipping] |
JP:関東:通常配送:0 JPY |
商品画像リンク [image_link] |
http://www.example.com/software-box.jpg |
ランディング ページの要件
ソフトウェアの定期購入を登録する場合は、ランディング ページに関する以下の要件を満たしてください。
商品バリエーションごとに別個のランディング ページを作成する
- ソフトウェアの定期購入の各バリエーションを別々のランディング ページに表示します。たとえば、ソフトウェアに 3 つのバージョン(「ベーシック」、「プレミアム」、「エンタープライズ」)がある場合は、バージョンごとに個別のランディング ページを用意します。
合計価格を表示し、正しいオプションがあらかじめ選択された状態にする
- ソフトウェアの定期購入の全期間(最低 1 年間)の価格を目立つように表示し、その価格があらかじめ選択された状態にします。12 か月の前払い定期購入に割引期間や無料期間が含まれる場合は、表示する価格にそれを反映します。2 年目からの定期購入の価格が 1 年目よりも高くなる(または低くなる)場合は、1 年目の前払い定期購入価格を登録します。もしくは、複数年分の前払い価格を登録することもできます。
例
価格が 2,990 円の 12 か月間の前払い定期購入を宣伝する場合は、ランディング ページで、2,990 円という価格があらかじめ選択された状態で表示されるようにします。
更新と解約に関する条件を表示する
- ソフトウェアの定期購入が期限付きなのか、自動更新されるのかを、更新と解約に関する条件に明記します。また、解約オプションと、前払い期間の終了時に自動更新される条件についても説明します。
詳しくは、ショッピング広告のランディング ページの要件をご覧ください。
例
以下は、Google のポリシーに準拠した更新と解約に関する条件の例です。ただし、ご自身の状況に適した条件を作成するために、法律の専門家に相談されることをおすすめします。
- 「このソフトウェアの定期購入は 12 か月後に有効期限切れとなり、自動更新されません。定期購入を手動で更新するには、アカウントの設定を使用してください。」
- 「定期購入の期間は 2 年間で、定期購入期間が終了する前にいつでも解約することができ、未使用月分が返金されます。2 年間の定期購入が終了すると、定期購入は年単位で自動更新されます。定期購入の料金は、アカウントにログインし、アカウントの設定で [定期購入の解約] をクリックして明示的に定期購入を解約するまで発生します。」