商品アイテムの自動更新について

ウェブサイトが更新されてから、登録したデータが更新されるまでに時間差があると、商品データが不正確になったり古くなったりすることがあります。商品アイテムの自動更新を利用すると商品データを最新の状態に維持できるので、この問題を防ぐことができます。商品アイテムの自動更新を使用すると、ウェブサイト上の構造化データのマークアップと高度なデータ抽出ツールによって、ショッピング広告、Shopping Actions、ローカル在庫広告、Surfaces across Google での商品リスティングを自動的に更新できます。現在、商品アイテムの自動更新の対象となっているのは、price [価格] 属性と availability [在庫状況] 属性です。

たとえば、ある商品アイテムの価格が最新のデータフィードでは 400 円になっている一方で、商品のランディング ページでは 300 円になっている場合、ショッピング広告でも価格が 300 円に更新されます。

この記事では、商品アイテムの自動更新の仕組みについて説明します。

メリット

商品アイテムの自動更新を利用すると、ショッピング広告では、在庫がある商品のみが正確な価格で表示されるようになるため、ユーザー エクスペリエンスが向上してショッピング広告へのトラフィックが増え、コンバージョン率も高まります。ランディング ページに表示される情報で直接商品データが更新されるため、ショッピング広告とウェブサイトの不一致も最小限に抑えられます。そのため、価格や在庫状況の不一致が原因でアカウントが停止されてしまうリスクを低減できます。ただし、あまりにも情報の不一致が多いと、商品アイテムの自動更新が機能しなくなり、アカウントの商品アイテムが予防措置として不承認となるおそれがあります。詳しくは、予防措置としての商品アイテムの不承認についての記事をご覧ください。

アカウントでは、商品アイテムの自動更新がデフォルトで有効になっています。無効にすると、価格や在庫状況の情報に不一致がある商品アイテムが更新されず、一時的に不承認となることもあります。アカウントで商品アイテムの自動更新を管理する

: ご利用の Merchant Center アカウントがマルチクライアント アカウントに設定されていると、デフォルトでは各サブアカウントで親アカウントの設定が使用されますが、サブアカウントに個別の設定を適用するよう選択することもできます。

商品アイテムの自動更新は、データフィードや商品データの定期的な更新作業を代替するものではありません。商品アイテムのごく一部で生じる、価格や在庫状況の不一致を修正するためのものです。商品アイテムの自動更新では、すべての商品アイテムに対応できるわけではないため、正確な商品データを定期的に Google ショッピングに送信していただく必要があることに変わりはありません。

高度なデータ抽出ツールについて

高度なデータ抽出ツールを使用すると、商品のランディング ページにある価格と在庫状況の情報を見つけることができます。統計モデルと機械学習を組み合わせて使用することで、ウェブサイトとは独立した構造化データのマークアップから商品データを検出し、抽出できる仕組みになっています。この抽出ツールは schema.org の構造化データのマークアップに加えて機能するため、販売店は schema.org のマークアップを使用することが推奨されます。

更新後のデータの正確性については保証されませんが、この機能には誤った更新を防ぐためのさまざまな照合ツールや安全対策が組み込まれています。詳しくは、以下のトラブルシューティングのセクションをご覧ください。また、ランディング ページの要件もあわせてご確認ください。

Shopping Actions の場合

Shopping Actionsincluded_destination [掲載先] としてリストされ、link [商品リンク] 属性がいずれかの商品アイテムで指定されている場合、フィード価格と link [商品リンク] 属性を使用して登録されたランディング ページにある価格との間に小さな差が検出されたときに、これらの商品アイテムの価格が自動更新されることがあります。

大きな価格差が検出された場合、その商品アイテムの価格は自動更新されず、Shopping Actions では元のフィード価格で引き続き販売されます。

同様に、Shopping_Ads [ショッピング広告] と Shopping_Actions [Shopping Actions] の両方がいずれかの商品アイテムの included_destinations [掲載先] としてリストされ、フィード価格と link [商品リンク] 属性を使用して登録されたランディング ページの価格との間に大きな差が検出された場合、価格は自動更新されず、Shopping Ads で価格の不一致により商品アイテムが不承認となります。ただし、Shopping Actions では、元のフィード価格で商品アイテムを引き続き販売できます。

大幅な価格変更を行うには、商品データフィードまたは Content API を使用してください。なお、商品アイテムの自動更新はいつでも無効にできます。Merchant Center アカウント管理画面の設定ページで変更してください。

商品アイテムの自動更新の例

下の画像は、Google が商品アイテムの価格と在庫状況を更新する様子を図示したもので、この例では価格情報と .txt データフィードを使用しています。商品アイテム(緑のアイコン)の価格を 100 円に指定してアップロードすると、Google ショッピングのユーザー(青のアイコン)にこの価格が表示されます。アップロード後に価格の不一致が検出されると、該当の商品アイテムの価格が自動的に更新されます。この例では、ウェブサイトの価格が 200 円になっているため、送信された最新データの価格と一致していないことが確認されました。これ以降は、ユーザーにこの商品アイテムの価格が 200 円と表示されます。次のフィードのアップロード時(時間 B)には、この更新が上書きされ、ユーザーに表示される価格が 300 円になります。

商品アイテムの自動更新の利用方法

1. ランディング ページに有効な構造化データを設定する

商品アイテムの自動更新を利用するには、まず商品のランディング ページに有効な構造化データを設定する必要があります。ランディング ページに構造化データがない、または構造化データのマークアップが正しくない、不完全、または無効な場合は、高度なデータ抽出ツールによって自動的に商品アイテムが更新されます。商品アイテムの自動更新が無効になっている場合、または抽出ツールによって価格または在庫状況の情報を判断できない場合、その商品アイテムは不承認の対象となります。詳しくは、構造化データの使用方法についての記事をご覧ください。

2. 更新された商品アイテムを確認する

商品アイテムの自動更新を無効にしていない場合、アカウントの [商品アイテムの自動更新] セクションで自動更新の現在のステータスを確認できます。[商品アイテムの自動更新] セクションには、[ツール] の [設定] メニューからアクセスできます。また、最近自動更新された商品アイテムは、[診断] ページにあるダウンロード可能なレポートで確認できます。

商品アイテムの自動更新に関するトラブルシューティング

データ更新を適切に行うため、エラーが検出された場合は、商品アイテムの自動更新が一時的に停止されることがあります。こうしたエラーは、アカウントの [商品] の [診断] ページで確認できます。エラーがすべて修正されると、商品アイテムの自動更新が再開されます。

Google がお客様の商品のランディング ページにアクセスして構造化データのマークアップ情報を抽出する必要があるため、レポート上で問題が解決されるまでに、数週間かかる場合があります。

以下のエラーが生じると、商品アイテムの自動更新が一時的に停止される場合があります。

構造化データと商品データの一致が不十分

Google に登録した商品データと、ランディング ページにある schema.org の構造化データのマークアップおよび高度なデータ抽出ツールに利用される情報は、最低限の一致率を保つ必要があります。不一致の頻度があまりにも高いと、一致率が最低限のレベルに達するまで商品アイテムの自動更新が停止されます。一致率を高めるための対策として、ショッピング広告の商品データの更新頻度を高めることをおすすめします。

: 価格の不一致は多くの場合、セール価格との関連で生じます。商品に割引価格を適用する場合は、構造化データと商品データにもそれを反映させる必要があります。また、価格帯や商品のバリエーションが不一致の原因になることもよくあります。ランディング ページに複数のバリエーション商品が掲載されている場合は、id [ID] または gtin [gtin] 属性を使用して、登録する価格に対応するバリエーション商品を指定できます。

ランディング ページのデータが正しくない、または不足している

更新を適切に行うため、商品のランディング ページでユーザーに表示される情報は、構造化データのマークアップ、または高度な抽出ツールによりサンプルとして抽出されるデータと比較されます。ここで不一致が検出された場合は、商品アイテムの自動更新が停止されます。

構造化データが無効

商品のランディング ページで構造化データのマークアップの価格や在庫状況の情報が無効な場合は、商品アイテムを自動更新できない可能性があります。リスト表示されている商品を調べ、有効な構造化データが含まれていることをご確認ください。問題のデバッグには構造化データ テストツールをご利用いただけます。

以下のエラーが発生すると、商品アイテムを自動更新できる規模が大幅に減じられます。

クロール容量の制限

商品アイテムの自動更新は、適時に更新作業を行えるよう、お客様の商品のランディング ページにどの程度の頻度でアクセスできるかに左右されます。Google Search Console を利用すると、お客様のウェブサイトを Google がクロールする頻度を変更できます。この設定は、商品データで指定したランディング ページでも使用されます。

サーバー側では処理するリクエストの絞り込みを行わず、Google からのリクエスト(ユーザー エージェント「Googlebot」と「AdsBot」)も通常のユーザーからのリクエストと同様に扱うことをおすすめします。

商品アイテムの自動更新に関する制限事項

ウェブサイトの価格と在庫状況の更新頻度によっては、すべての商品アイテムの情報を効果的に更新できない場合があります。基本的に、ウェブサイト上の多数の商品アイテムの価格や在庫情報が 1 日に何度も更新される場合には、商品アイテムの自動更新はあまり効果を発揮しません。たとえば、為替レートに応じて価格が頻繁に更新される場合などがこれにあたります。こうしたケースでは Content API を使用して商品データを更新することをおすすめします。

商品アイテムの自動更新設定を管理する

商品アイテムの自動更新はデフォルトで有効になっていますが、アカウント単位でいつでも設定を管理できます。

商品アイテムの自動更新の設定を管理するには:

  1. Merchant Center アカウントにログインします。
  2. ツールアイコン をクリックし、[設定] の [自動商品アイテムの更新] を選択します。
  3. 次のページで、価格、在庫状況、または価格と在庫状況の両方に対して商品アイテムの自動更新を有効にしたり、完全に無効にしたりできます。

商品アイテムの自動更新を有効活用するためのおすすめの方法

データの品質を改善し、ユーザー エクスペリエンスを向上させる方法は次のとおりです。

  • フィードのアップロードや Content API による更新は、ウェブサイトの商品アイテムを更新した直後に行うことをおすすめします。これにより、ウェブサイトの更新とショッピング広告上のデータ更新の時間差によるエラーを回避できます。
  • sale_price [セール価格] 属性を使用している場合は、sale_price_effective_date [セール価格有効期間] 属性によってセールの有効期間が正しく設定されていることと、タイムゾーンが適切であることを確認してください。セールを有効にすると、セール価格が Google ショッピングの検索結果に現在の価格として表示されます。
  • ローカル商品フィードやローカル商品在庫フィードを使用している場合は、価格の誤りを特定して訂正するために、それらのフィードと標準の商品フィードを確認する必要があります。
  • まとめ売りの商品については、最小販売数量での価格を登録する必要があります。ランディング ページには、対象国の適切な通貨で商品価格を掲載してください。その通貨は、商品データに登録した通貨と一致する必要があります。
  • 不一致を検出して更新するために、Google ではデータフィードまたは Content API で指定されたランディング ページをクロールしています。Google のクロール頻度を上げると、Google がウェブサイトのさらに多くの商品をクロールできるようになります。詳しくは、Googlebot のクロール速度を変更する方法をご覧ください。
  • 自動更新によって更新された内容を元に戻すには、データフィードをアップロードし直すか、Content API を通じて商品アイテムを更新してください。

アドバンス: サイトの待ち時間を把握する

商品データが不正確または古くなる原因の 1 つに、ウェブサイトを更新してから Google ショッピングに登録した商品データを更新するまでの待ち時間の問題があります。商品アイテムの自動更新機能では、この待ち時間も考慮されています。

下の画像は、待ち時間が商品アイテムの更新にどのように影響するかを表したもので、この例では価格情報と .txt データフィードを使用しています。黄色の横棒はフィードがアップロードされるまでの待ち時間を表しています。たとえば、300 円の商品がユーザーに表示されているとします。その後、待ち時間内(時間 C)に価格の不一致が検出されます。不一致が検出されたのが、このフィードのアップロードの待ち時間内だったため、価格を 500 円に指定したフィードがアップロードされた後も、ユーザーには 400 円と表示されます。次のフィードのアップロード時(時間 D)には、フィードのアップロードの待ち時間内に不一致を検出しなかったので、価格が 600 円に更新されます。

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