オーディエンスの全体像を 1 か所で把握し、オーディエンスの管理と最適化を簡素化するために、Google 広告では次のような改善が行われました。
- 新しいオーディエンス レポート
オーディエンスのユーザー属性、セグメント、除外設定に関する詳細情報がまとめられています。キャンペーン アイコン をクリックして [オーディエンス、キーワード、コンテンツ] タブを開き、[オーディエンス] をクリックします。このレポートページから、オーディエンスを簡単に管理することもできます。オーディエンス レポートについて - 新しい用語
オーディエンス レポート内と Google 広告全体で新しい用語が使用されています。たとえば、「オーディエンス タイプ」(類似、カスタム、購買意向、アフィニティなど)はオーディエンス セグメントに、「リマーケティング」は「広告主様のデータ」にそれぞれ変更されました。オーディエンスに関する用語やフレーズの更新
お客様のビジネスに電話をかけてきたことがあるユーザーを広告のターゲットに設定できます。特に、代理店を通さない直接販売の商品やサービスの場合は、購入の意思が固まっていないユーザーから電話がくる場合もあります。ユーザーが購入に至るまでには、見積もりの比較、類似商品の情報収集、スケジュールの確認を必要とするケースも少なくありません。
そうした過程でリマーケティングによって広告を表示していれば、ユーザーにお客様のビジネスを購入先の候補として覚えていてもらえます。そうしたユーザーにフォローアップの電話や別の広告フォーマットを通じて、繰り返しアプローチすることもできます。
この記事では、電話をかけてきたユーザーに広告を表示する方法について説明します。
仕組み
「電話をかけてきた全ユーザー」のオーディエンス セグメントには、通話レポートが有効な広告やアセットから電話をかけてきたユーザーや、通話コンバージョンの測定が可能なサイトのランディング ページから電話をかけてきたユーザーが自動的に登録されます。このセグメント内のメンバーをターゲットとして、キャンペーンまたは広告グループ単位で一部の広告フォーマットとカスタムの入札単価調整を利用できます。また、メンバーシップに基づいてターゲティングの条件を絞り込むこともできます。新しいユーザーのみに的を絞る場合は、過去の登録ユーザーを除外します。
このセグメントは設定不要で、通話レポートを有効にすると自動的に生成されます。このセグメントには、オーディエンス マネージャーまたはオーディエンス ページからアクセスできます。電話をかけてきたユーザーに広告を表示するには、アカウント単位で過去 30 日間に 1,000 回電話がかかってくる必要があります。
詳しくは、広告グループやキャンペーンにオーディエンス ターゲティングを追加する方法をご覧ください。
リストのメンバーシップ
これらのセグメントは自動的に生成されるため、個々のメンバーをご自身で追加、削除することはできません。
過去に電話をかけてきたユーザーの電話番号を確認したり、他の広告主に電話をかけたユーザーをターゲットに設定したりすることは、ユーザーのデータを保護する観点からできないようになっています。
セグメントのメンバーが 1,000 人に達すると、オーディエンス分析を行うことが可能になります。
ターゲティングから除外する
過去に電話をかけてきたユーザーを、キャンペーン全体や特定の広告グループのターゲットから除外することもできます。これは、新しい見込み顧客の獲得に特化した電話専用キャンペーンを実施する場合に便利です。そうすることで、広告経由でかかってくるすべての電話が初めての電話番号からの通話になります。また、すでにコンバージョンに至ったユーザーにフォローアップの電話をかけずにすみます。