クライアント センター(MCC)アカウントをお持ちの場合は、クライアント アカウントの所有者になることができます。所有者は完全な管理者権限とデータアクセス権を持ち、クライアント アカウントに関連付けられた個人情報にアクセスできることもあります。ただし、データのオーナー権限と管理者権限についてはクライアント アカウントから削除することはできません。データは引き続きクライアント アカウントが所有し、リンクを解除することでデータへのアクセス権を削除できます。
クライアント アカウントの所有者である MCC アカウントの管理ユーザーは、次の操作を行う権限があります。
- クライアント アカウントの管理者権限を持つユーザーを招待する
- クライアント アカウントからユーザーを削除する
- クライアント アカウントのユーザーへの管理者権限の付与または取り消しを行う
- 他の管理者からのクライアント アカウントへのリンク リクエストを承認または拒否する
- オーナー権限を無効にする
- 別の MCC アカウントにオーナー権限を譲渡する
- 他の管理者とクライアント アカウントのリンクを解除する
- クライアント アカウント内でリマーケティング リストの共有を有効にし、クライアント アカウントのリストを MCC アカウント内の他のアカウントと共有できるようにする
- クライアント アカウントのセキュリティ設定を調整する
この記事では、オーナー権限の仕組みについて説明します。必要に応じて MCC アカウントの概要もご確認ください。
オーナー権限の仕組み
クライアント アカウントの所有者として指定できるのは 1 アカウントのみです。管理者が新しいアカウントを作成すると、自動的にそのアカウントの所有者になります。ただし、管理者が既存のアカウントをリンクした場合、デフォルトではそのクライアント アカウントのオーナー権限は付与されません。クライアント アカウントが MCC アカウントのオーナー権限を有効にする必要があります。
オーナー権限は推移的に付与されます。これは、MCC アカウントがクライアント アカウントの所有者である場合、MCC アカウントより上位の管理者全員に対しても、オーナー権限が付与されることを意味します。
MCC アカウントを所有者に指定する
クライアント アカウントの管理者権限を持つユーザーだけが、MCC アカウントを所有者に指定できます。
- Google 広告アカウントで管理アイコン をクリックします。
- [アクセスとセキュリティ] をクリックします。
- ページ上部のメニューで [MCC] をクリックします。
- [オーナー] 列のプルダウンをクリックし、[はい] を選択します。
オーナー権限を別の MCC アカウントに譲渡する
所有者の MCC アカウントの管理者権限を持つユーザーは、オーナー権限を別の MCC アカウントに譲渡できます。
クライアント アカウントのユーザーには、オーナー権限を譲渡する権限はありませんが、いつでもオーナー権限を持つ MCC アカウントのリンクを解除できます。所有者の MCC アカウントのリンクを解除すると、クライアント アカウントは別の MCC アカウントのオーナー権限を有効にできるようになります。
- Google 広告 MCC アカウントにログインします。
- アカウント アイコン をクリックし、[サブアカウントの設定] をクリックします。
- 表の上にある表示項目アイコン をクリックします。
- [オーナー] 列を選択します。
- [適用] をクリックします。
- オーナー権限を変更するアカウントを指定します。
- [オーナー] 列のプルダウン矢印をクリックします。
- プルダウン メニューで所有者を 1 アカウントずつ選択するか、すべての所有者を削除するかを選択します。
オーナー権限を無効にする
所有者の MCC アカウントの管理者権限を持つユーザーは、オーナー権限を無効にできます。この操作を完了するには、クライアント アカウントに、管理者権限を持つユーザーが少なくとも 1 つ存在する必要があります。MCC アカウントのリンクを解除しない限り、クライアント アカウントのユーザーには、オーナー権限を無効にする権限はありません。
- Google 広告 MCC アカウントにログインします。
- 左のページメニューで [設定] をクリックします。
- アカウント アイコン をクリックし、[サブアカウントの設定] をクリックします。
- オーナー権限を無効にするアカウントを選択します。
- [編集] をクリックします。
- プルダウン メニューで [オーナーを削除] を選択します。