アプリ キャンペーンの HTML5 アセットに関する問題を解決する

Google 広告で HTML5 アセットをアップロードする際に、エラー メッセージが表示されることがあります。多くの場合、問題はファイルを修正して保存し直すことで解決できます。修正後に、ファイルを再度アップロードしてください。

状況によっては、Google 広告にアセットをアップロードする前に、Google 広告の HTML5 検証ツールなどを使ってアセットをテストし、潜在的な問題を確認できます。

この記事では、アプリ キャンペーンの HTML5 アセットの使用中に生じる可能性がある特定の問題への対処方法について説明します。アプリ キャンペーンの HTML5 広告 / 体験プレイ広告に関する詳細

アップロードに関する問題

ファイルサイズが大きすぎます

インタースティシャル サイズ(320x480 と 480x320)の HTML5 アセットのファイルサイズは、最大 5.2 MB 以下にする必要があります。アセットのサイズがそれよりも大きい場合は即座に拒否されるため、必要に応じてファイルサイズを小さくしてください。

: ファイルのサイズが上限に近い場合、問題が発生することがあります。その場合は、ファイルサイズを少し抑えるだけでも効果があります。

画像サイズは使用できません

サポートされているアセットのサイズは、以下の 2 つだけです。
  • 320×480(縦向き)
  • 480×320(横向き)

この問題を解決するには、アセットのサイズをサポートされているサイズに変更するか、“ad.orientation” メタタグを使って、アセットをレンダリングする向きの正しい値を設定します。

: “ad.size” メタタグではなく、以下の新しい “ad.orientation” メタタグを使って、ご希望のアセットの向きの値を設定することもできます。
  • “portrait”(縦向きのアセット向け)
  • "landscape”(横向きのアセット向け)
  • “portrait,landscape” または “landscape,portrait”(両方の向きで動作する完全にレスポンシブなアセット向け)

“ad.size” メタタグを使って、サポートされていないサイズを指定した場合は、アップロード時にエラー メッセージが表示されます。

両方のメタタグが HTML で宣言されている場合は、“ad.orientation” 値が使用されます。

メタタグを使用していない場合や、向きの値が誤って設定されている場合、アップロード時にアセットは拒否されませんが、縦向きでのみレンダリングされます。

以下のファイルのパスには、サポートされていない文字が 1 つ以上含まれています。ファイル名とすべてのディレクトリからこれらの文字をすべて削除してから、もう一度お試しください。

ZIP ファイル内のフォルダ名とファイル名に含めることができるのは、英数字、ピリオド(.)、ハイフン(-)、アンダースコア(_)など、サポートされている文字のみです。サポートされていないその他の文字(スペースを含む)がフォルダ名やファイル名に含まれていると、エラーが発生することがあります。
この問題を解決するには、サポートされている文字を使ってフォルダ名およびファイル名を変更し、ファイル名とすべてのディレクトリからサポートされていない文字をすべて削除してから、もう一度お試しください。
該当するファイルはエラー メッセージ内のファイルパス パラメータの位置に表示され、違反している文字は無効な文字のパスパラメータの位置に表示されます。
: 名前を変更したファイルがソースコードで参照されている場合は、ファイルが正しくレンダリングされるように更新する必要もあります。

以下のファイルはサポートされていない形式です。このファイルを削除または置換してから、もう一度お試しください。

現在、HTML5 広告バンドルでサポートされているファイル形式は、次のとおりです。
  • .CSS
  • .GIF
  • .HTML
  • .JPEG
  • .JS
  • .PNG
  • .SVG

.MPEG や .FLA など、サポートされていない他のファイル形式をアップロードすると、エラーが発生する場合があります。この問題を解決するには、削除または交換してから、再度アップロードします。

HTML5 広告が ZIP ファイルの外部アセットを参照しています。参照できるのは内部ファイル(「/path/to/asset/in-zip.png」など)に限られます。すべてのアセットが ZIP ファイルに含まれていて、内部ファイルのみを参照していることを確認してください。変更が完了したら、もう一度お試しください。

HTML5 広告バンドルをアップロードする際、次の場合を除き、外部ファイルの参照はできません。

この問題を解決するには、許可されていない外部ファイル参照をすべて HTML5 広告バンドルから削除します。変更を加えたら、再度アップロードしてください。

HTML5 広告が ZIP ファイルに含まれていないアセットを参照しています。すべてのアセットを ZIP ファイルに含めてから、もう一度お試しください。

すべてのファイル内で参照されているローカル アセットはすべてバンドルに含まれている必要があります。バンドルに存在しない画像へのパスを参照すると、ファイルが拒否されます。
この問題を解決するには、バンドルに存在しないファイルへの参照を削除するか、参照ファイルをバンドルに追加してから、再度アップロードします。

HTML5 広告にメインの HTML ファイルがありません。メインの HTML ファイルでは「<meta name="ad.size" content="width=320,height=480">」などの広告サイズタグを指定します。広告サイズタグを指定した HTML ファイルを HTML5 広告に含めてから、もう一度お試しください。

このエラーを表示するアセットには、広告サイズタグ(<meta name="ad.size" content="width=320,height=480">)など、バンドル内の .HTML ファイルに必要なメタデータ パラメータのいずれかが含まれていません。これは、Google Web Designer アセットには適用されません。
この問題を解決するには、広告サイズタグが指定されたメインの .HTML ファイルが、HTML5 アセットのソースコードの <head> セクション内に含まれていることを確認します。また、必要な以下のタグすべてをアセットのソースコードに追加する必要があります。
  • <!DOCTYPE html> 宣言
  • <html> タグ
  • <body> タグ
  • 広告フォーマットの方向メタタグを <head> タグに挿入します(例: <meta name="ad.orientation" content="portrait">)。

無効なタグ(<path><path /> など)は承認されません。

こうした要件を満たすには、インラインの .SVG タグを別々のファイルに抽出することが必要になる場合があります。

: サイズを指定する必要がある場合でも、サイズの異なるバナーを含むインタースティシャル スロットに配信されるため、アセットはレスポンシブである必要があります。横向きのインタースティシャルで配信する場合は、"width=480,height=320" を使用します。

メディア バンドルに含まれるファイルが多すぎます。ZIP ファイル内のファイル数を 512 個以下にしてください。

インタースティシャルのサイズの場合、アセットのメディア バンドル内には最大 512 個のファイルを含めることができます。上限数を超えるファイルを含むアセットは拒否されます。
この問題を解決するには、ZIP ファイル内のファイル数が 512 個以下であることを確認します。
: メディア バンドル内のフォルダにより、バンドル内のファイルの総数が増えることはありません。

ZIP ファイル自体か ZIP 内のファイルの中に破損しているものがあるため、ZIP ファイルを処理できません。ファイルをご確認のうえ、圧縮し直してから、もう一度お試しください。

この問題を解決するには、バンドル内のファイルを確認し、再圧縮して、生成されたファイルが適切な ZIP アーカイブであることを確認してから、再度アップロードします。

HTML5 アセットに、サポートされていない HTML5 の機能が含まれています

このエラーは、バンドル内にあるファイルのソースコードに、Google 広告でサポートされていない機能が含まれていることを示しています。
この問題を解決するには、サポートされていない機能を HTML5 広告バンドルから削除します。その際、Google 広告の HTML5 検証ツールを使用すると役に立ちます。
: Google 広告の HTML 5 検証ツールの [高度な HTML5 チェック] に、「UNSUPPORTED_HTML5_FEATURE: rdf:description」というエラー メッセージが表示されることがあります。

サポートされていない .SVG タグに関する問題が発生している場合は、コンテナ要素、グラデーション要素、グラフィック要素など、サポートされていないカテゴリに属すタグがクリエイティブ コード内に含まれていることがあります。

この問題を解決するには、ZIP ファイル内のすべてのファイルを確認して、サポートされていないタグがクリエイティブ コードに含まれていないか検索し、確認された場合は削除します。サポートされているすべての .SVG タグの一覧は、サポートされている .SVG タグとそのカテゴリの一覧に関する詳細で確認できます。

たとえば、バンドル内のサンプル .SVG ファイルをテキスト エディタで開くと、「rdf:Description」タグが表示される場合があります。そのタグをすべての .SVG ファイルから削除すると、バンドルをアップロードできるようになります。

Google Web Designer の ZIP ファイルは公開できません

手動で圧縮したソースファイルは、解凍後に引き続き Google Web Designer で編集可能な場合でも、アップロードできません。Google Web Designer のアセットは、ローカルで公開した後でのみ Google 広告にアップロードできるようになります。
この問題を解決するには、Google Web Designer で以下の手順を行います。
  1. [公開] をクリックします。
  2. [ローカルにパブリッシュ] を選択します。
  3. 作成された ZIP ファイルを Google 広告にアップロードします。

Google Web Designer は「Google 広告」環境向けに作成されていません

Google Web Designer アセットでは、「environment」メタタグ内で広告環境として「gwd-googleads」または「gwd-admob」を指定する必要があります。ただし、広告環境が「gwd-genericad」または「gwd-dv360」と指定されている場合は、広告が拒否されます。これは、Google Web Designer 以外のアセットには適用されません。
この問題を解決するには、Google Web Designer で(公開済みのアセットではなく)ソースファイルを開き、環境を「Google Ads」に変更します。広告環境の選択方法に関する詳細

メディア バンドルには、正しい業種を指定した動的商品カテゴリが必要です

アセットのソースコードには、商品カテゴリのタグではなく、「<meta name="productType" content="dynamic">」という行が含まれていることがあります。このタグは、フィードベースの HTML5 アセットの動的リマーケティング用に定義されています。
アプリ キャンペーンでは現在、フィードベースの HTML5 カスタム アセットがサポートされていないため、この問題を解決するには、ソースコードから「<meta name="productType" content="dynamic">」の行を手動で削除します。

現在の商品カテゴリと互換性のないメディア バンドルです

アセットで <meta name="productType" content="dynamic"> タグが参照されている可能性がありますが、HTML5 動的アセットは通常、アプリ キャンペーンではサポートされていません。
この問題を解決するには、index.html ファイルのソースコードから <meta name="productType" content="dynamic"><meta name="vertical" content="{content_type}"> を削除します。
: {content_type} プレースホルダには、RETAIL や CUSTOM などのさまざまな値が存在する場合があります。

DoubleClick Studio で作成した ZIP ファイルを使用する HTML5 広告はサポートされていません

一般に、スタジオ で作成されたアセット(旧「DoubleClick Studio」)は Google 広告には対応していません。これは、「イネーブラー」と呼ばれる、スタジオ固有の JS ライブラリの参照が存在するかどうかによって判断されます。Google Web Designer 以外のカスタム アセットの場合、Enabler.js ライブラリはサポートされておらず、使用できません。
: Google Web Designer ファイルには、デフォルトで Enabler.js ライブラリが含まれており、完全にサポートされていますが、HTML5 カスタム バンドルではサポートされていません。

この問題を解決するには、HTML5 カスタム アセットから Enabler.js ライブラリへの参照を削除します。

広告クリック時の動作が正しく設定されていません

ExitAPI は Google Web Designer クリエイティブではサポートされていません。この問題を解決するには、ExitAPI への参照をすべて削除し、代わりにタップ領域コンポーネントを使って、クリック可能なカスタム領域を割り当てます。

アップロード後の問題

HTML5 アセットは、「無効な認定第三者以外の呼び出し」または「許可されない HTML5 広告」、もしくはその両方が原因で不承認となっています。

以下の要素のいずれかを含む HTML5 アセットは、「無効な認定第三者以外の呼び出し」または「許可されない HTML5 広告」により不承認となることが予想されます。
  • <video> タグ(src 属性なし)
  • 外部参照が検出されない
  • Google フォント以外のフォントがファイルに直接埋め込まれ、fonts.googleapis.com ドメインから参照されていない場合、不承認となります。ただし、以下の形式のフォントを除きます。
    • .dfont
    • .eot
    • .otf
    • .tte
    • .ttf
    • .woff
    • .woff2
      • : サポートされているすべてのフォントの一覧については、Google Fonts をご覧ください。
  • 子フレームにアセットを埋め込んでいる
    • ソースコード内で <frameset><frame><iframe> などのタグを探します。フレームを使用すると、HTML ファイル内に外部コンテンツのほか、ウェブサイト全体を埋め込むことができますが、HTML5 アセットではサポートされていません。
  • Google Web Designer と AMP HTML クリエイティブ
    • ソースコード内で、<amp-img><amp-ad-exit> など、「amp」で始まるタグを探します。また、cdn.ampproject.org でホストされているスクリプトへの参照が存在する場合もあります。

また、Chrome デベロッパー ツールの [ネットワーク] タブでは、アセットで特定の第四者呼び出しが行われているかどうかを確認できます。アクセスするには、以下の手順を行います。

  1. Google 広告または Google 広告の HTML5 検証ツールで、アセットのプレビューを右クリックします。
  2. コンテキスト メニューから [検証] を選択します。
  3. [ネットワーク] タブをクリックします。

この問題を解決するには、アセットを確認し、サポートされていない要素やタグを Google 広告の HTML5 検証ツールで探して、必要な編集を加えます。編集後、再度アップロードしてください。また、「許可されない HTML5 広告」の技術要件に関する詳細もご確認ください。

広告プレビューが読み込まれません

アップロードしたアセットでコンテンツ セキュリティ ポリシーに違反しているリソースが使用されている場合、広告プレビューは読み込まれません。
この問題を解決するには、Chrome デベロッパー ツールの [コンソール] タブで、アセットに関するブラウザでの通信内容(ブラウザで HTML5 広告内の一部のリソースが意図的に拒否されていないかどうか)を確認します。アクセスするには、以下の手順を行います。
  1. Google 広告または Google 広告の HTML5 検証ツールで、アセットのプレビューを右クリックします。
  2. コンテキスト メニューから [検証] を選択します。
  3. [コンソール] タブをクリックします。

広告プレビューが正しくレンダリングされていません

サンドボックスで正しく機能しない PixiJS ライブラリ(または他の外部ライブラリ)を使用している一部のアセットが原因で、広告プレビューのレンダリングが正しく行われないことがあります。
この問題を解決するには、「allow-scripts」フラグのみを含むサンドボックス化された iframe で機能するように、HTML5 アセットが作成されていることを確認します。
: HTML5 広告は allow-same-origin なしでサンドボックス化されているため、キャンバスで使用する際には、crossorigin="anonymous" で画像を読み込む必要があります。

プレビューでアセットをクリックできません

広告プレビュー サービスでは、クリック操作が無効になることが想定されています。つまり、アセットを操作することはできても、アセットをクリックして最終ページ URL にアクセスすることはできないということです。
この問題を解決するには、Google 広告の HTML5 検証ツールにアセットをアップロードする際に、クリックの可否をテストします。

HTML5 アセットが配信されていません

HTML5 アセットがまったく配信されていない(インプレッションが発生していない)場合は、ヘルプセンターの記事で Google 広告アプリ キャンペーンで広告が掲載されない、またはトラフィックが少ない場合の対処方法をご覧ください。

クリック率(CTR)が高く、コンバージョン率(CVR)が低くなっています

この問題の解決策として、ExitAPI スクリプトはリテラル <script> タグとして <head> に含め、他の JavaScript を使って追加しないようにすることが考えられます。それ以外の場合、配信中のクリエイティブで広告全体がクリック可能領域になり、意図しないクリックが多く発生して、パフォーマンスの低下につながることがあります。

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