この記事は Google Workspace for Education 管理者を対象としています。
生徒と教師がロールの変更または権限の管理を行うことはできません。
Google Workspace for Education 管理者は、以下の目的でユーザーが教師であることを確認できます。
- 必要な Classroom の機能へのアクセス権を教師に付与する
- ドメインの確認済みの教師の権限を設定する
ユーザーは初めて Classroom にログインするときに、自分が教師か生徒かを指定します。ここで教師として指定したユーザーは、「Classroom の教師」Google グループに保留中のメンバーとして自動的に追加されます。適切なユーザーを承認し、教師として確認します。このプロセスは、教師であることを確認するセクションで説明されているオプションを使用して自動化することもできます。
確認済みの教師には次の特別な権限があります。
- クラス作成の設定に基づいてクラスを作成する
- 保護者の設定に基づいて保護者を管理する
- 共有の演習セットにアクセスする
- 共有の YouTube 動画を活用したインタラクティブな質問にアクセスする
- 共有の授業とクラス テンプレートにアクセスする
教師、ロール、権限を特定する
教師であることを確認するGoogle 管理者は、さまざまな方法で教師を確認できます。最初に、ビジネス向け Google グループ サービスがすべてのユーザーに対して有効になっていることを確認してください。
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現在のアカウント()ではこの手順を実施できない可能性があります。続行するには、管理者アカウントにログインしていることを確認してください。
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管理コンソールで、メニュー アイコン [アプリ] の順に移動します。
- [Google Workspace] をクリックします。
- [ビジネス向け Google グループ] をクリックします。
- 右上の [サービスを編集] をクリックします。
- [オン(すべてのユーザー)] をオンにしてサービスを有効にします。
ヒント: ビジネス向け Google グループが無効になっていると、教師を「Classroom の教師」グループに追加できません。
- [保存] をクリックします。
パソコンで教師を手動で確認する手順は次のとおりです。
- ブラウザ ウィンドウで、「Classroom の教師」グループを開きます。
- [ユーザー] で [保留中のメンバー] をクリックします。
- ユーザー名の横にあるチェックボックスをオンにします。
- 右側で、申請者承認アイコン または申請者拒否アイコン をクリックします。
重要: 教師のアカウントを承認する際には、生徒のアカウントを誤って承認しないように注意してください。教師の確認を自動化するには:
管理者は Google API を使用して、「Classroom の教師」グループにメンバーを直接入力できます。管理者によっては、Google Apps Manager(GAM)を使用できる場合があります。GAM は、管理者が Google Workspace ドメインを管理し、教師の確認プロセスを自動化するためのコマンドライン ツールです。
次の場合は、「Classroom の教師」グループにグループを追加できます。
- Google Cloud Directory Sync(GCDS)やその他のツールを使用してグループを同期する
- ドメイン内のすべての教師またはスタッフを含むグループがすでに存在する
重要: GCDS を使用する場合は、「Classroom の教師」Google グループを同期対象から手動で除外する必要があります。詳しい手順については、Google Cloud Directory Sync の概要をご覧ください。
これらのオプションを使用すると、手動で承認したり、「Classroom の教師」グループに追加したりする必要がなくなります。
重要: 教師が継続して Classroom を使用できるようにするため、「Classroom の教師」グループは削除しないでください。削除しても自動的に再作成されますが、中身が空になります。この場合、ユーザーは再度本人確認を行い、管理者は教師を再確認する必要があります。
教師が誤って自身を生徒として指定した場合、管理者はその教師を「Classroom の教師」グループに手動で追加する必要があります。
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- 管理コンソールで、メニュー アイコン [ディレクトリ] [ユーザー] に移動します。
- [ユーザー] リストで、該当するユーザーを見つけます。
詳しくは、ユーザー アカウントの検索をご覧ください。 - ユーザーの名前をクリックし、そのユーザーのアカウント ページを開きます。
- [グループ] 追加アイコン をクリックします。
- 次のいずれかを行います。
- ユーザーを追加するグループの名前を入力します。
テキストの入力を開始すると Classroom にアドレスの候補が表示されるので、その中からいずれかのグループをクリックします。
- リストでグループをクリックします。
- ユーザーを追加するグループの名前を入力します。
- (省略可)別のグループにもユーザーを追加するには、手順 5~6 を繰り返します。
- [追加] をクリックします。
生徒が誤って自身を教師として指定した場合、管理者はその生徒を「Classroom の教師」グループから手動で削除する必要があります。
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- 管理コンソールで、メニュー アイコン [ディレクトリ] [ユーザー] に移動します。
- [ユーザー] リストで、該当するユーザーを見つけます。
詳しくは、ユーザー アカウントの検索をご覧ください。 - ユーザーの名前をクリックし、そのユーザーのアカウント ページを開きます。
- [グループ] をクリックします。
- 教師のグループ名の横にあるチェックボックスをオンにして、右側の [削除] をクリックします。
- もう一度 [削除] をクリックします。
管理者は、組織内でクラスを作成できるユーザーを決定できます。
重要: 管理コンソールで行った変更がユーザーに適用されるまでには、最長で 24 時間ほどかかることがあります。- 現在のアカウント()では以下の手順を実施できない可能性があります。続行するには、管理者アカウントにログインしていることを確認してください。管理コンソールへのログイン方法の詳細をご確認ください。
- パソコンで、次のいずれかを行います。
- [アプリ] [Google Workspace] [Classroom] をクリックします。
- [アプリ] [その他の Google サービス] [Classroom] をクリックします。
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[全般設定] に移動します。
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[教師の権限] をクリックします。
- [教師の権限] にカーソルを合わせて、編集アイコン をクリックします。
- 次のいずれかのオプションを選択します。
- このドメイン内のすべてのユーザー(教師と生徒)
- 保留中および確認済みのすべての教師
- 確認済みの教師のみ
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[保存] をクリックします。
保護者の情報を閲覧できるのは、確認済みの教師だけです。管理者は、保護者の招待と削除を行うことを確認済みの教師に許可できます。詳しくは、担当ドメイン内の保護者を管理するをご覧ください。
教師のアカウントを削除する前に
教師のアカウントを削除する前に、その教師のクラスが生徒や副担任によって使用されていないことを確認してください。クラスがまだ使用されている場合は、クラスのオーナー権限を別の教師に譲渡します。
オーナー権限を譲渡せずに教師のアカウントが削除された場合:
- 教師は Classroom にアクセスできなくなります。
- クラスを別のユーザーに譲渡できなくなります。
- そうしたクラスは引き続き他のユーザーが利用できますが、機能が制限されます。
削除した教師のアカウントからクラスを復元する必要がある場合は、削除後 20 日以内であれば、削除したアカウントを復元できます。