ウェブ インタースティシャルはページ全体に表示されるウェブ広告で、追加の広告枠と収益源になります。Better Ads Standards を遵守しながら、ウェブページに効果的な広告を掲載して収益化できます。
ウェブ インタースティシャルは、ユーザー エクスペリエンスに配慮して、次のように表示されます。
- 閉じるボタンが明確に示される。
- 設定可能なフリークエンシー キャップがある。
- Google 検索の標準規格に準拠しているため、邪魔にならない。
このページの内容
使ってみる
- タグ設定
- ウェブページの
<head>
要素に GPT のINTERSTITIAL
スロットタイプを追加します。 - 他の広告スロットと同じように、広告スロットを表示します。
特定のリンクに対してインタースティシャルを表示しないよう指定する方法など、タグ付けの詳細については、デベロッパー向けドキュメントをご確認ください。
- ウェブページの
- 入稿
- インタースティシャル広告スロット用に新しい広告ユニットを作成するか、既存の広告ユニットを使用します。サイズは 320×480、300×250、336×280 を選択します。
- 広告申込情報を作成します。
パソコン向けのインタースティシャルは現在テスト中で、最終的にはすべてのサイト運営者様にご利用いただけるようになる予定です。その場合に意図しないデバイスに配信されないよう、[デバイス カテゴリ] で [スマートフォン] と [タブレット] をターゲットに設定することをおすすめします。
- 広告在庫が予約済みで、プログラマティック直接取引を使用する場合: 通常どおり広告在庫をターゲットに設定します。クリエイティブのサイズは 320x480、300x250、または 336x280 である必要があります。広告在庫のフォーマットで広告申込情報のターゲットを設定し、オプションで [インタースティシャル] を選択できます。
- 広告在庫が予約済みでない場合: Ad Exchange 広告申込情報に広告ユニットを追加します。該当のプレースホルダ クリエイティブに 320x480、300x250、または 336x280 のサイズを追加します。これらの固定サイズは、Ad Exchange 広告申込情報を入稿する場合のみ必要です。プログラマティックに配信される広告は、ビューポートのサイズに応じた範囲のサイズで表示できます。
- 動画アウトストリーム広告(純広告およびプログラマティック直接取引の広告枠)の場合: 通常どおり広告枠をターゲットに設定します。クリエイティブのサイズは 320x480、300x250、または 336x280 である必要があります。広告在庫のフォーマットで広告申込情報のターゲットを設定し、オプションで [インタースティシャル] を選択できます。
- プライベート オークションのウェブ インタースティシャルの場合:
サイズは選択しないでください。サイズを選択することで取引をウェブ インタースティシャル フォーマットに限定することはできませんが、必要に応じて、広告スロット固有の Key-Value を使用する、別の広告枠ユニットを使用するなど、他の方法でウェブ インタースティシャル フォーマットに制限できます。
- レポート
- ウェブ インタースティシャルは、「広告在庫のフォーマット」ディメンションに「インタースティシャル」として表示されます。
- ウェブ インタースティシャルの「広告リクエストの合計数」には、広告が配信されなかったリクエストは含まれません。その結果、ウェブ インタースティシャルの「広告リクエストの合計数」が、「Ad Exchange の広告リクエスト数」または「プログラマティックの配信条件を満たした広告リクエスト数」より少なくなることがあります。
インタースティシャルのデモ
インタースティシャル フォーマットの動作を確認するには、GPT タグがすでに設定されているウェブサイトのページに #gamInterstitialDemo
を追加します。ページ上のナビゲーション リンクをクリックすると、このフォーマットが表示されます。
トリガー
ウェブ インタースティシャルは、ユーザーが次の操作をしたときにトリガーされます。
- 特定のページに移動したとき
- タブやウィンドウを再表示したとき(たとえば、別のタブやウィンドウに移動した後で再度タブやウィンドウに戻るとき、デバイス画面のロックを解除した後にタブやウィンドウに再度アクセスしたとき、ウィンドウを最小化してから最大化したときなど)
- ブラウザのナビゲーション バーをクリックしたとき(パソコンのみ)
ウェブ インタースティシャルでは、インタースティシャルを表示できる複数のアクションをユーザーがトリガーした場合でも、パブリッシャーが設定したフリークエンシー キャップが適用されます。
トリガーを有効にする
追加のトリガーを受け取ることを有効にするには:
- Google アド マネージャーにログインします。
- [広告枠]、[ネットワーク設定] をクリックします。
- [ウェブ インタースティシャル トリガー] で、有効にするトリガーを選択します。
-
ページにタグを設定してトリガーを有効にすることもできます。
次の例は、タブまたはウィンドウの再表示トリガーを有効にする方法を示しています。
例
const interstitialSlot = googletag.defineOutOfPageSlot(
'/6355419/Travel/Europe/France/Paris',
googletag.enums.OutOfPageFormat.INTERSTITIAL);
// パブリッシャーは「unhideWindow」トリガーを有効にしたいと考えています。
interstitialSlot.setConfig({
interstitial: {
triggers: {
unhideWindow: true,
},
},
});
次の例は、ページ再表示トリガーとナビゲーション バー トリガーの両方を有効にする方法を示しています。
例
// GPT 管理のウェブ インタースティシャル広告スロットを定義します。
const interstitialSlot = googletag.defineOutOfPageSlot(
"/1234567/sports",
googletag.enums.OutOfPageFormat.INTERSTITIAL
);// オプションのインタースティシャル トリガーを有効化します。
// 無効にするには、この値を false に変更します。
const enableTriggers = true;interstitialSlot.setConfig({
interstitial: {
triggers: {
navBar: enableTriggers,
unhideWindow: enableTriggers,
},
},
});
フリークエンシー キャップ
- ウェブ インタースティシャルのデフォルトのフリークエンシー キャップは 10 分あたり 1 インプレッションです。
- フリークエンシー キャップは、ネットワーク レベルまたは広告ユニット レベルで設定できます。フリークエンシー キャップは 1 分あたり 1 インプレッションまで引き下げることができます。
- アド マネージャーでは、ローカル ストレージを使用してフリークエンシー キャップを適用しています。2024 年 11 月 4 日より、ローカル ストレージの同意を事前に提供していないユーザーにもインタースティシャルが配信されるようになります。パブリッシャーは、ページに次のコード スニペットを追加して、ローカル ストレージの使用について同意していないユーザーにインタースティシャルを表示しないようにできます。
例
// GPT 管理のウェブ インタースティシャル広告スロットを定義します。
const interstitialSlot = googletag.defineOutOfPageSlot(
"/1234567/sports",
googletag.enums.OutOfPageFormat.INTERSTITIAL
);
interstitialSlot.setConfig({
interstitial: {
requireStorageAccess: true, // デフォルトは false
},
});
対象外のリンク
ページの一部のリンクでは、インタースティシャル広告を表示できないと見なされる場合があります。ユーザーが対象外のリンクをクリックしても、インタースティシャル広告は表示されません。対象外のリンクには、HTTP / HTTPS を使用しない URL、新しいウィンドウを開くリンクなどがあります。
特定のリンクが GPT で管理されるウェブ インタースティシャルをトリガーしないようにするには、アンカー要素またはアンカー要素の祖先に data-google-interstitial="false"
属性を追加します。