この記事は管理者を対象としています。自分のデバイスにパソコン版ドライブを設定して使用する方法については、こちらの記事をご確認ください。
Google Workspace、Cloud Identity、G Suite のすべてのエディションでサポートされています
パソコン版 Google ドライブがあれば、ユーザーはクラウドベースのファイルの操作や共同編集をすぐに始められます。パソコン版ドライブを使用すると、既存のファイルをドライブに取り込んで、使い慣れたデスクトップ ワークフローを引き続き利用できます。管理者は、ユーザーがパソコン版 Google ドライブを使用する方法およびユーザーが使用できる機能を選択できます。管理者は、パソコン版ドライブのインストールをユーザーに許可できます。また、管理者がユーザー向けにソフトウェア デプロイ ツールを使用してインストールすることもできます。
始める前に
システム要件を確認します。
ステップ 1: 組織にパソコン版ドライブを設定する
Set up Drive for desktop for your organization
始める前に: 必要に応じて、部門やグループに設定を適用する方法をご確認ください。
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管理コンソールで、メニュー [アプリ] [Google Workspace] [ドライブとドキュメント] [パソコン版 Google ドライブ] に移動します。
- [パソコン版ドライブを有効にする] をクリックします。
- パソコン版ドライブを有効にするには、[組織内でのパソコン版 Google ドライブの使用を許可する] チェックボックスをオンにします。
- 承認されたデバイスでのアクセスのみ有効にするには、[承認されたデバイスでのみパソコン版 Google ドライブの使用を許可する] チェックボックスをオンにします。
- ウェブ上の Google ドライブで、パソコン版ドライブのインストールをユーザーに促すには、[パソコン版 Google ドライブのダウンロード リンクを表示する] チェックボックスをオンにします。ユーザーがインストールするには、パソコンの管理者権限が必要です。
- 誰が Microsoft Office 共有ファイルを編集しているのかをユーザーが確認できるようにするには、[ユーザーにパソコン版 Google ドライブからの Microsoft Office のリアルタイム プレゼンス機能の有効化を許可する] チェックボックスをオンにします。
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[保存] をクリックします。 または、組織部門 の [オーバーライド] をクリックします。
継承された値を後で復元するには、[継承](グループの場合は [設定解除])をクリックします。
- (省略可)ユーザーがパソコン版ドライブで一般ユーザー向けの機能(ミラー同期、フォトのバックアップ、USB デバイスのバックアップなど)を使用できるようにします。この機能を有効にすると、ユーザーのパソコンと Google アカウントで保存容量の使用量が増えることがあります。有効にするには、以下の操作を行います。
- [同期オプション] をクリックします。
- チェックボックスをオンにします。
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[保存] をクリックします。 または、組織部門 の [オーバーライド] をクリックします。
継承された値を後で復元するには、[継承](グループの場合は [設定解除])をクリックします。
ステップ 2: 組織内のデバイスにパソコン版ドライブをインストールする
ユーザーがパソコン版ドライブを自身でインストールできるようにしたり、管理者がユーザー向けに手動でインストールしたりできます。また、ソフトウェア管理ツールを使用してパソコン版ドライブが組織に自動的に導入されるよう選択することもできます。
インストーラを使用してパソコン版ドライブを手動でインストールする場合は、自宅、職場、学校でパソコン版 Google ドライブを使用するの手順をご覧ください。
パソコン版ドライブをサイレント モードでインストールするには、デバイスで次の手順を実施します。
WindowsGoogleDriveSetup.exe
をダウンロードします。
今すぐダウンロード- サイレント モードでインストーラを実行します。
GoogleDriveSetup --silent --desktop_shortcut
注:
- パソコン版ドライブの
desktop_shortcut
フラグは省略可能です。Windows のタスクバーからパソコン版ドライブを見つけることもできます。 - インストール後のアプリの起動をスキップするには、
--skip_launch_new
パラメータを追加します。 - パソコン版ドライブには、Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドへのショートカットがデフォルトで含まれています。ドキュメント エディタのショートカットをオフにするには、
インストーラーに--gsuite_shortcuts=false
パラメータを追加します。
- パソコン版ドライブの
GoogleDrive.dmg
をダウンロードします。
今すぐダウンロード- インストーラをサイレント モードで実行します。
hdiutil mount GoogleDrive.dmg; sudo installer -pkg /Volumes/Install\ Google\ Drive/GoogleDrive.pkg -target "/Volumes/Macintosh HD"; hdiutil unmount /Volumes/Install\ Google\ Drive/
注: Mac で初めてパソコン版ドライブを起動したときに、「localhost」というフォルダが表示されることがあります。これは想定どおりの挙動であり、このフォルダは無視してかまいません。
パソコン版ドライブのインストールで問題が発生する場合は、パソコンを再起動してからもう一度お試しください。
ステップ 3: (省略可)パソコン版ドライブの高度な設定
管理者は、キャッシュの場所、帯域幅の制限、プロキシ設定など、パソコン版ドライブの設定のオーバーライド値を設定できます。詳しくは、パソコン版ドライブの高度な設定をご覧ください。
パソコン版ドライブは、デフォルトでは Google アップデート(Windows)または Google ソフトウェア アップデート(Mac)を使用してユーザーのパソコンで自動更新するように設定されています。自動更新により、サービスの中断を防ぎ、データ セキュリティを高め、ユーザーはリリース後すぐに新機能を利用できるようになります(詳しくは、パソコン版ドライブが常に最新バージョンに更新されるようにするをご覧ください)。また、自動更新を無効にすることもできます。自動更新を設定する(Windows)または Chrome の更新を管理する(CBCM)の手順を行ってください。
既知の問題
Digital Guardian との互換性パソコン版ドライブは、Digital Guardian には対応していません。
一部のウイルス検出ソフトウェアおよびセキュリティ ソフトウェアにより、パソコン版ドライブの動作が妨げられることがあります。
ウイルス スキャン ソフトウェアが動作しているパソコンにおいて「問題が発生したためパソコン版ドライブが停止されました」というエラーが繰り返し発生する場合は、ウイルス スキャンからパソコン版ドライブを除外してください。
- Windows の場合: デフォルトのストリーミングの場所は G: ですが、別の場所に設定している可能性があります。
- macOS の場合: デフォルトのストリーミングの場所は /Volumes/GoogleDrive ですが、別の場所に設定している可能性があります。
パソコン版 Google ドライブと別の同期サービスの両方とフォルダを同期すると、ファイルを Google ドライブと同期できない場合、またはファイルが Google ドライブから完全に削除される場合があります。他のアプリケーションで構成を変更する場合は、慎重に変更を行ってください。
Windows デバイスからパソコン版ドライブを通知せずにアンインストールする
標準のアンインストール方法に加えて、Windows デバイスからパソコン版ドライブをバックグラウンドでアンインストールすることもできます。次を実行します。
%PROGRAMFILES%\Google\Drive File Stream\<VERSION>\uninstall.exe --silent --force_stop
注:
- パソコン版ドライブが実行中の場合は、
--force_stop
引数が必須です。--silent
引数は省略可能です(この引数を使用すると、アンインストール ダイアログを非表示にし、エンドユーザーによるアンインストールの確認をスキップできます)。 - パソコン版ドライブの UninstallString レジストリキー(
Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\{6BBAE539-2232-434A-A4E5-9A33560C6283}
)は、uninstall.exe を参照しています。
パソコン版ドライブを許可しない場合
組織でパソコン版ドライブの使用が許可されていない場合は、ユーザーはログインしたりアプリを使用したりできません。許可されなくなる前にユーザーがパソコン版ドライブをミラーモードで使用していた場合、ドライブから同期されたファイルはパソコンに残りますが、同期はできなくなります。
なお、ウェブ上のドライブを使って手動でファイルをアップロードしたりダウンロードしたりすることや、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォームにアクセスすることは可能です。これらの機能の一部またはすべてをブロックするには、以下の操作を行います。
- Essentials エディションをご利用の場合は、ドキュメントの作成機能を無効にできます。
- ドライブのすべてのコンポーネントとドキュメント エディタを無効にする場合は、ドライブを無効にしてください。
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