著作権で保護されたコンテンツが含まれる動画をアップロードすると、Content ID の申し立てを受けることがあります。アップロードした動画が Content ID システムの別の動画(または別の動画の一部)と一致した場合、このような申し立てが自動的に生成されます。
著作権者は Content ID を設定することで、自身が権利を所有している著作物に一致するアップロード動画をブロックできます。また、申し立ての対象となったコンテンツを YouTube 上に維持して広告とともに視聴できるようにすることもできます。その場合は、申し立てが行われたコンテンツの著作権者が広告の収益を得ることになります。
動画が Content ID の申し立てを受けているかどうかを確認するにはどうすればよいですか?
動画に Content ID の申し立てが行われると、YouTube からメールが届きます。動画の申し立てについて詳しく確認するには:
- YouTube Studio にログインします。
- 左側のメニューで [コンテンツ] をクリックします。
- 動画に申し立てがある場合は、[制限] 列に [著作権侵害の申し立て] と表示されます。
- [制限] 列の [著作権侵害の申し立て] にカーソルを合わせ、[詳細を表示] を選択します。
- 下矢印
をクリックすると、申し立ての詳細を展開できます。
- [コンテンツ内の対象範囲] セクションでタイムスタンプをクリックすると、Content ID により申し立てが行われたセグメントを再生できます。
動画が Content ID の申し立てを受けた場合は、係争になるということでしょうか?
おそらく、そうではありません。Content ID の申し立ては通常、他のユーザーが所有するコンテンツがお使いの YouTube チャンネルで発見された場合に行われます。
著作権者は、著作権で保護されたコンテンツを他者が再利用できるかどうかを決定する主体です。多くの場合、著作権者は自分のコンテンツの使用を許可する代わりに、その動画への広告掲載を求めます。広告は、動画が再生される前に挿入されるか、または動画の長さが 8 分以上の場合は動画の再生中に表示されます。
著作権者がコンテンツの再利用を認めない場合は、次のような対応が行われることがあります。
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動画をブロックする: 著作権者が動画をブロックすることがあります。その場合、動画は視聴できなくなります。全世界でブロックされることもあれば、特定の国や地域でのみブロックされることもあります。
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特定のプラットフォームを制限する: 著作権者は、コンテンツが表示されるアプリやウェブサイトを制限する場合があります。YouTube 上での動画の表示は、こうした制限の影響を受けません。
動画が Content ID の申し立てを受けた場合はどうすればよいですか?
Content ID の申し立てを受けた場合は、状況に応じていくつかの選択肢があります。
- 何もしない: 申し立てに同意する場合、何もする必要はありません。後で別の対応を行うこともできます。
- 収益を分配する: YouTube パートナー プログラムに参加しているクリエイターは、動画内の音楽が申し立てを受けた場合、音楽出版社と収益を分配できる可能性があります。詳細はこちらをご覧ください。
- 異議を申し立てる: 動画に対する申し立てに誤りがあると思われる場合は、異議申し立てを行うことができます。詳しくは、Content ID の申し立てに対して異議申し立てを行う方法をご覧ください。
正当な理由なしに異議申し立てを行った場合、コンテンツ所有者が動画の削除依頼を行う可能性があります。動画に対して有効な削除依頼が発行されると、そのアカウントは著作権侵害の警告を受けます。詳しくは、著作権侵害の警告をご覧ください。
- セグメントをカットする: YouTube Studio で申し立てを受けたセグメントのみを動画から削除できます。詳しくは、セグメントをカットする方法をご覧ください。
- 曲を置き換える(音声に対する申し立てのみ): 動画内の音楽が申し立てを受けた場合、動画内の音声トラックを YouTube オーディオ ライブラリの自由に使用できる楽曲と置き換えることができます。詳しくは、曲を置き換える方法をご覧ください。
- 曲をミュートする(音声に対する申し立てのみ): このオプションを選択すると、申し立てが行われた動画内の曲をミュートできます。動画内の曲のみをミュートするか、すべての音声をミュートするかを選択できます。詳しくは、曲をミュートする方法をご覧ください。