URL の変更を伴うサイト移転

2. URL マッピングを準備する

元のサイトの URL から新しいサイトの URL へのマッピングは重要な項目です。このセクションでは、新旧両サイトの URL を適切に特定してマッピングをスムーズに行うための一般的なアプローチをいくつか紹介します。マッピングの具体的な生成方法の詳細は、現行のウェブサイト インフラストラクチャとサイト移転の内容によって異なります。

現行の URL を特定する

ごく単純なサイト移転では、現行 URL のリストを作成する必要がないこともあります。たとえば、サイトのホストを変更するのみ(例: example.com から example.net へ)であれば、ワイルドカードを使用したサーバー側リダイレクトを使用すれば済むこともあります。

より複雑なサイト移転では、元の URL のリストを作成して、各 URL を新しい移転先にマッピングする作業が必要になります。元の URL のリストを取得する方法は現行のウェブサイトの設定により異なりますが、便利な方法をいくつか紹介します。

  • まず重要な URL から: 重要な URL を特定する方法は次のとおりです。
    • サイトマップを確認します。特に重要な URL はサイトマップで Search Console に送信されている可能性が高いからです。
    • サーバーログまたは解析ソフトウェアで、特にトラフィックの多い URL を調べます。
    • Search Console でサイトへのリンクを見て、内部リンクと外部リンクのあるページを調べます。
  • コンテンツ管理システムを使用します。コンテンツ管理システムでは一般に、コンテンツをホストしている全 URL のリストを簡単に取得できるようになっています。
  • サーバーログを見て、最近 1 回以上アクセスのあった URL を調べます。周期的なトラフィックの変動を考慮して、適切な期間を設定します。
  • 画像や動画も忘れずに: サイト移転計画に、埋め込みコンテンツ(動画、画像、JavaScript、CSS ファイル)の URL を入れ忘れないようにしましょう。このような URL も、サイトの他のすべてのコンテンツと同じように移転する必要があります。

元の URL から新しい URL へのマッピングを作成する

元の URL のリストを用意したら、各 URL をどの URL にリダイレクトするかを決めます。マッピングの保存方法は、お使いのサーバーやサイト移転の内容によって異なります。データベースを使用する方法や、共通のリダイレクト パターンについてシステムに何らかの URL 書き換えルールを設定する方法もあります。

全 URL の詳細情報を更新する

URL マッピングを定義したら、最終的な URL マッピングの移転準備を整えるために 3 つのことを行うようおすすめします。

  1. 各ページについて HTML またはサイトマップ エントリ内のアノテーションを更新する
    1. 移転先の各 URL に、自身を参照する rel="canonical" リンクタグが必要です。
    2. 移転するサイトに rel-alternate-hreflang アノテーションを使用した多言語や多国籍のページがある場合は、新しい URL をアノテーションに反映させます。
    3. 移転するサイトにモバイル版がある場合は、rel-alternate-media アノテーションを更新します。詳しくはスマートフォン ウェブサイト ガイドラインをご覧ください
  2. 内部リンクを更新する
    新しいサイトの中の内部リンクを、元の URL から新しい URL に変更します。必要に応じて、先ほど作成したマッピングをリンクの検出と更新に利用することもできます。
     
  3. サイトマップとリンクリストを作成して保存する
    最終的な移転に向けて次のリストを保存します。
    1. マッピングの中の新しい URL を含むサイトマップ ファイル
    2. マッピングの中の前の URL を含むサイトマップ ファイル
    3. 現行のコンテンツにリンクしているサイトのリスト

    詳しくはサイトマップをご覧ください。

301 リダイレクトの準備を行う

マッピングと新しいサイトの準備ができたら、次はマッピングで指定した元の URL から新しい URL への HTTP 301 リダイレクトをサーバーにセットアップします。

次の点に注意してください:

  • HTTP 301 リダイレクトを使用する: Googlebot は複数の種類のリダイレクトに対応していますが、できれば HTTP 301 リダイレクトを使用することをおすすめします。
  • リダイレクトの連鎖は避ける: Googlebot やブラウザは複数のリダイレクトの「連鎖」(例: ページ 1 > ページ 2 > ページ 3)をたどることができますが、最終的なリダイレクト先に直接リダイレクトすることをおすすめします。直接リダイレクトすることができない場合は、連鎖するリダイレクトの数をできるだけ少なくします。5 個未満にしてください(できれば 3 個以下)。リダイレクトが連鎖していると、ユーザーの待ち時間が長くなり、またブラウザによっては長いリダイレクト連鎖に対応していないことがあります。
  • リダイレクトをテストする: 個々の URL をテストするには Fetch as Google を、大量の URL をテストするにはコマンドライン ツールやスクリプトを使用できます。
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