URL の変更を伴うサイト移転

1. 新しいサイトを準備する

サイトのコピーで新しいシステムをセットアップする

準備作業の詳細は、サイト移転のケースによってそれぞれ異なりますが、一般に次のいずれか 1 つまたは複数の作業を行うことになります。

  • 新しいコンテンツ管理システム(CMS)をセットアップして、コンテンツを追加します。
  • 現在ホストしている画像やダウンロード ファイル(PDF ドキュメントなど)を移行します。
    検索結果やリンクからこれらのコンテンツにアクセスするトラフィックが既に発生している可能性があり、新しい場所をユーザーと Googlebot に伝えることが重要です。
  • HTTPS に移行する場合は、必要な TLS 証明書を入手してサーバーに設定します。

以降で、新しいサイトの準備にあたって行うことをおすすめする具体的な作業について説明します。

新しいサイトの robots.txt を設定する

サイトの robots.txt ファイルは、Googlebot がクロールできる領域を制御します。新しいサイトの robots.txt ファイルのディレクティブに、クロールをブロックしたい部分が正確に反映されるようにしてください。

場合によって、サイトの開発中はすべてのクロールをブロックすることもあります。その場合は、サイト移転開始後の robots.txt ファイルの内容をあらかじめ準備しておきます。同様に、開発中に noindex ディレクティブを使用する場合は、URL リストを作成しておき、サイト移転の開始時にそのリストから noindex ディレクティブを削除します。

削除または結合されたコンテンツについてエラーを表示する

元のサイトから新しいサイトに移行されないコンテンツについては、その孤立した URL から適切に HTTP 404 または 410 のエラー レスポンス コードが返されるようにします。新しいサイトの設定パネルで移転元 URL からエラー応答コードを返すようにするか、新しいリダイレクト先 URL へのリダイレクトを設定して、そこから HTTP エラーコードを返すようにすることができます。

関連性の低いリダイレクトは行わない

多数の元の URL を関連性の低い 1 つのリダイレクト先(新しいサイトのホームページなど)にリダイレクトすることは避けてください。このようなリダイレクトはユーザーが混乱し、またソフト 404 エラーとみなされるおそれもあります。ただし、以前は複数のページでホストしていたコンテンツを新しい 1 つのページに統合した場合は、元の複数の URL を新しい統合後のページにリダイレクトしても問題ありません。

Search Console の設定が適切か確認する

サイトの移転が成功するかどうかは、Search Console の設定が適切かつ正確であるかどうかにかかっています。

サイトの確認がまだ済んでいない場合は、Search Console で元のサイトと移転先サイトの両方の所有者であることを確認します。元のサイトと移転先サイトの両方の類似パターンすべてについて確認を行うようにしてください。たとえば、www.example.com と example.com の両方について、また HTTPS URL を使用している場合には HTTPS と HTTP 両方の類似パターンについて確認が必要です。この確認手続きを元のサイトと移転先のサイト両方について行ってください。

Search Console の確認機能を確認する

Search Console の所有権確認機能がサイト移転後も引き続き動作するようにします。別の確認方法を使用している場合は、URL が変わると確認トークンも変わる場合があることに注意してください。

Search Console でサイトの所有権の確認に HTML ファイルを使用している場合は、サイトの新しいコピーに現行の確認ファイルを入れることを忘れないように注意してください。

同様に、サイトの所有権の確認にメタタグを参照するインクルード ファイルを使用しているか、Google アナリティクスを使用している場合は、新しい CMS コピー に同じものを組み込むようにします。

Search Console の設定を確認する

Search Console で元のサイトの設定の一部を変更していた場合は、新しいサイトの設定に同じ変更を反映します。例:

  • URL パラメータ: URL パラメータを設定して元の URL のクロールやインデックス登録を制御していた場合は、必要に応じて新しいサイトにもその設定が適用されるようにします。
  • 地域ターゲットの設定: 元のサイトに明示的な地域ターゲットを設定している場合があります。たとえば、地域ターゲット設定可能なドメインや、国コードのトップレベル ドメイン(.co.uk など)を設定することがあります。同じ地域ターゲット設定を継続する場合は、新しいサイトにも同じ設定を適用します。ただし、サイトの移転が世界的な事業展開の一環であり、サイトを特定の国や地域に関連付けたくない場合は、[サイトの設定] ページのプルダウンで [指定なし] を選択します。
  • クロール頻度: 元の URL と移転先 URL のいずれについても、Search Console で Googlebot のクロール頻度を制限しないことをおすすめします。また、クロール頻度の設定も行わないことをおすすめします。クロール頻度は、サイトが Googlebot のクロール量に対応できないことがわかっている場合にのみ設定してください。元のサイトで Googlebot のクロール頻度を制限していた場合は、制限を解除することを検討します。Google では、サイトが移転されたことを自動的に検知するアルゴリズムを使用して、Googlebot のクロール行動を変えてサイトの移転が迅速にインデックスに反映されるようにしています。
  • 否認済みのバックリンク: 元のサイトでバックリンクを否認するためのファイルをアップロードしていた場合は、新しいサイトの Search Console アカウントを使用して再度アップロードすることをおすすめします。

最近購入したドメインに問題がないかを確認する

新しいサイトに最近購入したドメインを使用する場合は、前の所有者のときの未解決の問題が残っていないことを確認するようおすすめします。次の設定を確認します:

  • 以前のスパムに対する手動による対策:Google では、ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に準拠していないサイトに対して、検索結果での掲載順位を下げたり、検索結果から完全に削除したりするなど、手動による対策を講じています。Search Console の [手動による対策] ページで、新しいサイトに手動による対策が適用されていないかどうかを確認し、問題が表示されている場合は、再審査リクエストを提出する前に問題に対処してください。
  • 削除された URL: 前の所有者による URL の削除(特にサイト全体を対象とした URL の削除)が残っていないことを確認してください。この点についても、コンテンツの URL 削除リクエストを送信する前に、URL 削除ツールを使用すべきでない場合について確認してください。

ウェブ解析を使用する

サイトの移転中は、元のサイトと新しいサイトの両方の使用状況を解析することが重要です。ウェブ解析ソフトウェアがこの目的に役立ちます。一般に、ウェブ解析の設定は、ページに JavaScript を埋め込んで行います。サイトの追跡方法の詳細は、使用する解析ソフトウェアや、ログの作成、処理、フィルタリングの各設定によって異なります。不明な点はお使いの解析ソフトウェアのプロバイダにお問い合わせください。また、解析ソフトウェアの設定を変更する予定がある場合、サイトの移転中に行うことはおすすめしません。Google アナリティクスを使用していてコンテンツ レポートを明確に分割する場合は、新しいサイト用に新しいプロファイルを作成することを検討します。

新しいドメインでリソースを確実に配信する

移転後、Google は新しいサイトを通常よりも多くクロールします。これは、元のサイトから新しいサイトにトラフィックがリダイレクトされ、元のサイトのクロールが新しいサイトにリダイレクトされるうえ、他のクロールも行われるためです。Google からのトラフィックの増加に対処できるよう、新しいサイトに十分なホスト負荷があることを確認してください。

データ ハイライターを更新する

データ ハイライターを使用して元のページのマッピングが行われている場合は、新しいサイトでマッピングをやり直してください。

アプリリンクを更新する

HTTPS ページの準備が整ったらすぐに、Google 検索結果に表示されたときにアプリでウェブページを開くためのアプリリンクをすべて更新します。これらのリンクを更新して、新しい HTTPS URL を指すようにします。これらのリンクではリダイレクトは動作しません。モバイルのブラウザでクリックすると、アプリのリンク処理を更新しない限り、アプリではなくブラウザでページが開きます。

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