検索広告 360 のビジネスデータを使用すると、ビジネスに関する情報を基にレポートを作成して分析したり、キャンペーン管理を自動化したりできます。
Business data in Search Ads 360
レポートを作成して分析する
ビジネスデータを使用すれば、ビジネスの構造に合わせてレポートを作成できます。検索マーケティング レポートを、既存のキャンペーンや広告グループの構造に無理に合わせる必要はありません。手順は次のとおりです。
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ビジネスデータを定義して、ビジネスがどのような構造になっているかを 検索広告 360 に伝えます。
たとえば、チェーン展開するホテルを宣伝する場合であれば、各ホテルの地域、都市、地区などをアップロードできます。また、ホテルのサービスや料金に焦点を当ててレポートを作成したい場合は、ホテルのサービスや料金のデータをアップロードできます。 -
ラベルの適用と同じ要領で、ビジネスデータを検索広告 360 のアカウントやキャンペーンなどの項目に適用します。
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ビジネスデータに沿ってピボットするレポートを作成します。
たとえば、地域別、都市別、地区別に、ホテルのインプレッション数、クリック数、コンバージョン数を比較できます。
キャンペーン管理を自動化する
アップロードしたビジネスデータは、マーケティングでの意思決定にも利用できます。また、検索広告 360 に自動化ルールを設定し、データの変化に応じて処理を変更することもできます。
たとえば、ホテルを宣伝する際、残室数に応じてキャンペーンを停止したり再開したりしたい場合は次のようにします。
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各ホテルの残室数の情報をビジネスデータに追加します。
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自動化ルールを作成して毎日実行し、ホテルの残室数が少なくなってきたらキャンペーン、広告グループ、キーワードを停止します。
ビジネスデータとラベルの違い
ビジネスデータはラベルと比べて、以下のような利点があります。
- ビジネスデータは検証されます。ラベルとは異なり、検索広告 360 の項目に適用するビジネスデータは、表記や句読点が一貫しているかどうかが 検索広告 360 で確認されます。一方、ラベルに誤字がある場合や、句読点の付け方が異なる場合は、別のラベルとみなされます。
- ビジネスデータは必要に応じて簡単に更新できます。最初にアップロードするデータが十分に詳細でなくても、必要に応じていつでも、詳細なデータを追加で適用できます。
- ビジネスデータを使ってレポートの分割とグループ化(ディメンション)をすることができます。これはラベルではできません。
ラベルとビジネスデータの比較についてのページをご覧ください。
ビジネスデータを適用できる項目
ビジネスデータは、検索広告 360 の以下の項目に適用できます。
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エンジン アカウント
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キャンペーン
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広告グループ
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キーワード
ビジネスデータを広告に直接適用することもできますが、ビジネスデータを直接適用した広告については [ディメンション タブ] でレポートを作成できません。なお、ビジネスデータを広告グループに適用すると、そのデータを広告に継承できます。
利用を開始する
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検索広告 360 で使用するビジネスデータを定義します。
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アカウント、キャンペーンなどの項目にビジネスデータを適用します。
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ビジネスデータに基づいてピボットするレポートを作成したり、データの変化に応じて処理を変更する自動化ルールを作成したりします。