インドでの新たな規制の進展に対応するため、すべてのデベロッパーは、インドのモバイル ユーザーとタブレット ユーザーに対し Google Play の課金システムとあわせて代替の課金システムを提供できるようになりました。ユーザーが代替の課金システムを使用して支払いを行った場合、Google Play のサービス手数料が 4% 引き下げられます。詳しくは、こちらのブログ投稿と更新されたお支払いに関するポリシーをご覧ください。
アプリですでに Google Play の課金システムを使用していて、代替の課金システムを提供する予定がない場合は、特に対応は必要ありません。
代替の課金システムを統合する
安全で一貫したユーザー エクスペリエンスを維持するために、デベロッパーはいくつかの要件を満たす必要があります。統合を効率化する API を 2023 年に導入する予定ですが、それまでの間、代替の課金システムを短期間で追加する予定のあるデベロッパーは、暫定的な手順を行っていただく必要があります。
インドのユーザーに対し、Google Play の課金システムに加えて、代替の課金システムの選択肢を提供したい場合は、以下の暫定的な手順を行う必要があります。
- 申告フォームに記入して Google に通知し、利用規約に同意します。
- 申告フォームに記入した後に、登録フォームがメールで届きます。このフォームを使用して、ユーザー選択型決済を提供するアプリを指定します。
- PCI DSS 準拠の認定を取得し、不正な取引を報告する手段をユーザーに提供することにより、信頼性と安全性の要件に準拠します。
- Google の暫定的なユーザー エクスペリエンスの要件に沿って、課金システムの選択肢が一貫した方法で提示されるようにし、ユーザーが自らの選択内容について確実に理解できるようにします。
- Google の API が提供されるまでは、インドのユーザーからのすべての有料取引の金額を Google Play に月ごとに手動で報告します。詳しい手順については、Google にご連絡いただいた後にメールでご案内します。
- Google Play の課金システム以外の代替の課金システムを使用した取引に関しては、調整済みの Google Play サービス手数料を支払います。
代替の課金システムの申告フォームに入力したら、メールで送信される手順をご参照ください。この手順では、Google に報告する必要がある情報と、サービス手数料や税金に関して送金する必要のある支払いについて概要を示します。
今年後半に提供される Google の API を実装するまでお待ちいただくこともできます。この API を使用すると、ユーザーの請求や報告に関する選択画面の実装と管理を簡単に行えるようになります。API が提供される前に実装することを選択したデベロッパーは、API が提供された時点で、Google の自動化 API に切り替える必要があります。
他にご不明な点がございましたら、こちらからサポートチームにお問い合わせください。
よくある質問
デベロッパーの課金システムとあわせて、Google Play の課金システムが引き続き必要になるのはなぜですか?Google Play は、ユーザーが Google Play からインストールされたアプリでデジタル商品を購入する際に、Google Play の課金システムを使用できるようにする必要があると考えています。Google Play の課金システムは、プライバシーとセキュリティの厳しい標準に合わせて構築されているため、ユーザーは安心してアプリ内購入を行うことができます。また、代替の課金システムは、Google Play の課金システムと同じ保護設定やお支払い方法、機能(保護者による使用制限、ファミリー用お支払い方法、定期購入の管理、Google Play ギフトカード、Play Points など)を提供していない場合もあります。
Google Play のサービス手数料は、単なる決済処理の料金ではありません。Android と Google Play が提供する価値のほか、アプリの配信や検出、コマース プラットフォーム、デベロッパー ツール、分析、トレーニングなど、Google が提供するデベロッパー向けのあらゆるサービスの価値を反映したものです。サービス手数料について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
代替の課金システムは、モバイル ユーザーとタブレット ユーザーに販売されるアプリ内購入と定期購入に使用できます。詳しくは、お支払いに関するポリシーをご覧ください。
デベロッパーは、適用されるサービス手数料を Google に支払う必要があります。ユーザーが代替の課金システムを使用することを選択した場合、デベロッパーが支払う標準サービス手数料は 4% 引き下げられます。Google Play の課金システムを選択したユーザーについては、サービス手数料は現状のままとなります。引き続き Google Play の課金システムのみを利用するデベロッパーの場合、サービス手数料に変更はありません。99% のデベロッパーが 15% 以下のサービス手数料の対象となっています。
申告フォームに入力していただくと、Google がその情報を確認し、有料取引を報告する方法と、サービス手数料や適用される税金に関して送金する必要のある支払いについて、詳細な手順をお送りします。
また、デベロッパーは Google の自動化 API が提供された時点で、この API に切り替える必要があります。
サービス手数料は、インドのモバイル ユーザーとタブレット ユーザーによる有料の取引に基づいて計算されます。支払いの期限と手順が記載された請求書がデベロッパーに届きます。
当面の間、デベロッパーは月に 1 回、その月の 5 日目の営業日までに、有料取引の金額を手動で自己申告していただく必要があります。たとえば、2023 年 3 月に行われた取引の申告期限は、2023 年 4 月 7 日になります。
代替の課金システムを実装することを選択したデベロッパーは、API が提供された時点で、Google の自動化 API に切り替える必要があります。API により、代替の課金システムを使って行われた取引がシームレスに処理、報告されます。
いいえ。デベロッパーは、必要に応じて課金システムごとに異なる価格を設定できます。
更新されたお支払いに関するポリシーは、2023 年 4 月 26 日に施行されます。2023 年 4 月 26 日以降にインドのユーザーに代替の課金システムを提供する場合は、提供を開始するその日からお支払いに関するポリシーのすべての要件に準拠する必要があります。
はい。代替の課金システムを使用しているデベロッパーは、アプリ内で代替の課金システムを宣伝できます。ただし、Google Play の UX ガイドラインに沿って、選択肢が提供されていることをユーザーが理解できるようにし、一貫性のあるユーザー エクスペリエンスを提供する必要があります。
はい。このプログラムでは、アプリ内に埋め込んだ WebView によるウェブベースの支払いを、別のお支払い方法として使用できます。他のお支払い方法と同様に、このページに記載されているプログラムの要件(ユーザーの信頼と安全に関するすべての要件、サービス手数料など)が適用されます。
2023 年 2 月 22 日より前にインドのユーザーに対するユーザー選択型決済の試験運用に登録された場合は、代替の課金システムのインド向けプログラムに再度登録する必要はありません。なお、対象となるアプリ パッケージに対しある国で代替の課金システムの提供に変更する場合は、更新したアプリ パッケージの登録フォームを送信する必要があります。