Google Nest Wifi や Google Wifi のインターネット速度や Wi-Fi 速度が低下すると、すべてのデバイスのパフォーマンスに影響する可能性があります。影響を受けるデバイスには、スマートフォン、タブレット、パソコン、テレビ、スマートディスプレイ、スピーカーなど、Wifi ルーターや Wifi ポイントに接続されるものがすべて含まれます。
Wifi ポイントからの距離が遠すぎるデバイスを Wifi ルーターや Wifi ポイントに近づけるほど、Wi-Fi のパフォーマンスが向上します。Wifi ルーターや Wifi ポイントは、設置場所の中央に置くようにしてください。ルーターと各 Wifi ポイントの間に遮るものがなく、デバイスへの信号を物理的にブロックする可能性のあるものがルーターや Wifi ポイントの近くにないことを確認します。Wifi ポイントを配置する場所をご確認ください。
Wi-Fi ネットワークに接続されているデバイスはすべて、帯域幅(インターネット接続の速度)を他のデバイスと奪い合います。テレビでの Netflix のストリーミング、ノートパソコンでのダウンロード、Xbox Live のゲーミング セッションなどは、すべて帯域幅を必要とします。サービスによっては、高帯域幅を使用する複数のアクティビティを同時に実行すると、接続速度が遅くなることがあります。
解決方法には、以下のものがあります。
- 使用していないデバイスはすべてオフにし、大容量のダウンロードで帯域幅を浪費しないようにする。ネットワークに接続されているデバイスを表示し、データ使用量を確認するをご覧ください。
- 優先デバイスを設定するか、アクティビティの設定を変更して帯域幅を集中させる。
- ISP に連絡して、プランをアップグレードして帯域幅を増やす。
モデムを再起動すると、インターネット接続の問題やパフォーマンス低下の問題、一般的なワイヤレス接続の問題を解決できることがあります。モデムが正常に機能しているように見えても、Wifi ポイントへの安定した接続を確立するために、モデムの再起動が必要な場合があります。
モデムを再起動する方法は次のとおりです。
- モデムから電源ケーブルを取り外します。
- 2 分ほど待ちます。
- モデムに電源ケーブルを再接続します。
- モデムとルーターまたはメイン Wifi ポイントが起動し、インターネット接続を示すライトが点灯するのを待ってから、接続速度が改善されたかどうかを確認します。
Nest Wifi と Google Wifi は、イーサネット ポートで 10 / 100 / 1,000 Mbps(メガビット/秒)に対応しています。ただし、インターネットの速度は、ご利用のネットワーク上の最も遅いコンポーネントによって制限されます。インターネットへのパス上の接続が高速に対応していない場合、100 Mbps や 10 Mbps に低下することがあります。
想定したインターネット速度がインターネット速度テストで得られない場合、または Google Home アプリのフィード内で、イーサネットの速度制限についての優先イベントの通知を受信した場合:
- インターネット サービス プロバイダ(ISP)からの想定速度より低速のイーサネット ケーブルを使用していないかどうか確認します。
- 重要: インターネット速度が 100 Mbps を超える場合は、Cat 5e または Cat 6 のケーブルが推奨されます。
- ネットワーク内にある各機器のイーサネット ポートの定格を確認します(例: スイッチ、モデム、スプリッターなど)。
- 定格速度はすべて、ISP から提供される速度以上である必要があります。
- 機器のソフトウェアの設定によって、ネットワークの速度が低下することもあります。
インターネット サービス プロバイダ(ISP)は、家に接続されているインターネットの初期帯域幅や速度を管理します。これは、すべてのデバイスのインターネット速度に影響する可能性があります。
ISP が地域内のネットワークで作業をしていたり、他の変更を加えたりすると、ISP からのインターネット速度が一時的に遅くなることがあります。また、契約プランに応じて速度が制限されることもあります。
インターネット速度が低下する問題が繰り返し発生する場合は、インターネットを遅くしている原因と思われる問題が現在発生しているかどうかや、速度を改善するためにできることがあるかどうかを ISP にご確認ください。
Wifi ルーターや Wifi ポイントの近くで 1 台以上のワイヤレス ルーターが Wi-Fi をブロードキャストしている場合は、干渉を引き起こすことがあります。その結果、Wi-Fi のパフォーマンスが低下する可能性があります。
別のルーターが Google Nest Wifi ルーターまたは Google Wifi ポイントと同じ Wi-Fi ネットワーク名をブロードキャストしている場合は、デバイスが Wifi ポイントを切り替えたり、他のルーターやデバイスが接続できなくなったりすることがあります。
Google 以外のルーターで Wi-Fi をオフにするか、これらのルーターをさらに遠くに離してみてください。
Google 以外の Wi-Fi ルーターで Wi-Fi をオフにする解決策の 1 つとして、他のルーター(Google Nest Wifi や Google Wifi デバイス以外)で Wi-Fi をオフにする方法があります。ルーターの前面にあるライトを確認します。ほとんどのルーターには、ワイヤレス通信がアクティブか非アクティブかを示すライトがあります。ライトは通常 のように表示されます。
Wi-Fi を無効にするには、ルーターの設定画面にアクセスし、ワイヤレス オプションをオフにします。ルーターの設定画面にアクセスするには、Google 以外のルーターに接続した状態で、インターネット ブラウザを開くことが必要になる場合があります。次に、インターネット ブラウザを開き、下図のようにアドレスバーにルーターの IP アドレスを入力します。
手順はルーターによって異なります。ISP から提供されたルーターの場合は、Wi-Fi をオフにする方法について ISP に問い合わせることもできます。詳しくは、ISP やメーカーが提供する操作手順を参照してください。
ネットワーク分析情報
Google Home のフィード に、この記事に関する問題の Wi-Fi のネットワーク分析情報が表示されることがあります。ネットワークに関する問題が Nest Wifi または Google Wifi デバイスで特定されると、Google Home のフィードに、発生する可能性がある問題とおすすめの解決方法が表示されます。
関連するネットワーク分析情報が表示された場合は、下の分析メッセージで詳細をご確認ください。
イーサネット接続によりネットワーク速度が制限されています
速度テストが最近実施され、その結果、ネットワークのリンク速度が 100 Mbps 以下であり、Wifi ポイントの速度がルーターの速度の 90% 以下であることが検出されると、この分析情報が表示されます。この場合は、イーサネット ケーブルや接続などネットワーク機器に関する問題がある可能性があります。
インターネット速度が遅い - インターネット サービス プロバイダ(ISP)
Nest Wifi や Google Wifi で、インターネット リクエストが完了するまでの時間が通常より長いことが検出されると、この通知が表示されます。Nest Wifi や Google Wifi はテスト パケットを送信してインターネット サービス プロバイダ(ISP)のネットワーク速度の低下を検出します。この場合は、ISP に関する問題のためにインターネット速度が遅くなっている可能性があると判断されることがあります。
ISP は、家に接続されているインターネットの初期帯域幅や速度を管理します。速度を改善するには、これがプロバイダ側で修正できる一時的な問題などであるかどうかをプロバイダに確認する必要があります。
修正方法: 上記のインターネット サービス プロバイダの問題をご確認のうえ、ISP にお問い合わせください。
インターネット速度が遅い - ネットワークの輻輳
Nest Wifi や Google Wifi で輻輳または帯域幅不足のためにインターネット速度が遅くなっていることが検出されると、この通知が表示されます。
これは、家にあるデバイスが、ISP から提供されている帯域幅の容量を超えている可能性があることを示します。帯域幅が不足すると、インターネット速度が低下します。
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