レスポンシブ検索広告のキャンペーン単位のアセット レポートを使用すると、1 つまたは複数のキャンペーンのアセットの成果と分析情報を表示できます。差し替えた方がよいアセットや、広告のパフォーマンス向上に有効なアセットを確認できます。
[アセット] ページでは、すべてのレスポンシブ検索広告のアセットを 1 か所で確認できます。
キャンペーン単位のアセット レポートを使うと、アセットが使用されている場所と、最も成果の高いアセットを確認できます。成果の高いアセットを特定したら、そこでわかったことを他の広告にも適用できます。また、アセットの成果が低い場合は差し替えることができます。
はじめに
アセット レポートを表示するには、レスポンシブ検索広告を作成しておく必要があります。レスポンシブ検索広告の詳細
広告単位でアセット レポートを表示することもできます。アセット レポートには、レスポンシブ検索広告内で使用されているアセットの一覧が表示され、各アセットを比較することができます。
Google 広告のレスポンシブ検索広告を 1 つ以上作成すると、キャンペーン単位のアセット レポートが作成されます。レポートには、有効なアセット（過去 30 日間に表示されている、有効な広告グループと有効なキャンペーンに含まれる有効な広告内のアセット）のみが表示されます。
仕組み
検索ネットワーク キャンペーンでレスポンシブ検索広告のキャンペーン単位のアセット レポートを表示する方法は次のとおりです。
複数のキャンペーン
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン
をクリックします。
- セクション メニューで [アセット] プルダウンをクリックします。
- [アセット] をクリックします。
- リストから複数のアセットを表示できます。
1 つのキャンペーンの場合
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン
- セクション メニューで [アセット] プルダウンをクリックします。
- [アセット] をクリックします。
- 表示するアセットを選択します。
キャンペーン単位のアセット レポートに表示される全アセット共通の内容
フィルタとビュー
アセットが多数ある場合は、アセット、使用アカウント、タイプ、ソースおよびパフォーマンス（掲載結果）の評価でフィルタリングできます。フィルタ アイコン 
アセット
[アセット] 列には各アセットの内容が表示されます。
使用アカウント
[使用アカウント] 列には、このアセットを使用している広告の数が表示されます。この列の値をクリックすると、そのアセットを含むすべての広告が掲載された広告の表が表示されます。広告の表で広告を編集することで、広告に変更を加えることができます。広告を編集するには、鉛筆アイコン 
アセットタイプ
[アセットタイプ] 列には、用途に基づく分類が表示されます。目的のアセットタイプに応じて、[表を表示] プルダウン メニューで [アセット] と [関連付け] または [関連付け（従来）] を切り替える必要があります。アセットの分類は次のとおりです。
アセット
- 広告見出し
- 説明
関連付け
- サイトリンク
- 電話
- リードフォーム
- コールアウト
- 構造化スニペット
- 価格
- アプリ
- プロモーション
関連付け（従来）
- 画像表示オプション
- 動的画像
- 住所
- アフィリエイトの住所
注: 自動生成住所アセット、販売者評価、自動生成アプリアセットの場合は、表の右側にあるその他メニューから [アカウント単位の自動生成アセット] を選択します。
[関連付け] 表示形式で動的サイトリンク、動的コールアウト、動的構造化スニペットが表示されない場合、そのアセットのデータは [アカウント単位の自動生成アセット] で確認できます。2023 年までに、動的サイトリンク、動的コールアウト、動的構造化スニペットのより詳細なレポートを確認できるようになります。
アセットのソース
アカウント単位またはキャンペーン単位で Google によって自動的に作成されるアセットを有効にすると、これらのアセットには [自動作成] というラベルが表示されます。
表示回数
[表示回数] 列の数値は、アセットが表示された回数です。具体的には、該当アセットを使った広告が、検索結果ページまたは Google ネットワーク内の他のサイトに表示された回数（インプレッション）を示します。表示回数の詳細
ヒント: 他のアセットの掲載結果が優れていると予測される場合、あるアセットにインプレッションが発生しないことがあります。数週間にわたってアセットの表示回数がゼロの場合は、そのアセットを新しいアセットに置き換えることを検討してください。
広告見出しと説明文に関する追加の指標:
固定
[固定] 列には、広告見出しと説明文が固定された回数と位置が表示されます。この列またはポップアップ カード内の値をクリックすると、アセットが固定されているすべての広告が掲載された広告の表が確認できます。アセットを特定の位置に固定する方法の詳細
パフォーマンス評価
[パフォーマンス評価] 列には、すべてのキャンペーンで同じタイプの他のアセットと比較した成果が表示されます。これは評価時点でアセットが獲得した表示回数の割合を表しています。アセットの評価は、アセットの掲載結果に基づいて「最良」、「良好」、「低」のいずれかになります。
新たに追加したアセットの [パフォーマンス] 列は、同じレスポンシブ検索広告の他のアセットとの相対評価が完了するまで、「学習中」になります。その後アセットが十分なトラフィックを獲得すると、「低」「良好」「最良」のいずれかの評価が付与されます。
評価が「低」のアセットは差し替えることをおすすめします。「良好」のアセットはそのまま使用し、「最良」のアセットは広告を改善していくための手がかりにしましょう。
各アセットの評価列には割合が表示されます。これは、評価対象となるすべての広告のアセットが、評価時点で獲得した表示回数の割合を表します。パフォーマンスに応じてアセットを追加したり差し替えたりすることで、レスポンシブ検索広告を最適化できます。効果的な検索広告を作成する方法
レスポンシブ検索広告のキャンペーン単位のアセットの評価
キャンペーン単位のアセットは、割合で表示されます。各評価分類の意味は以下のとおりです。
| キャンペーンの掲載結果の評価 | 説明 |
| 学習中 | 「学習中」列は、評価に必要な情報が十分ないため、評価なしでアセットが表示される頻度を表します。広告に新たにアセットを追加すると、「学習中」という評価で始まります。十分な情報が収集されると、掲載結果の評価が表示されます。 |
| 低 | 「低」と評価されたアセットは、同じ広告内の同じタイプのアセットの中で最も成果の低いアセットです。「低」と評価されることが多いアセットを置き換えることで、広告の掲載結果を改善できます。 |
| 良好 | 「良好」と評価されたアセットは、同じ広告内の他の同タイプのアセットよりも成果が良好なアセットです。「良好」と評価されることが多いアセットを引き続き使用して、広告の掲載結果を改善しましょう。 |
| 最良 | 「最良」と評価されたアセットは、同じ広告内にある同タイプのアセットの中で、成果が最も高いことを表します。「最良」と評価されることが多いアセットをさらに増やして、広告の掲載結果を改善しましょう。 |
| 評価なし | 「評価なし」列は、評価なしでアセットが表示される頻度を表します。同じ広告内に同じ種類のアセットが十分にない場合や、アセットが掲載結果の評価に必要な表示回数を獲得していない場合はこの表示になります。 |
例:
各列に表示される割合は、アセットが評価された時点で獲得した表示回数の割合を表します。たとえば、「送料無料」という広告見出しのアセットが 4 個の広告で使用されていて、合計表示回数が 10,000 回だとします。
- 広告 1 では、そのアセットの表示回数は 1,000 回で、評価は「最良」です。
- 広告 2 では、そのアセットの表示回数は 6,000 回で、評価は「良好」です。
- 広告 3 では、そのアセットの表示回数は 2,900 回で、評価は「低」です。
- 広告 4 では、そのアセットの表示回数は 100 回で、掲載結果の評価はありません。
このアセットは、キャンペーン単位のアセットの列に次のように表示されます。
- 10％ 最良（広告 1）
- 60％ 良好（広告 2）
- 29％ 低（広告 3）
- 1％ 未評価（広告 4）
他のアセットタイプで利用できる追加の指標:
クリック数
特定のアセットタイプ付きで掲載された広告がクリックされた回数です。これは、広告見出し部分のクリック数と広告アセット部分のクリック数の合計です。広告アセットのみのクリック数を確認するには、分類アイコンをクリックして [クリックタイプ] を選択します。
表示回数
お客様の広告が広告アセット付きで掲載された回数です。
クリック率（CTR）
「広告がクリックされた回数」を「広告が広告アセット付きで掲載された回数」で割った値です。
費用
広告アセット付きで掲載された広告のクリックを獲得するためにかかった合計費用です。詳しくは、実際のクリック単価に関する記事をご覧ください。
平均掲載順位
お客様の広告が、検索結果ページに広告アセット付きで掲載されたときの平均掲載順位です。
平均クリック単価（CPC）
広告アセット付きで掲載された広告の 1 回のクリックに対してお支払いいただく金額の平均です。すべてのクリックの合計費用をクリック数で割って算出されます。
