コンバージョン目標ごとに、アカウント内のすべてのキャンペーンにこの目標をデフォルトで含めるかどうかを指定できます。コンバージョン目標で「アカウントのデフォルト」設定を有効にすると、(キャンペーン固有の目標を設定したキャンペーンを除く)すべてのキャンペーンで、その目標内のメインのコンバージョン アクションがレポートのコンバージョンとしてトラッキングされ、入札に使用されます。
この記事では、アカウントのデフォルトの目標とそのメリットについて説明します。目標の作成と編集に関する詳細
メリット
「アカウントのデフォルト」設定を使用すると、以下のことができます。
- [コンバージョン] 列に、広告主様にとって意味のあるコンバージョン アクションに関するデータだけを表示する
- 自動入札戦略で最適化の基準にするべきコンバージョン アクションを指定する
- 個別単価設定の参考となるよう、[コンバージョン] 列の表示内容を調整する
アカウントのデフォルトの目標の仕組み
「アカウントのデフォルト」設定を使用すると、コンバージョン目標に関連するコンバージョン アクション データを、デフォルトでキャンペーン全体のコンバージョン レポートに含めるかどうかを指定できます。目標コンバージョン単価(CPA)や拡張クリック単価(CPC)などの自動入札戦略を使用すると、コンバージョン レポートに含まれたデータに基づいて入札単価が最適化されます。算入しないよう設定したコンバージョン アクションは、自動入札戦略による単価設定の基準からも外れます。単価設定の基準にしたいコンバージョンとそうでないコンバージョンがある場合は、この方法で反映することができます。
例
衣料品のオンライン ショップで、ユーザーがショッピング カートに商品を入れるたびにトラッキングするコンバージョン アクションを 1 つ含む「ショッピング カートへの追加」と、衣料品およびスタイリング サービスの購入のトラッキングという 2 つのコンバージョン アクションを含む「購入」の 2 種類のコンバージョン目標を設定しているとします。
単価設定の最適化で基準にしたいのは購入コンバージョン目標で、レポートで確認したいのはこれらのコンバージョンです。「カートに追加」のコンバージョン アクションを単価設定の基準にするつもりはなく、レポートに含める必要もありません。
この場合、購入コンバージョン目標を [アカウント目標として使う] チェックボックスをオンにし、「カートに追加」の目標についてはチェックボックスをオフにします。これで、自動入札戦略では購入目標のみを基準にキャンペーンが最適化され、レポートには購入コンバージョンのみが表示されるようになります。一方、ショッピング カートの目標に対する件数も、[すべてのコンバージョン] 列で引き続き確認できます。
自動入札戦略を使用していない場合、この設定によって自動的に単価設定が変化することはありませんが、個別単価設定を行う際の判断基準として使いやすいよう、[コンバージョン] 列の内容をカスタマイズすることができます。
ほとんどのコンバージョン アクションでは、デフォルトでデータを [コンバージョン] 列に含める設定になっています。
注: アプリ キャンペーンでは、入札とレポートに使用するコンバージョン アクションを常にキャンペーン単位で設定し、アカウントのデフォルトの目標は適用されません。
手順
- Google 広告の管理画面で目標アイコン
をクリックします。
- セクション メニューで [コンバージョン ] プルダウンをクリックします。
- [概要] をクリックします。
- 編集するコンバージョン目標に移動します。
- [目標を編集] をクリックします。
- [アカウント目標として使う] を選択します。
- メインまたは補助のアクションとして設定するコンバージョン アクションを選択します。
- [変更を保存] をクリックします。