ディープリンク効果算定ツールについて

ディープリンク効果算定ツールでは、ディープリンク(Android では「アプリリンク」、iOS では「Universal Links」)として実装することを検討するべき未使用 URL の一覧と、実装しないことによって生じている機会損失が表示されます。ディープリンクの詳細

ディープリンク効果算定ツールにアクセスする

An animation that demonstrates how to access the Deep Link Impact Calculator in Google Ads.

注: 以下の手順は、Google 広告のユーザー エクスペリエンスの新しいデザインのものです。以前のデザインを使用するには、[デザイン] アイコンをクリックして [以前のデザインを使用する] を選択してください。Google 広告の以前のバージョンを現在もご使用の場合は、機能早見表を確認するか、Google 広告の上部にあるナビゲーション パネルの検索バーを使って、お探しのページを検索してください。
  1. Google 広告の管理画面ツールアイコン Tools Icon をクリックします。
  2. セクション メニューで [プランニング] プルダウンをクリックします。
  3. [アプリ広告ハブ] をクリックします。
  4. [ディープリンク効果算定ツール] タブをクリックします。

ディープリンク効果算定ツールの使用方法

ディープリンクは広告主様にもユーザーにも大きな価値をもたらしますが、十分に使用されていない、あるいはまったく使用されていないケースが少なくありません。

ディープリンク効果算定ツールを使用すれば以下が可能です。


機会損失を把握する

機会損失カードでは、未使用のディープリンク(たとえばアプリリンクや Universal Links として実装されていない URL)を実装することで得られた可能性があるコンバージョンの数が表示されます。

優先順位付けがしやすいよう、上位 10 件、上位 20 件、およびすべての URL について、機会損失を確認できるようになっています。

これにより、たとえば「上位 10 件の URL を実装することでコンバージョンが 2,000~3,000 件増加し、ディープリンク カバー率は 12.5% 上昇する」といったインサイトが得られます。

ディープリンク効果算定ツールの UI の様子。ウェブ キャンペーンへの投資額のうち、アプリへの直接誘導に貢献できているのは 29.4% である旨が強調表示されている。


獲得できなかったアプリ コンバージョン数の計算方法

獲得できなかったアプリ コンバージョン数は、キャンペーンで使用しているオペレーティング システムに基づいて、複数の要因を考慮して算出されます。

Android:

  • ディープリンク未使用 URL からのクリック数
  • ディープリンクによるコンバージョン率の改善率
  • アプリをインストールしたユーザーの数

iOS:

  • ディープリンク未使用 URL からのクリック数
  • ディープリンクによるコンバージョン率の改善率
  • アプリ インストールのモデル化されたデータ

アプリ インストールのモデル化されたデータとは

モデリングは、Apple の App Tracking Transparency(ATT)ポリシー、ユーザーのプライバシー、または技術的な制限により直接測定できないデータを推定する方法です。この場合、モデル化されたデータとは、広告をクリックしたユーザーのうち、iOS アプリをインストールしているユーザーの数の推定値です。

注: アプリのコンバージョン トラッキングと入札が、効果算定ツールでハイライト表示される獲得できなかったコンバージョンを認識するようにセットアップされていることを確認してください。コンバージョン トラッキングでは、ユーザーがアプリにアクセスした後の価値のあるユーザー行動を測定でき、入札では、ウェブ キャンペーンに関連付けられたアプリ内コンバージョン アクションが最適化されます。

Web to App Connect

Google 広告の Web to App Connect インターフェースを使用して、ディープリンクとアプリ コンバージョン トラッキングをセットアップできます。両方のセットアップが完了すると、ウェブからアプリにシームレスに移動するユーザー エクスペリエンスを提供することができ、アプリ内のページに誘導する広告クリックのコンバージョン率は、モバイルサイトに誘導する場合のコンバージョン率と比較して平均で 2 倍高くなります。

この優れたエクスペリエンスにより、ユーザーは商品の購入、配信登録、カートへの商品の追加など、目的の操作をより簡単に完了することができます。さらに、Web to App Connect インターフェースでは、こうしたアプリ内コンバージョン アクションをトラッキングし、キャンペーンのパフォーマンスを高める方法についての最適化案を取得できます。

Web to App Connect を利用するには、以下の 3 つの手順を行います。

  1. Google 広告の管理画面ツールアイコン ツールアイコン をクリックします。
  2. セクション メニューで [プランニング] プルダウンをクリックします。
  3. [アプリ広告ハブ] をクリックします。Web to App Connect インターフェースが表示されます。

Web to App Connect インターフェースを使ってコンバージョンを増やす方法の詳細


費用のモバイル トラフィック カバー率

ウェブ キャンペーンでモバイル トラフィックの獲得にかけている費用の内訳を表示するカードです。

たとえばカバー率が 29.4% の場合、現在モバイル トラフィックの獲得にかけている費用のうち、ディープリンクによるアプリ内への直接誘導に使用されているのは 29.4% で、残りのトラフィックは、アプリをインストールしているユーザーであってもモバイル ウェブサイトへと誘導されていることを示します。

カバー率が高いほど、多くのユーザーをモバイルアプリに直接誘導できていることを意味します(ユーザー エクスペリエンスにおいても投資収益率においても、アプリへの直接誘導はモバイルサイトへの誘導よりも大きく優れています)。


未使用のディープリンクの詳細

未使用のディープリンクがあれば、レポート概要の下の表に表示されます。また、アプリへのディープリンクとして実装するべきウェブ URL や、アプリ内への有効なリンクの一覧も確認できます。

ディープリンク未使用 URL(Android)のタブ

この表には、Android アプリのアプリリンクとして実装するべき URL の一覧が表示されます。各 URL を通して発生したモバイルでのクリック数、広告費用、コンバージョン数のほか、特に重要な情報として、該当 URL をアプリリンクとして実装することで得られた可能性のあるコンバージョン数(獲得し損ねたコンバージョン数)を確認できます。

Android の獲得できなかったアプリ コンバージョン数は、広告キャンペーンのディープ リンク未使用 URL からのクリック数、アプリをインストールしている人の数、ディープ リンクによるコンバージョン率の改善率を考慮して計算されます。

また、[ディープリンク バリデータで確認します] をクリックすれば、URL を検証することができます。

ディープリンク未使用 URL(iOS)のタブ

この表には、iOS アプリの Universal Links として実装するべき URL の一覧が表示されます。各 URL を通して発生したモバイルでのクリック数、広告費用、コンバージョン数のほか、特に重要な情報として、該当 URL を Universal Links として実装することで得られた可能性のあるコンバージョン数(獲得し損ねたコンバージョン数)を確認できます。

iOS の獲得できなかったアプリ コンバージョンは、広告キャンペーン内のディープリンク未使用 URL からのクリック数、ディープリンクによるコンバージョン率の改善率、インストールのモデル化されたデータを考慮して算出されます。

ディープリンク完了 URL のタブ

この表には、すでにアプリへのディープリンクとして実装されている URL の一覧が表示されます。各 URL について、その URL を通して発生したモバイルでのクリック数、広告費用、コンバージョン数を確認できます。


効果の大きい URL を優先的に扱う

実装によって期待できる効果が大きい URL、たとえば上位 10 件や上位 20 件を表示するには、列見出し [獲得できなかったコンバージョン] をクリックします。これにより、実装による効果が大きい順に URL を並べ替えることができます。獲得できなかったコンバージョンが特に多い URL から実装することをおすすめします。


フィルタを使った優先順位付け

ディープリンクとして実装することで特に大きな効果を期待できる URL を抽出する際は、次のフィルタが役立ちます。

  • 獲得できなかったコンバージョン(下限): 獲得し損ねたコンバージョンの数が指定値未満の URL を除外します。
  • コンバージョン数(モバイル): 獲得したコンバージョン数が指定値未満の URL を除外します。

OS プラットフォームによるフィルタ

プラットフォーム(Android または iOS)を指定することで、未使用のディープリンク(アプリリンク / Universal Links)とその効果を把握しやすくなります。

プラットフォーム フィルタを設定すると、ツールの表示データは指定したプラットフォームに絞った内容に切り替わります。


期間の変更

このツールは、指定期間中にアクティブかつ有効だったウェブ キャンペーンからウェブ URL をすべて取得し、各 URL が前日の時点でディープリンクとして実装されていたかどうかを検証する仕組みになっています。対象期間は、ツール上部の期間選択ツールで変更できます。

  • 期間の開始日は任意に指定できますが、終了日は常に昨日(操作している日の前日)となります。
  • 指定した期間中にモバイル デバイス由来のトラフィックが発生した有効なキャンペーンの URL は、すべて検証の対象となります。
  • ツールの表示データは、指定した期間に応じて自動的に変化します。

ダウンロード機能

ツール上部の [レポートをダウンロード] ボタンをクリックすると、ツールに表示された情報と未使用 URL をすべて含むレポートをダウンロードまたは送信できます。


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