カスタムテストは、検索キャンペーンとディスプレイ キャンペーンの変更を提案し、試すことができる機能です。キャンペーンに変更を適用する前に掲載結果を測定し、変更によりどのような影響が生じるかを把握できます。
この記事では、カスタムテストの仕組みについて説明します。テストを設定する際は、カスタムテストの設定に関する記事をお読みください。
カスタムテストの仕組み
カスタムテストでは、カスタムテスト用のキャンペーンを作成して、元のキャンペーンに加えた変更の影響をテストできます。
- カスタムテストを設定する: テストの設定ではテストの実施期間のほか、テストで使用する元のキャンペーンからのトラフィックと予算の割合を指定します。
- カスタムテストを確認する: テストが実施されるとその掲載結果を確認できるようになり、元のキャンペーンのパフォーマンスと比較できます。必要に応じて、テストの期間を変更して早めに終了することもできます。
- カスタムテストを適用する: テストのパフォーマンスが元のキャンペーンのパフォーマンスより良い場合、手動または自動で元のキャンペーンにテストを適用できます。または、テストを元のキャンペーンと同じ期間、同じ予算の新しいキャンペーンに変換することもできます。この場合、元のキャンペーンは一時停止されます。
留意点
カスタムテストは、検索キャンペーンおよびディスプレイ キャンペーンのみでご利用いただけます。アプリ キャンペーンおよびショッピング キャンペーンではカスタムテストを作成することはできません。アプリアセットのテストはアプリ キャンペーンでご利用いただけます。詳しくは、新しいアプリアセットのテストを新規作成する方法をご覧ください。
カスタムテストでサポートされていない機能
カスタムテストは一般的にキャンペーンと同じ機能をサポートしていますが、次の例外があります。
- 「ターゲット キャンペーン」または「ターゲット広告グループ」を使った広告カスタマイザ。ただし、カスタムテストを作成し、作成後に対象のキャンペーンまたは広告グループのフィードを割り当てることは可能です。レスポンシブ検索広告の広告カスタマイザを作成する方法をご覧ください。
- 共有予算
- 入札単価状況
メリット
シンプルなワークフロー: テストのタイプを選択し、カスタムテストを作成する手順が簡単になりました。以下を選択できます。
- 広告バリエーション: キャンペーンまたはアカウント全体で、テキスト広告またはレスポンシブ検索広告を配信する
- カスタム: 検索テストまたはディスプレイ テストを作成する
- 元のキャンペーンを選択し、テスト キャンペーンのテスト変数を変更して、テストを実施します。
- 動画: 動画キャンペーンで動画アセットをテストする
見やすいレポート: [テスト] ページを使用すると、すべてのテストのレポートを 1 か所で確認できます。具体的には次のことが可能です。
- 検索テストとディスプレイ テストを含む、広告バリエーションのすべてのテストを 1 つの表で確認できます。
- 概要表ですべての指標を表示しながら、元のキャンペーンとテスト キャンペーンのパフォーマンスを比較できます。統計情報を比較するためにカーソルを合わせる必要はありません。
- 最大 2 つの主要な成功指標を指定し、カスタマイズされたレポートを作成できます。
- カスタムテスト用の日付選択ツールを使って、パフォーマンスの比較対象期間をわかりやすく表示できます。
スムーズなテスト管理: キャンペーン管理表を、元のキャンペーンとテスト キャンペーンの間でスムーズに切り替えて表示できます。
- キャンペーン、広告グループ、クリエイティブ レベルでデータ(変更履歴などの一般的な列を含む)を確認することで、パフォーマンスの変化をより詳細に把握できます。
- キャンペーン管理表でテスト変数を編集および更新できます。
検索広告クリエイティブをテストする場合は、広告バリエーションの使用をおすすめします。動画クリエイティブをテストする方法は、動画テストを作成するをご確認ください。