スマート自動入札ではリアルタイム シグナルに基づいて Google AI により入札単価が設定されるため、コンバージョン数とコンバージョン値の両方の目標達成につながります。このたび Google は、2 つの主な掲載結果の目標達成を重視して、検索キャンペーン向けの入札戦略の構成を変更いたします。
- コンバージョン数
- コンバージョン値
「目標コンバージョン単価」と「目標広告費用対効果」は、入札戦略として引き続き使用でき、「コンバージョン数の最大化」と「コンバージョン値の最大化」の入札戦略にそれぞれ統合されます。これは次を意味します。
- 「コンバージョン数の最大化」では、任意の目標コンバージョン単価を設定できる
- 「コンバージョン値の最大化」では、任意の目標広告費用対効果を設定できる
これら任意の項目は、今後数か月以内に、新しい入札戦略を作成する際に表示されるようになります。今回の更新により、入札動作が影響を受けることはありません。任意の目標コンバージョン単価と目標広告費用対効果を設定すると、現在の「目標コンバージョン単価」や「目標広告費用対効果」の入札戦略と同様に掲載結果を最適化できます。
掲載結果目標 | 現在の入札戦略 | 更新後の入札戦略 |
---|---|---|
設定した予算内でコンバージョン数を最大化する | コンバージョン数の最大化 | コンバージョン数の最大化
|
目標コンバージョン単価を設定してコンバージョン数を最大化する | 目標コンバージョン単価 | |
設定した予算内でコンバージョン値を最大化する | コンバージョン値の最大化 | コンバージョン値の最大化
|
目標広告費用対効果を使用してコンバージョン値を最大化する | 目標広告費用対効果 |
タイムライン
過去数か月間に作成した新しい検索キャンペーンには、新しい「コンバージョン数の最大化」または「コンバージョン値の最大化」入札戦略のオプションのターゲット フィールドがすでに表示されています。
ただし、過去 1 年間に「目標コンバージョン単価」または「目標広告費用対効果」を使用していた検索キャンペーンでは、「目標コンバージョン単価」または「目標広告費用対効果」という名称が引き続き使われている場合もあります。7 月より、この変更の一環として、既存の「目標コンバージョン単価」と「目標広告費用対効果」入札戦略は、これらの新しいフィールドに自動的に切り替わります。ポートフォリオ戦略を使用しているキャンペーンは、この変更の影響を受けません。2023 年中に切り替えられる予定です。
スマート自動入札戦略で任意の目標を設定すると、「目標コンバージョン単価」や「目標広告費用対効果」の入札戦略を使用した場合と同じように、これらの目標に合わせて最適化が行われます。「コンバージョン数の最大化」で目標コンバージョン単価を設定すると、現在の「目標コンバージョン単価」入札戦略を使用した場合と同様に動作します。同じく、「コンバージョン値の最大化」で目標広告費用対効果を設定すると、現在の「目標広告費用対効果」入札戦略と同様に動作します。
仕組み
入札戦略として「コンバージョン数の最大化」または「コンバージョン値の最大化」を選択すると、検索キャンペーンで単独の入札戦略を作成する代わりに、任意の目標コンバージョン単価または目標広告費用対効果を追加することができます。
- 目標コンバージョン単価を使用してコンバージョン数を最大化するには:
- 指定した目標コンバージョン単価(CPA)でコンバージョンを最大限に獲得できるように入札単価が設定されます。
- 実際の入札単価は、コンバージョンによって目標より上下する場合があります。
- この入札戦略は、現在の「目標コンバージョン単価」入札戦略と同じように機能します。
- 目標広告費用対効果を使用してコンバージョン値を最大化するには:
- 設定した平均広告費用対効果(ROAS)でコンバージョン値が最大となるように入札単価が設定されます。
- 一部のコンバージョンでは、実際の広告費用対効果が目標より高くなる、または低くなる場合があります。
- この「コンバージョン値の最大化」入札戦略では、目標広告費用対効果とは、広告に投じた費用で獲得したいと考えるコンバージョンの価値の平均を指します。
- 次の数式を使用して目標広告費用対効果の値(パーセント)を算出します: コンバージョン値 ÷ 広告費用 × 100% = 目標広告費用対効果(パーセント)。
- この入札戦略は、現在の「目標広告費用対効果」入札戦略と同じように機能します。
手順
目標コンバージョン単価を使用した「コンバージョン数の最大化」入札戦略、または目標広告費用対効果を使用した「コンバージョン値の最大化」入札戦略を設定する
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン
をクリックします。
- [キャンペーン] プルダウン メニューをクリックし、[キャンペーン] をクリックします。
- 編集するキャンペーンをクリックします。
- [設定] をクリックし、[入札単価] 設定までスクロールします。重視するパフォーマンスに合わせて選択します。
- コンバージョン数: 「コンバージョン数の最大化」キャンペーンで、目標コンバージョン単価を設定できます。
- コンバージョン値: 「コンバージョン値の最大化」キャンペーンで、目標広告費用対効果を設定できます。
- 目標コンバージョン単価または目標広告費用対効果: 適用したい数値を入力します。
- [保存] をクリックします。
目標コンバージョン単価を使用した「コンバージョン数の最大化」、または目標広告費用対効果を使用した「コンバージョン値の最大化」の入札戦略レポートを表示する
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン
をクリックします。
- [キャンペーン] プルダウン メニューをクリックし、[キャンペーン] をクリックします。キャンペーンごとに 1 つの行が表示されます。
- [入札戦略タイプ] 列に、[コンバージョン数の最大化] または [コンバージョン値の最大化] の入札戦略が表示されます。リンクをクリックして入札戦略レポートを表示します。
目標コンバージョン単価または目標広告費用対効果が設定されている「コンバージョン数の最大化」入札戦略を見つける
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン
をクリックします。
- [キャンペーン] プルダウン メニューをクリックし、[キャンペーン] をクリックします。キャンペーンごとに 1 つの行が表示されます。
- 表の右上にある表示項目アイコン
をクリックし、[表示項目の変更] を選択します。
- [属性] で、[目標コンバージョン単価] または [目標広告費用対効果] を選択します。
- [適用] をクリックすると、データ表に表示されます。[コンバージョン数の最大化] 入札戦略の [目標コンバージョン単価] 列または [目標広告費用対効果] 列に、目標コンバージョン単価または目標広告費用対効果が表示されている場合は、その入札戦略では目標が設定されていることを意味します。
Google 広告エディタと Google Ads API への影響
この変更による Google Ads API への影響の詳細