フリークエンシー キャップでは、広告クリエイティブが一定期間内に 1 人のユーザーに配信される回数を制限します。フリークエンシー キャップを使用すると、同じ広告が短期間に複数回表示されることがなくなり、ウェブサイトやアプリのユーザー エクスペリエンスが向上します。
ラベルを使ってクリエイティブにフリークエンシー キャップを適用できます。広告ネットワーク全体でクリエイティブのフリークエンシー キャップを設定することも、広告ユニットにラベルを適用して特定の広告枠を対象にクリエイティブ レベルのフリークエンシー キャップを設定することもできます。
この記事では、クリエイティブにフリークエンシー キャップを適用する方法について、順を追って説明します。
広告申込情報にフリークエンシー キャップを設定することもできます。これを設定すると、すべての広告ユニットを対象に、一定期間内に広告申込情報をユーザーに配信できる回数を制限することになります。両方のタイプのフリークエンシー キャップを設定した場合は、常に厳しい方のルールが適用されます。
フリークエンシー キャップ ラベルを追加する
まず、制限するクリエイティブの種類ごとにフリークエンシー キャップのラベルを作成します。たとえば、特定の広告ユニットでポップアップの表示頻度を制限する場合は、すべてのポップアップ クリエイティブに適用する「pop-up」というラベルを作成できます。ラベルの適用手順については、ラベルを適用するをご覧ください。
フリークエンシー キャップの最大値
フリークエンシー キャップで設定可能な最大値は次のとおりです。
- インプレッション: 511
- 分: 120
- 時間: 48
- 日: 14
- 週: 26
- 月: 6
クリエイティブの詳細で予測を更新する
フリークエンシー キャップの設定は、広告申込情報で取得できるインプレッション数に影響を及ぼします。予測の精度を高めるには、この広告申込情報にアップロードするクリエイティブの数とサイズ、適用可能なフリークエンシー キャップ ラベルを、予測エンジンに提供する必要があります。
クリエイティブ情報をアド マネージャーに提供するには:
- 広告申込情報の [設定] タブの [想定されるクリエイティブ] の横で広告枠サイズを選択します(まだ選択されていない場合)。
- 表示された [クリエイティブの詳細を表示] ボタンをクリックします。
新しいフィールドのセットが表示されます。 - 次の設定を編集します。
- 想定されるクリエイティブのサイズを選択します。
- サイズごとにクリエイティブの数を入力します。
- クリエイティブのターゲットとして固有の条件セットを設定します。
- 後で広告申込情報にカスタム クリエイティブと第三者クリエイティブを関連付ける場合は、[AMP のみ] を選択します。
- クリエイティブに適用する広告ユニットのフリークエンシー キャップ ラベルがあれば入力します。
- [サイズを追加] をクリックし、クリエイティブ サイズごとに手順 2 を繰り返します。
- 広告申込情報の入稿を完了して保存します。
クリエイティブにラベルを適用する
広告ユニットにフリークエンシー キャップを適用して、同じクリエイティブ タイプが何度も表示されないよう保護したら、次は制限対象のクリエイティブにラベルを適用します。
広告申込情報のフリークエンシー キャップと広告ユニットのフリークエンシー キャップ
フリークエンシー キャップが設定された広告申込情報のクリエイティブに、広告ユニット レベルまたは広告ネットワーク全体でのフリークエンシー キャップも設定されている場合は、厳しい方の上限が適用されます。たとえば、1 日 5 回の配信が設定されている広告申込情報があり、そのクリエイティブのうちの 1 つに「pop-up
」というラベルが付けられているとします。広告申込情報のターゲットとなっている広告ユニットでは、「pop-up
」というラベルで 1 日 1 回のみの配信が上限として設定されています。この場合、広告ユニットのフリークエンシー キャップのほうが厳しいので、この広告申込情報のクリエイティブは 1 日 1 回のみ配信されることになります。
複数のラベルが付けられたクリエイティブ
クリエイティブに複数のラベルがあり、すべてのラベルにフリークエンシー キャップが設定されている場合は、最も厳しい上限が適用されます。
たとえば、「pop-up
」(1 日に 1 回まで)と「airline
」(1 日に 5 回まで)というラベルが付けられたクリエイティブの場合は、1 日 1 回のみ配信されます。