販売者に代わって商品情報を掲載する方法

CSS プログラムを利用すると、販売者に代わって Google のオーガニック検索や広告に商品を表示できます。

この記事では、この機会を利用するにあたって、Google のツールで行う必要がある手順について説明します。詳しくは、販売者がショッピング比較サービスを利用できるさまざまな方法をご覧ください。

このページの内容


はじめに

  1. 販売者に代わって商品情報を表示するための最小要件に準拠していることを確認します。
  2. CSS プログラムのオンボーディング プロセスを完了します。

開始方法

販売者に代わって Google に商品情報を掲載するには、技術統合とスケーリング(より多くの商品情報を追加すること)の 2 つのフェーズを完了することをおすすめします。

ショッピング比較サービスの紹介動画をご覧ください。Merchant Center の基本、ポリシーの不承認、フィードのメンテナンスについて説明しています。

技術統合

このフェーズでは、Google のシステムとの統合を実装してテストし、セットアップが適切に動作していることを確認します。このフェーズでは、最大 100 万件の商品情報と最大 100 個のサブアカウント(または最大 100 社の販売者)の在庫のサブセットを使用して、すべてが意図したとおりに動作していることをテストできます。

ステップ 1: 販売者の Merchant Center アカウントを作成する

  1. 販売者の Merchant Center アカウントを作成します。アカウントを作成済みの場合は、次のステップに進みます。
  2. アカウントを貴社の CSS Center に切り替えます。
  3. Merchant Center アカウントに必要なアクセス権があることを確認します。
  4. 商品をアップロードします。

少なくとも 10~15 個の Merchant Center アカウントを作成し、商品をアップロードして統合をテストすることをおすすめします。

: CSS マルチクライアント アカウントで販売者のサブアカウントを作成することもできます。

Merchant Center アカウントを作成して商品情報をアップロードする

  1. Content API を使用して、貴社が代理人となる販売者ごとに Merchant Center アカウントを作成します。
  2. Content API を使用して、貴社が代理人となる販売者の商品データを登録します。貴社が代理人となる販売者が 1,000 社未満の場合は、フィードを使用することもできます。1 日に複数の変更を加える予定がある場合は(選択した商品の価格と在庫状況の更新など)、Content API を使用することをおすすめします。詳しくは、フィードを作成する方法をご確認ください。
  3. データをアップロードするときは、ショッピング広告のポリシーを考慮し、商品データ仕様に従います。特に注目すべき要件は次のとおりです。
    • リンク [link] 属性で登録する URL は、Merchant Center のドメインのサイトに直接リンクする必要があります。トラッキング目的で別のドメイン経由のリダイレクトを使用するには、広告用自動転送先リンク [ads_redirect] 属性を使用します。
    • 広告対象の商品のすべての重要な要素がランディング ページに表示され、その詳細情報が商品データに登録した情報と一致している必要があります。こうした要素には、タイトル、商品説明、商品画像、価格、通貨、在庫状況、[購入] ボタンなどが含まれます。タイトル、商品説明、商品画像は、商品データの内容と多少異なっていてもかまいませんが、同じ商品を示している必要があります。商品の直接購入ができない(オークションなど)ページは許可されません。
    • Merchant Center ごとに、そのアカウントの販売者のウェブサイトを設定します。ウェブサイトは、このアカウントに登録された商品データにリンクされたドメインと一致している必要があり、アカウントによって申請されているものとして自動的に表示されます。CSS MCA 親アカウント自体にはドメインを設定しないでください。

管理画面ダッシュボード

  • 独自の Merchant Center アカウントを持っている販売者は、どの CSS がショップの商品情報をアップロードしているかを示すダッシュボードにアクセスできます。CSS によって登録された商品情報はデフォルトで有効になっていますが、販売者は個々の CSS と Google ショッピングからオプトアウトして、そうした商品情報を無効にすることができます。
  • 販売者は商品情報を掲載している CSS をこのダッシュボードで把握できるため、ビジネス上の意思決定やマーケティング戦略の調整、予算の管理に加え、CSS からのトラフィックへの対処に向けたシステム設定の確認を行えるようになります。
  • CSS の MCA に入力されたカスタマー サービスの連絡先情報は、販売者が必要に応じて CSS と連絡を取れるように、その CSS が代理している販売者に表示されます。販売者が CSS からオプトアウトすると、CSS にメールで通知されます。CSS Center の [販売者のステータス] レポートの [販売者] ページで、オプトイン ステータスを変更したすべての販売者の概要を確認することもできます。

ステップ 2: ショッピング広告キャンペーンを作成する

  1. 新しい Google 広告アカウントを作成し、Merchant Center アカウントのみにリンクします。既存の Google 広告アカウントを CSS キャンペーンで再利用しないことをおすすめします。CSS 専用の Google 広告アカウントがあると、Google が貴社の機密データを適切に扱えるようになります。
  2. 販売者の既存のアカウントを貴社の CSS に切り替える場合は、既存の Merchant Center アカウントと Google 広告アカウントを引き続き使用できます。

次の記事が参考になります。

詳しくは、Google 広告キャンペーンとショッピング キャンペーンをご覧ください。

スケーリング

販売者の Merchant Center アカウントを作成し、商品情報をアップロードして、少なくとも 1 つの Google 広告アカウントを販売者にリンクしたら、スケーリング フェーズの開始をリクエストできます。

このフェーズでは、在庫をアップロードできます。アップロードする商品情報の数を Google に知らせて、それに応じた容量を予約する必要があります。100,000 社を超える販売者の商品情報をアップロードする予定がある場合は、Google がアカウントを正しく設定できるよう Google までお知らせください。

: オンボーディングは 60 日後に完了します。このタイミングより早くスケーリング フェーズを終了することをリクエストすることもできます。オンボーディングが完了すると、広告のパフォーマンスに基づくパフォーマンス要件が広告枠に適用されます(詳細は下記を参照)。

在庫のパフォーマンスに関する要件

オンボーディングが完了したら、リソースとユーザー エクスペリエンスを最適化するため、在庫のパフォーマンスが現在のサイズを維持するための最低限の基準を満たしている必要があります。ユーザーが広告をクリックするのは、メーカーの商品情報がそのユーザーにとって有益であったことを示します。広告が獲得したクリック数が多いほど、メーカーはより多くの商品情報をアップロードできるようになります。そのため、アップロードした在庫情報について、商品のクリック率が 28 日間で 1:40 以上であることを要件として定めています。

つまり、Google に登録した 40 件の商品情報ごとに、28 日間で少なくとも 1 回はクリックを獲得している必要があるということです。在庫がこの比率を下回っている場合、商品情報をアップロードできなくなるため、要件となる比率に戻すために在庫を減らさなければなりません。この状況が発生した場合は、CSS Center に通知が表示されます。


ウェブサイトへのリンク

CSS のウェブサイトへのリンクは、販売者の商品のオーガニック検索結果や広告とともに表示できます。サイトに関連性の高い商品が表示されるように、貴社のサイトの検索機能に買い物客の検索クエリが渡されます。クエリに買い物客の個人情報が含まれている恐れがある場合は、リンクをクリックしてもクエリは渡されず、買い物客は貴社のホームページに誘導されます。特定のクエリに対する動作は、すべての CSS で同じです。販売者の商品情報が表示される CSS に対応するリンクは、現時点では無料で自動的に表示されます。

CSS が複数の国で有効になっている場合は、販売者のリスティングとともに表示されているリンクをユーザーがクリックしたときに、ウェブサイト上に正しい国と言語の商品情報が表示されることをご確認ください。つまり、ウェブサイトに表示する商品情報の国と言語が、Google で表示される国と言語と一致している必要があります。

リンクを設定または更新するには、こちらのサポートリンクをご利用ください。


他の国への展開

CSS を別の国に展開するには:

  1. CSS が最小要件に従ったうえで、展開先の国で広告を掲載するための資格を満たしている必要があります。こうした要件の 1 つとして、ショッピング広告のターゲットにする国ごとに 50 の異なる販売者ドメインからの商品情報を掲載する必要があります。表示されるドメインは該当国に商品を配送する販売者のもので、その国の消費者がその販売者から商品を購入できなければなりません。特定の国で CSS として登録する場合は、こちらの最小要件をご確認ください。
  2. CSS が特定の国でショッピング広告を掲載できるようになると、複数の国で掲載される広告で 1 言語あたり 1 フィードを使用して、EEA に拠点を置く複数の国を一度にターゲットに設定できるようになります。

詳しくは、複数の販売先の国で商品情報を表示する方法をご覧ください。

販売者の商品情報を Google の通常の検索結果ページ以外の場所に掲載する場合

デフォルトでは、CSS は Google の通常の検索結果ページにのみ商品情報を掲載できます。Google のその他のサービス(ショッピング タブ、画像検索、YouTube など)に商品情報を掲載するには、こちらのフォーム(「並行トラッキングの免除とオプトイン」項)を使用します。


ウェブサイトのクロールによる自動フィードを使用する

Google は販売者に、ウェブサイトのクロールによる自動フィードを使用できる機能を提供しています。デフォルトでは、すべての CSS で販売者がこの機能を使用できます。この設定を変更したい場合は、こちらのフォームからオプトアウトしてください。

留意点:

  • 販売者は、Merchant Center Next アカウントで別の設定に変更して、この設定をオーバーライドすることができます。
  • アカウントの自動フィードを有効にした場合、商品が追加されるのは、ドメイン所有者が CSS ダッシュボードで「ウェブサイトのクロール」アクセス権限を CSS に対して付与している場合のみとなります。

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