Chromebook のオペレーティング システム(OS)が正常に動作しなくなった場合は、Chromebook を復元できます。復元すると、OS が削除され、再インストールされます。最新の Chromebook の場合は、インターネット接続を使用して OS を復元できます。
注: Chromebook を復元すると、ハードドライブのデータは、ダウンロードしたファイルも含めてすべて削除されます。可能であれば、Chromebook を復元する前にファイルをバックアップしてください。
職場や学校で Chromebook をご使用の場合は、管理者に相談してください。管理者の方で、ご不明な点がある場合は、Google サポートにお問い合わせください。
復元が必要な状況
次の場合は、復元が必要と考えられます。
- 「ChromeOS が存在しないか破損しています」というエラー メッセージが表示される。
- 復元以外の問題解決の方法を試してもうまくいかなかった。
- ヘルプフォーラムで問題解決の方法を尋ねたところ、復元をすすめられた。
復元する前に影響の少ない解決方法を試す
Chromebook にログインできる場合は、まず次のことをお試しください。
- Chromebook の電源を切り、もう一度電源を入れます。
- それでもエラーが表示される場合は、Chromebook を初期状態にリセットします。
上記のいずれでもエラーが解消されない場合は、復元を行います。
リカバリモードに移行する
重要: 以下の復元オプションを開始する前に、こちらの手順を行ってください。
エラーが発生している Chromebook で、次のことを行います。
- この Chromebook に接続されているデバイス(マウス、外付けハードドライブなど)をすべて取り外します。
- リカバリモードに移行します。
- Chromebook の場合: Esc + 更新
キーを押した状態で、電源ボタン
を押します。電源ボタンを放します。
- 一部の Chromebook モデル: Esc+最大化
キーを押した状態で、電源ボタン
を押し、電源ボタンを放します。
- 画面にメッセージが表示されたら他のキーも放します。
- 一部の Chromebook モデル: Esc+最大化
- Chromebox の場合: いったん電源を切った後、クリップなどでリカバリボタンを長押しします。その状態で電源ボタンを押して Chromebox をもう一度起動します。最後にリカバリボタンを放します。
- Chromebit の場合: いったん電源から外し、クリップなどでリカバリボタンを長押しします。その状態で Chromebit をもう一度電源に接続します。最後にリカバリボタンを放します。
- Chromebook タブレットの場合: 音量大、音量小、電源のボタンを同時に 10 秒以上長押ししてから放します。
- Chromebook の場合: Esc + 更新
復元オプション 1: インターネットを使用する
Chromebook で [インターネット接続を使用して復元します] を選択し、画面に表示される手順に沿って操作します。この手順を完了するとすぐに、パソコンが自動的に再起動して、復元が完了します。
重要: プロセスの途中で別の復元方法を選択する場合は、Esc+更新 を長押しして、電源ボタン
を押します。
パソコンがインターネットに接続されていない場合や、インターネットを使用して復元するオプションが表示されない場合は、Chromebook が古く、この機能に対応していない可能性があります。この場合は、「復元オプション 2: USB ドライブを使用する」に進んでください。
復元オプション 2: USB ドライブを使用する
- 「ChromeOS が存在しないか破損しています」というエラーが表示される Chromebook。
- もう 1 台の Chromebook、もしくは Chrome がインストールされた Windows または Mac パソコン
- USB フラッシュ ドライブ(8 GB 以上、中のデータが消去されてもかまわないもの)
正常に動作するパソコン(エラーが発生している Chromebook とは別のパソコン)で、次のことを行います。
- Mac または Windows を使用する場合は、次の手順を行います。
- Chrome をインストールします。
- Chrome
を開きます。
- リカバリ拡張機能をインストールします。
- リカバリ拡張機能を開くには:
- ブラウザ ウィンドウの右上で、拡張機能
をクリックします。
- Chromebook リカバリ ユーティリティ拡張機能を選択します。拡張機能のポップアップが自動的に表示されない場合は、拡張機能がオンになっていることを確認します。
- ブラウザ ウィンドウの右上で、拡張機能
- [開始] をクリックします。
- [リストからモデルを選択] をクリックして、復元する Chromebook を選択します。または、モデル番号を直接入力します。モデル番号は、Chromebook の画面に表示されたエラー メッセージの下部に記載されています。
- [続行] をクリックします。
- USB フラッシュ ドライブをパソコンに差し込みます。
- プルダウン メニューで、USB フラッシュ ドライブを選択します。
- [続行]
[今すぐ作成] をクリックします。
- リカバリ メディアの作成完了を示すメッセージが表示されたら、USB フラッシュ ドライブをパソコンから取り外します。
エラーが発生している Chromebook で、[外部ディスクを使用して復元] を選択し、画面に表示される手順に沿って操作します。
- パソコンで Chrome
を開きます。
- 右上の拡張機能
[拡張機能を管理] をクリックします。
- [Chromebook リカバリ ユーティリティ] の横のスイッチを右に切り替えます。
- 省略可: [詳細] をクリックして、スイッチを右に切り替えることもできます。
- 拡張機能を有効にしたら、ブラウザの拡張機能パネルで拡張機能をクリックして、ポップアップを開きます。
- 省略可: 拡張機能を頻繁に使用する場合は、固定
できます。
Chromebook を復元した後、USB フラッシュ ドライブを他のファイルの保存に再利用する場合は、リカバリ メディアのデータを消去する必要があります。
リカバリ メディアのデータを消去するには:
- パソコンで Chrome
を開きます。
- 右上の拡張機能
をクリックします。
- 拡張機能のポップアップを起動するには、「Chromebook リカバリ ユーティリティ」という拡張機能をクリックします。
- 拡張機能のポップアップで [設定] をクリックします。
- [リカバリ メディアのデータを消去] を選択します。
- プルダウン メニューで、データを消去する USB ドライブを選択します。
- [続行] をクリックします。
- 復元に使用したストレージ デバイスが表示されていることを確認します。
- [今すぐ消去] をクリックします。USB ドライブのすべてのデータが消去されます。
- 「リカバリ メディアのデータを消去しました」というメッセージが表示されたら、[完了] をクリックします。
- USB フラッシュ ドライブをパソコンから取り外します。
- オペレーティング システムのツールを使ってストレージ デバイスをフォーマットします。
復元に関する問題を解決する
- ストレージ デバイスのデータを消去した後、もう一度復元してみます。
- 別の USB フラッシュ ドライブを使用して復元してみます。USB フラッシュ ドライブによっては、復元作業をうまく行えないことがあります。
上記を行っても問題が解決しない場合は、Chromebook のメーカーにお問い合わせください。メーカーへのお問い合わせ方法
まず、Chromebook に接続されているデバイス(マウス、外付けハードドライブなど)をすべて取り外します。それが終わったら、リカバリモードに移行する手順を行います。
まず、リカバリ メディアの作成に使用した USB フラッシュ ドライブが差し込まれていることを確認します。
正しいストレージ デバイスを使用してもこのエラーが表示される場合は、ストレージ デバイスが正常に動作していない可能性があります。
- ストレージ デバイスのデータを消去した後、もう一度復元してみます。
- 別の USB フラッシュ ドライブを使用して復元してみます。USB フラッシュ ドライブによっては、復元作業をうまく行えないことがあります。
問題が解決しない場合は、メーカーへのお問い合わせ方法をご確認ください。
まずはエキスパートにご相談ください。
- 職場や学校で Chromebook をご使用の場合は、管理者にお問い合わせください。管理者の方は Google サポートにお問い合わせください。
- Chromebook ヘルプ フォーラムで、エキスパートにご相談ください。
上記を行っても問題が解決しない場合は、メーカーに Chromebook の修理についてご相談ください。
Chromebook を復元するその他の方法
一部の Chromebooks では、まず先の細いクリップなどを使用してリカバリボタンを押します。該当のモデルを選んでリカバリボタンの場所をご確認ください。
- Acer AC700
- Asus Chromebit
- CR-48
- Samsung Series 5
- Samsung Series 5 550
- Samsung Series 3 Chromebox
- その他の Chromebox
画面にメッセージが表示されたら、復元の手順に進みます。
- Linux パソコンで、リカバリツールをダウンロードします。
- 次のコマンドでスクリプトの権限を変更し、実行を許可します:
$ sudo chmod 755 linux_recovery.sh
- 次のコマンドを使って、ルート権限でスクリプトを実行します:
$ sudo bash linux_recovery.sh
- 画面の指示に沿ってリカバリ メディアを作成します。
- Chromebook の復元を続けるには、上記の手順を行ってください。