Chrome Enterprise 管理者は管理コンソールを使用して、アプリと拡張機能に関するポリシーを複数のアプリにまとめて適用できすることができます。たとえば、ユーザーに自動インストールしたり、ユーザーの Chrome タスクバーに固定表示したりするアプリをすべて指定できます。
始める前に
- 特定のユーザー群や登録済みの Chrome ブラウザ群に対して設定を行うには、それらのユーザー アカウントまたはブラウザを 1 つのグループまたは 1 つの組織部門に配置します。グループに追加できるのはユーザー アカウントのみです。詳しくは、グループと組織部門を追加するをご覧ください。
- Windows、Mac、Linux パソコンで動作する Chrome ブラウザのユーザーに対して設定を適用するには、ユーザーが所属する組織部門の Chrome ブラウザ管理を有効にします。詳しくは、Chrome ブラウザ管理を有効にするをご覧ください。
- アプリの合計数 × グループ数の上限は 500 です。
アプリのポリシーを設定する
任意のデバイスのログイン ユーザー、または Windows、Mac、Linux 上の登録済みブラウザに対して適用できます。詳しくは、設定が適用されるタイミングを理解するをご覧ください。
アプリのポリシーまたは拡張機能のポリシーを設定する(主な手順)-
-
管理コンソールで、メニュー アイコン [デバイス] [Chrome] [アプリと拡張機能] [ユーザーとブラウザ] に移動します。
Chrome ブラウザ クラウド管理に登録済みの場合は、メニュー アイコン [Chrome ブラウザ] [アプリと拡張機能] [ユーザーとブラウザ] に移動します。
- (ユーザーのみ)グループに設定を適用するには、次の操作を行います。
- [グループ] を選択します。
- 設定を適用するグループを選択します。
-
To apply the setting to all users and enrolled browsers, leave the top organizational unit selected. Otherwise, select a child organizational unit.
- 右側にある、追加の設定アイコン をクリックします。
- 変更するアプリや拡張機能のポリシーを設定します。下記の各設定の詳細をご覧ください。
- [保存] をクリックします。
各設定の詳細
Chrome デバイスの Android アプリデフォルトでは、この組織部門のユーザーは Google Play アプリや Android アプリをデバイスにインストールできません。ChromeOS デバイスで、ユーザーに Google Play ストアの承認済みアプリの利用を許可するには、[ユーザーに Android アプリのインストールを許可する] を選択します。
組織で管理されていない ChromeOS デバイスで Android アプリの使用をユーザーに許可するかどうかを選択できます。
注: [Chrome デバイスの Android アプリ] や [関連のないユーザー向けの Android アプリ] などの Google Play ストアのアプリに対するユーザーアクセス制御の設定は、この設定よりも優先されます。
許可されているアプリの種類のチェックボックスをオフにすることで、ユーザーが特定の種類のアプリをインストールできないようにすることが可能です。
アプリの種類:
拡張機能、アプリ、テーマのインストールを許可する URL を指定できます。たとえば、.crx ファイルの場所を示す URL がリストと一致する場合、ユーザーがこの URL をクリックすると、Chrome のインストール プロンプトが表示されます。指定する際は 1 行に 1 つずつ URL パターンを入力します。例については、Chrome デベロッパー サイトをご覧ください。
このポリシーは、ChromeOS 上で実行される Android アプリには適用されません。ChromeOS デバイス上の Android アプリにポリシーを設定するには、ChromeOS デバイスで Android アプリを使用するをご覧ください。
Chrome 78 以降ではサポートされていません
拡張機能の安全でない状態でのパッケージ化を許可するかどうかを選択できます。
外部拡張機能のインストールをブロックできます。外部拡張機能とは、Chrome ウェブストアからインストールされない拡張機能のことです。
この設定には次の 2 通りの使い方があります。
一部の拡張機能のインストールをブロックする
組織部門で許可されていない特定の権限をリクエストする拡張機能を、ユーザーが実行できないようにします。
詳しくは、権限に基づいてアプリや拡張機能をブロックするをご覧ください。
アプリがウェブページを変更できないようにする
管理者が指定したウェブページの変更をアプリや拡張機能に許可するかどうかを管理します。
詳しくは、Chrome 拡張機能によるウェブページの変更を禁止するをご覧ください。
- [ランタイムでブロックされているホスト] - アプリによる変更を禁止するページの URL です。
- [ランタイムで許可されたホスト] - アプリによる変更を許可するページの URL です。[ブロックされている URL] で定義されているページへのアクセスも許可されます。
ChromeOS デバイスや新しいタブページのランチャーで、ユーザーに Chrome ウェブストア アプリを表示するかどうかを指定します。
ユーザーがログインしたときに表示される Chrome ウェブストアのホームページをカスタム ホームページに変更できます。また、Chrome ウェブストアにドメインの名前を付けたカスタム コレクションを作成し、ドメインのおすすめのアプリや拡張機能を紹介できます。
ユーザーがドメイン専用の限定公開アプリを Chrome ウェブストアで公開できるようにするには、[ドメイン専用の限定公開アプリを Chrome ウェブストアに公開できるようにする] を選択します。アプリの launch_web_url
または app_url
のドメイン名が組織所有のドメインではない場合、限定公開でホストされているアプリの公開をユーザーに許可または禁止するオプションが表示されます。
関連トピック: Chrome アプリ コレクションを作成する、カスタムの Chrome アプリと拡張機能を作成して公開する
このポリシーは、Chrome ウェブストアからインストールおよび更新された拡張機能にのみ適用されます。ストア外の拡張機能(自己ホスト型の拡張機能、またはコマンドライン スイッチやデベロッパー モードを使用してローカルでインストールされた拡張機能)は、このポリシーの影響を受けません。自動インストールされた拡張機能とバージョンが固定された拡張機能も除外されます。
Chrome ウェブストアからの非公開の拡張機能を Chrome ブラウザで利用できるようにするかどうかを指定します。デフォルトでは、Chrome ウェブストアの非公開の拡張機能が利用可能です。非公開の拡張機能を無効にするには、[非公開の拡張機能を無効にする] を選択します。
Microsoft Windows、macOS、Linux では、Chrome アプリのサポートが終了しています。
デフォルトでは、Windows、macOS、Linux で Chrome アプリを実行できます。つまり、すべてのプラットフォームでサポートが終了する日まで、これらのプラットフォームでは Chrome アプリを実行できます。
その他のオプションを選んだ場合、サポート終了のロールアウトのステータスによっては Chrome アプリを実行できない場合があります。
選んだオプションにかかわらず、ポリシーにより自動インストールされた Chrome アプリは実行できます。
管理コンソールにあるレポートツールを使用して、ネットワーク上のユーザーとデバイスに対するインストールの成功と失敗を監視できます。
設定の詳細については、Android アプリの自動インストールを監視するをご覧ください。
注: レポートに表示されるのは、managed Google Play 対応の管理対象 ChromeOS デバイスを使用している管理対象ユーザーに関する情報のみです。
ユーザーが前回ログアウトした時点で実行中だったすべてのアプリを、セッションの開始時に起動するかどうかを選択します。
[すべてのアプリとアプリ ウィンドウを復元する] オプションが選択されていると、ユーザーが新しいデバイスで新しいセッションを初めて開始したとき、またはセッションが一時的ログインモードである場合にのみ、[起動時に読み込むページ] 設定が適用されます。詳しくは、起動時に読み込むページをご覧ください。
次のオプションのいずれかを選択します。
- すべてのアプリとアプリ ウィンドウを復元する -(デフォルト)[動作の選択] で選択したオプションに基づいて、起動時にアプリとアプリ ウィンドウが復元されるまたは復元されないように設定します。
- Chrome ブラウザのみを復元する - ブラウザ ウィンドウのみが自動的に復元されます。
設定 | 結果 |
---|---|
すべてのアプリとアプリ ウィンドウを復元する |
アプリとアプリ ウィンドウが常に復元されます。 |
すべてのアプリとアプリ ウィンドウを復元する + 毎回ユーザーに確認する |
アプリとアプリ ウィンドウを復元するかどうかを、ユーザーに確認します。 |
すべてのアプリとアプリ ウィンドウを復元する + 復元しない |
アプリとアプリ ウィンドウが復元されません。 |
Chrome ブラウザのみを復元する | このオプションを選択すると、[起動時に読み込むページ] で設定されたオプションに応じて、ユーザーがログインするたびにブラウザが起動します。 |
クラッシュまたは再起動後の Android アプリの復元中にゴースト ウィンドウの作成を有効にするかどうかを選択できます。
ゴースト ウィンドウとは、読み込みが完了していない Android アプリのプレビューです。これにより、ユーザーはアプリが間もなく利用可能になることがわかるほか、アプリを手動で検索して起動する手間も省けます。
ユーザーの ChromeOS デバイスには、ランチャーにプリインストール済みのクリエイティブ アプリが表示されます。クリエイティブ アプリには、カメラ、描画キャンバス、ギャラリー、スクリーンキャストがあります。これらの中からデバイスのシェルフに固定するアプリを、この設定を使って指定できます。ユーザーは指定されたアプリの固定を解除することはできません。
デフォルトでは、Education をご利用のお客様にはキャンバスとスクリーンキャストがシェルフに固定されています。それ以外のお客様の場合、ランチャーにプリインストール済みのクリエイティブ アプリはいずれもシェルフに固定されていません。
ランチャーへのアプリの固定について詳しくは、PinnedLauncherApps ポリシーをご覧ください。
禁止する拡張機能のインストール タイプを指定します。[コマンドライン] を選択すると、Chrome ブラウザがコマンドラインから拡張機能を読み込むことを禁止します。
関連トピック
- アプリと拡張機能を自動的にインストールする
- アプリや拡張機能を許可またはブロックする
- Chrome 拡張機能によるウェブページの変更を禁止する
- カスタムの Chrome アプリと拡張機能を作成して公開する
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