Chrome デバイスの更新を管理する

Chrome 管理者は、組織内のデバイスの Chrome オペレーティング システム(OS)のアップデートを管理できます。Chrome では、約 6 週間ごとに OS のフル アップデートがリリースされます。セキュリティ修正やソフトウェアのアップデートなどのマイナー アップデートは、2〜3 週間ごとにリリースされます。Chrome OS のフル アップデートの平均サイズは 400 MB 以上、マイナー アップデートは約 50 MB です。

Chrome 端末のセキュリティを維持して最新の状態に保つには、手動で端末を更新するのではなく自動更新を利用することをおすすめします。組織で数千台もの端末を使用している場合や帯域幅に制限がある場合は、更新の展開方法にカスタマイズが必要となる場合があります。

自動更新を設定する

自動更新を有効にする(推奨)

デフォルトでは、Chrome の最新バージョンが利用可能になると Chrome 搭載端末が更新されます。自動更新の設定はデフォルトのままにしておくことをおすすめします。これにより、Stable チャンネルで新しいリリースがあるとすぐに、端末の Chrome OS が新しいバージョンに自動更新されます。そのため、重要なセキュリティ修正や新機能が追加されたときも、すぐにユーザーのパソコンに反映させることができます。

  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないアカウント)でログインしてください。

  2. 管理コンソールのホームページから、[デバイス] 次に [Chrome 管理] にアクセスします。

    [デバイス] がホームページに表示されていない場合は、画面下部の [その他の設定] をクリックします。

  3. [端末の設定] をクリックします。
  4. 左側で、設定を行う端末が含まれる組織を選択します。

    すべての端末の設定を行う場合は、最上位の組織を選択します。それ以外の場合は子組織を選択します。詳細 

  5. [デバイスの更新設定次に [自動更新の設定] に移動します。
  6. [自動更新] メニューで、[自動更新を許可する] を選択します。
  7. 下部にある [保存] をクリックします。
自動更新を無効にする(テスト用)

Chrome OS のリリースによって組織で問題が発生した場合は、その問題が解決するまで自動更新をオフにできます。手動で更新をプッシュする組織に対しても、自動更新をオフにできます。

  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないアカウント)でログインしてください。

  2. 管理コンソールのホームページから、[デバイス] 次に [Chrome 管理] にアクセスします。

    [デバイス] がホームページに表示されていない場合は、画面下部の [その他の設定] をクリックします。

  3. [端末の設定] をクリックします。
  4. 左側で、設定を行う端末が含まれる組織を選択します。

    すべての端末の設定を行う場合は、最上位の組織を選択します。それ以外の場合は子組織を選択します。詳細 

  5. [デバイスの更新設定次に [自動更新の設定] に移動します。
  6. [自動更新] メニューで、[自動更新を停止する] を選択します。
  7. 下部にある [保存] をクリックします。
ピアツーピアでの自動更新を利用する
ピアツーピア(P2P)ネットワークを利用できる場合は、端末の Chrome を近くにある同じモデルの端末から自動的に更新できます。このオプションにより、外部ネットワーク トラフィックが軽減されます。P2P 自動更新に失敗した場合やネットワークでこの機能を利用できない場合、端末は通常どおりの方法で更新されます。Google のサーバーまたは中間のウェブキャッシング プロキシ サーバーのいずれかからアップデートがダウンロードされます。

P2P での自動更新を利用するには:

  • 組織のネットワークで P2P 接続を許可する必要があります。
  • ローカル エリア ネットワーク(LAN)でマルチキャスト DNS(mDNS)のフィルタリングやブロックを行わないようにします。

更新をカスタマイズする

Chrome OS のアップデートを特定のバージョンに固定する

この設定はおすすめしません。Google Cloud では、最新バージョンの Chrome OS のみがサポートされます。

最新バージョンの Chrome を使用することをおすすめしますが、場合によっては特定のバージョンを指定する必要があります。たとえば、新しいバージョンの Chrome OS を使うとドメイン内のツールと互換性の問題が発生する場合や、Beta チャンネルで端末をテストしているときに重大な問題が見つかった場合などです。

特定のバージョンへの固定は極力避けることをおすすめします。端末のバージョンの固定を解除し忘れると、重要なセキュリティ アップデートが適用されないままになったり、新機能を使用できなくなったりするおそれがあります。

  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないアカウント)でログインしてください。

  2. 管理コンソールのホームページから、[デバイス] 次に [Chrome 管理] にアクセスします。

    [デバイス] がホームページに表示されていない場合は、画面下部の [その他の設定] をクリックします。

  3. [端末の設定] をクリックします。
  4. 左側で、設定を行う端末が含まれる組織を選択します。

    すべての端末の設定を行う場合は、最上位の組織を選択します。それ以外の場合は子組織を選択します。詳細 

  5. [デバイスの更新設定次に [自動更新の設定] に移動します。
  6. [Google Chrome のバージョンを次までに制限する] メニューで、Chrome OS のバージョンを選択します。デバイスは選択したバージョンより新しい Chrome OS には自動更新されません。たとえば、Chrome デバイスがバージョン 65 から更新されないようにするには、65 を選択します。
  7. 下部にある [保存] をクリックします。

トラブルシューティング

一部の Chrome デバイスで Dev チャンネルまたは Beta チャンネルを使うよう設定しておくと、新しいバージョンの Chrome で互換性の問題が起きるかどうかを事前に調べることができます。詳しくは、Chrome リリースのおすすめの使用方法をご覧ください。

ネットワーク上での帯域幅の使用を抑えるために、更新タイミングを調整する
帯域幅に問題がある場合に推奨

組織で何千台もの Chrome デバイスを使用している場合やネットワーク帯域幅に制限がある場合は、自動更新を分散させることをご検討ください。数日にわたり分散更新することが可能ですが、できる限り短い期間(2~3 日など)で行うことをおすすめします。長期間にわたり分散更新すると、一部のユーザーのバージョンが 2 つ以上古いものになる可能性があります。

トラフィックが急増しないよう、指定期間中に何度かに分けてダウンロードが行われるので、古いネットワークや帯域幅に余裕のないネットワークへの影響を抑えることができます。この期間中、デバイスがオフラインの状態だった場合は、オンラインになった時点でアップデートがダウンロードされます。

ご利用のネットワークがトラフィックの急増に対処できないことがわかっている場合を除き、このポリシーはデフォルト(なし)または小さい数字に設定してください。数字が小さければ、ユーザーは Chrome の新しい機能拡張や機能を早く利用できるようになります。また、組織内に並存するバージョン数を最小限に抑えることができるほか、更新期間中の変更管理も簡単になります。

  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないアカウント)でログインしてください。

  2. 管理コンソールのホームページから、[デバイス] 次に [Chrome 管理] にアクセスします。

    [デバイス] がホームページに表示されていない場合は、画面下部の [その他の設定] をクリックします。

  3. [端末の設定] をクリックします。
  4. 左側で、設定を行う端末が含まれる組織を選択します。

    すべての端末の設定を行う場合は、最上位の組織を選択します。それ以外の場合は子組織を選択します。詳細 

  5. [デバイスの更新設定次に [自動更新の設定] に移動します。
  6. [自動更新を次の日数で分散] メニューで、更新を分散する期間を選択します(2 日、3 日など)。
  7. 下部にある [保存] をクリックします。
更新を迅速化する
すべての組織に推奨

Chrome 端末にアップデートを適用したら、端末を再起動することでアップデートが反映されます。そのため、再起動を求める通知が表示されますが、ユーザーがすぐに端末を再起動するとは限りません。

端末ができるだけ早く再起動されるようにするには、端末のカバーが閉じられたときにユーザーがログアウトされるように設定します。こうしておけば、アップデートの適用後にユーザーが端末を再起動しなくても、カバーを閉じることで、端末が再起動してアップデートが完了します。

作業途中のデータを失うことのないよう、デバイスのカバーを閉じる前に作業中のデータを保存しておくようユーザーに周知してください。

  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないアカウント)でログインしてください。

  2. 管理コンソールのホームページから、[デバイス] 次に [Chrome 管理] にアクセスします。

    [デバイス] がホームページに表示されていない場合は、画面下部の [その他の設定] をクリックします。

  3. [ユーザーとブラウザの設定] をクリックします。
  4. 左側で、設定の適用対象ユーザーを含む組織を選択します。

    全ユーザーを対象とする場合は、最上位の組織を選択します。それ以外の場合は子組織を選択します。詳細

  5. [セキュリティ] 次に [アイドル設定] に移動します。
  6. [カバーを閉じた際の操作] メニューで、[ログアウト] を選択します。
  7. 下部にある [保存] をクリックします。

帯域幅を削減するために更新をキャッシュする

組織のネットワークに中間プロキシ キャッシュが設定されている場合は、Chrome OS アップデートをキャッシュに保存できます。こうしたアップデートは HTTP 経由で Google からダウンロードされるため、ほとんどのウェブキャッシング プロキシ サーバーにキャッシュできます。プロキシ キャッシュでは、頻繁にリクエストされるウェブページをキャッシュして再利用するため、帯域幅が削減され応答時間が改善されます。

ただし、プロキシ キャッシュのデフォルト設定の多くは、Chrome OS アップデートには最適ではありません。プロキシ キャッシュ ソフトウェアが Chrome OS アップデートを確実にキャッシュできるように、次の設定を行うことができます(十分なスキルのある IT 管理者が行ってください)。

  • ファイル オブジェクトの最大サイズ - プロキシがキャッシュする個々のファイルの最大サイズ。ほとんどのウェブキャッシング プロキシ サーバーでは、デフォルトの最大サイズは Chrome OS アップデートの平均サイズよりも小さく設定されています。アップデートは 1 個のファイルとしてダウンロードされるため、ファイル オブジェクトの最大サイズが 1 GB 以上になるように設定してください。
  • キャッシュ ディレクトリ サイズ - 一部のウェブキャッシング プロキシ サーバーは、オブジェクトをデフォルトでメモリにキャッシュします。こうしたサーバーのほとんどはディスクにキャッシュするように設定することもできます。メモリまたはディスクのいずれかにキャッシュの十分な保存容量があることを確認してください。ブラウザでは、メモリにキャッシュされたオブジェクトの方が、ハードディスクにキャッシュされた場合よりも高速に検索できます。
  • URL 設定 - サーバーで特定のドメインの設定を追加できる場合は、Chrome OS アップデートのダウンロード元である dl.google.com を優先するよう設定します。
  • メモリ内の最大オブジェクト サイズ - サーバーでは指定したサイズよりも大きいサイズのオブジェクトをメモリに保存できません。そのため、Chrome OS アップデートをメモリ内に保存するのに十分なサイズに設定する必要があります。ただし、さらに大きなオブジェクトによってキャッシュ メモリが占有されないようサイズを考慮する必要があります。メモリ内の最大オブジェクト サイズは、以上を考慮した値(2,000 KB など)に設定します。
  • ディスク上のキャッシュ領域 - サーバーがオブジェクトをキャッシュするために使用できるハードディスク領域の合計量です。大容量のハードドライブ(30 GB 以上)がある場合は、値を増やすことでより多くのオブジェクトをキャッシュできます。

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