認定バイヤーに広告を送信するには、Real-time Bidding API にリクエストを行う方法とリアルタイム ビッダーの画面から送信する方法があります。すべての広告は Google の審査と承認を受ける必要があります。
さまざまなクリエイティブ リソースを使って承認状況を確認することができます。その際は、クリエイティブ ID 別の不承認の理由なども参照できます。これらのリソースへのアクセス権が必要な場合は、認定バイヤーのサポートチームにお問い合わせください。
- クリエイティブ: 認定バイヤーのツールです。クリエイティブの承認状況や、クリエイティブが不承認となった詳しい理由を確認できます。
- Real-time Bidding API: 認定バイヤーの Real-time Bidding API では、クリエイティブの最新の承認状況や、クリエイティブが不承認となった詳しい理由を確認できます。
creativeServingDecision
を確認する: クリエイティブが審査されると、検出された属性とポリシー遵守状況のフィールドがcreativeServingDecision
に入力され、広告を配信できる広告枠の種類が決まります。
- Video Suite Inspector: VAST URL または XML を指定して動画クリエイティブをプレビューし、動画機能をデバッグできる Google のツールです。
- Chrome デベロッパー ツール: 広告タグをデバッグできます。特に [Network(ネットワーク)] パネルと [Resources(リソース)] パネルは、広告タグからの呼び出しを監視したり、Cookie やローカル ストレージの使用状況を調べたりするのに便利です。
- RTB 解析: 認定バイヤーのツールです。クリエイティブが除外された理由など、クリエイティブの除外に関する状況を確認できます。
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クリエイティブに対してさらに審査が行われる場合、[条件付きで承認済み] と表示されることがあります。 **
承認済みのクリエイティブを Real-time Bidding API 経由で再送信した場合は、再度承認されるまで配信停止となります。 ***
過去 30 日以内にアクティブだった(送信または入札があった)クリエイティブが表示されます。不承認となった広告の審査を受けて、オークションに参加できるようにするには、次の方法があります。
- Real-time Bidding API: Real-time Bidding API を使用してクリエイティブの再審査リクエストを送信します。
- サポートチームへの依頼: Real-time Bidding API または入札レスポンスを使用してクリエイティブを再送信できない場合は、認定バイヤーのサポートチームにクリエイティブの再審査を依頼してください。
認定バイヤーのツールと Real-time Bidding API で表示されるクリエイティブのステータスは、公開オークションの広告枠に掲載される場合と優先取引を介して掲載される場合で別々に扱われます。たとえば、クリエイティブが公開オークション経由の配信に対して「不承認」となっても、優先取引経由の配信に対しては「承認」または「条件付きで承認」となる可能性があります。
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クリエイティブに対してさらに審査が行われる場合、[条件付きで承認済み] と表示されることがあります。 **
承認済みのクリエイティブを Real-time Bidding API 経由で再送信した場合は、再度承認されるまで配信停止となります。 ***
過去 30 日以内にアクティブだった(送信または入札があった)クリエイティブが表示されます。認定バイヤーでは、不承認となった広告は配信されませんが、多くの場合、問題は簡単に解決できます。以下では、一般的な理由の一部を対処方法や注意事項とともにご紹介します。
広告が不承認となる理由 |
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コンテンツおよびクリエイティブのポリシー、または第三者による広告配信に関する要件に準拠していない広告は不承認となります。広告が不承認となる理由として一般的なものは次のとおりです。 |
広告で Flash コンテンツが配信されているFlash コンテンツが含まれているため、広告は不承認となりました。 対応方法
この不承認メッセージが表示される場合は、広告に Flash アセットが含まれているか、広告で Flash ピクセルが読み込まれていますが、Flash の呼び出し元がすぐにはわからない場合もあります。たとえば、多くの第三者や第四者が、視認性の測定などの目的で Flash 要素を使用しています。Chrome デベロッパー ツールを使用して Flash コンテンツを検索する方法をご確認ください。 Flash コンテンツが含まれているために広告が不承認となった場合は、Flash コンテンツを削除し、HTML5 コンテンツに置き換えてください。HTML5 を初めて利用する場合、移行にあたって次のツールを使用することをおすすめします。
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リンク先の利便性広告またはランディング ページが操作しにくいため、広告は不承認となりました。 対応方法
認定バイヤーの広告とランディング ページは、明確で関連性が高く、有益で操作しやすいものである必要があります。 よくある問題としては、ランディング ページでブラウザのナビゲーション機能が無効になっている、サイトでポップアップやインタースティシャル広告が表示されるために必要なコンテンツを見ることができない、広告がソフトウェアのダウンロード ボタンやシステムの警告、ウェブページの一部(メニューや検索結果、その他のサイト コンテンツ)に見える、といったことが挙げられます。ユーザーがウェブサイトを閲覧しているときに、突然関係のないウェブページや広告、スポンサー リンクを表示することはできません。 広告またはランディング ページが操作しにくいことが原因で不承認となった場合は、ポリシーに準拠するようにコンテンツを修正し、広告を再送信してください。 詳細 |
クロールできないリンク先宣言されているリンク先 URL で表示されるランディング ページがクロール不可能なため、広告は不承認となりました。よくあるクロールエラーとしては、robots.txt 取得エラー、DNS エラー、サーバー接続エラー、URL にアクセスできないエラーなどがあります。 対応方法
認定バイヤーの広告のランディング ページは、クロール可能である必要があります。認定バイヤーでは、Google のクローラによってすべてのランディング ページが読み取られ、認定バイヤーのポリシーを遵守しているかどうかが確認されます。 ランディング ページがクロール不可能であることが原因で広告が不承認となった場合は、Google bot がサイトをクロールできるように修正を加え、広告を再送信してください。 クリエイティブのランディング ページをクロール可能にするには、次の方法があります。
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不正行為を助長する商品やサービス広告またはランディング ページに不正な行為を可能にするコンテンツが含まれているため、広告は不承認となりました。 対応方法
認定バイヤーの広告とランディング ページでは、人を騙すことを目的とした商品やサービス、あるいはシステム、デバイス、その他の資産に不正にアクセスしたり不正な変更を加えたりするための商品やサービスのような、不正な行為を可能にするコンテンツは禁止されています。 具体的には、パスポートや卒業証書などの偽造文書の作成サービス、薬物検査をすり抜けられるようにする商品、受験代行サービス、ハッキング サービス、レーダー受信機、電話の盗聴や通信の傍受を行うための装置、ケーブルテレビを不正に受信するための装置などが挙げられます。 広告やランディング ページに不正行為を可能にするコンテンツが含まれていることが原因で不承認となった場合は、該当のコンテンツを削除して問題を修正し、広告を再送信してください。 詳細 |
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不適切なコンテンツ広告やランディング ページに攻撃的または不適切なコンテンツ(暴力、自傷行為、嫌がらせ、人種差別やその他の差別、偏見、あるいは慎重な扱いを必要とする事象や絶滅危惧種を扱って利益を得るコンテンツなど)が含まれているため、広告は不承認となりました。 対応方法
認定バイヤーの広告とランディング ページは、あらゆるユーザーに表示できるよう「一般向け」のコンテンツにする必要があります。「成人向け」と見なされる商品やサービスの広告は、認定バイヤーで配信できません。 攻撃的または不適切なコンテンツの例としては、差別や偏見(性的、宗教的、政治的なものを含む)、暴力、自傷行為、嫌がらせ、脅迫、搾取、人種差別の表現を含むコンテンツ、過激なコンテンツ、慎重な扱いを必要とする事象や絶滅危惧種を扱って利益を得るコンテンツが挙げられます。 広告やランディング ページに攻撃的または不適切なコンテンツが含まれることが原因で広告が不承認となった場合は、該当のコンテンツを削除して問題を修正し、広告を再送信してください。 詳細 |
無効な第四者呼び出し認定されていない技術事業者への第四者呼び出しが見つかったため、広告は不承認となりました。 対応方法
認定バイヤーの広告では、認定されていない技術事業者を呼び出すことは禁止されています。詳しくは、認定バイヤーで使用が認定されている技術事業者のリストをご覧ください。 無効な呼び出しがどこで発生しているか明確でない場合もあります。たとえば、認定技術事業者を使用していても、その事業者が認定されていない技術事業者を呼び出した場合、クリエイティブは不承認となります。認定されていない事業者にさらにリダイレクトされないようにするには、認定技術事業者にご相談ください。 REST API の [クリエイティブ] > [リスト] を参照して、クリエイティブの不承認の原因となっている呼び出しを特定します。Chrome デベロッパー ツールを使用すると、広告から行われるすべての呼び出しをブラウザで確認できます。 認定されていない技術事業者への第四者呼び出しが原因で広告が不承認となった場合は、この技術事業者への呼び出しを削除して問題を修正し、広告を再送信してください。クリエイティブが 24 時間以内に承認されない場合は、認定バイヤー サポートまでお問い合わせください。 アカウント担当者に連絡して、既存の広告技術プロバイダについて、追加の技術事業者の認定をリクエストすることもできます。アカウント担当者がいない場合は、このページの右上にある [お問い合わせ] をクリックしてサポートにご連絡ください。なお、現在のところ、新しい広告技術プロバイダの認定は行っていません。 Nielsen Digital Ad Ratings を使用している場合は、Facebook へのリダイレクトが要件に沿っているか確認します。一般的な問題としては、次のようなものがあります。
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無効な事業者未承認の事業者への第四者呼び出しが検出されたため、広告は不承認となりました。 対応方法
認定バイヤーの広告では、認定されていない事業者を呼び出すことは禁止されています。詳しくは、認定バイヤーでの使用が認定されている事業者のリストをご覧ください。 動画広告をプレビューするには、Video Suite Inspector を使用します。Chrome デベロッパー ツールを使用すると、動画広告から行われるすべての呼び出しをブラウザで確認できます。 認定されていない事業者への第四者呼び出しが原因で広告が不承認となった場合は、認定されていない事業者への呼び出しを削除して問題を修正し、広告を再送信してください。または、認定されていない事業者の認定をリクエストすることもできます。 詳細 |
悪質なソフトウェアまたは望ましくないソフトウェア広告またはランディング ページに、パソコンやデバイス、ネットワークへの損害や不正アクセスを引き起こす恐れのある不正なソフトウェア(マルウェア)が含まれているため、広告は不承認となりました。 対応方法
認定バイヤーの広告とランディング ページには、不正なソフトウェアやウイルスが含まれないようにする必要があります。不正なソフトウェアは一切認められません。Google では、認定バイヤーに直接アップロードされた広告を審査しており、第三者のリダイレクトは専用のシステムを通じて追跡し、マルウェアやウイルスの有無をチェックしています。広告の不正なソフトウェアを防止するための Google の対策をご確認ください。 不正なソフトウェアやウイルスなどが含まれる許可されないコンテンツが原因で広告が不承認となった場合は、広告またはランディング ページから不正なソフトウェアやウイルスを削除して問題を修正し、広告を再送信してください。詳しくは、不正なソフトウェアによる被害を防止する方法をご覧ください。 広告運用チームは、http://www.anti-malvertising.com に記載されたセキュリティに関する勧告を遵守することが義務付けられています。詳しくは、不正なソフトウェアを削除する方法と悪用や不正な活動を報告する方法をご覧ください。 トラブルシューティングのヒントクリエイティブを確認する:
クリエイティブのすべてのランディング ページを確認する:
便利なツール: Google のセーフ ブラウジングとウェブマスター コンソール 詳細 |
メディアが機能していないクリエイティブが機能していないか、破損したアセットがあるため、広告は不承認となりました。 対応方法
認定バイヤーの広告は、クリエイティブのコンテンツが正しく表示され、想定どおりに動作し、破損したアセットが含まれないようにする必要があります。広告とランディング ページが、広告のターゲットに関係なくすべての国と地域で適切に機能するようにしてください。また、さまざまなブラウザやデバイスで広告をテストし、機能するウェブサイトやアプリに移動できることを確認します。サイトに関する問題を解決するには、Google 広告ポリシー ヘルプセンターのサイトが機能していないをご覧ください。 メディアが機能していないことが原因で広告が不承認となった場合は、広告が正しく表示されて機能するように修正を加え、広告を再送信してください。 詳細 |
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SSL に非対応保護されていない HTTP 呼び出しが含まれているため、広告は不承認となりました。 対応方法
認定バイヤーで購入できるほぼすべてのパブリッシャー広告枠で、保護された接続(SSL)の使用と、SSL 対応の広告が要件となっています。広告を SSL 対応にするには、広告内の呼び出しをすべて SSL 対応にする必要があります。広告サーバー、ピクセル トラッカー、確認ツール、その他の技術事業者ごとに、SSL 対応を確実にするための方法を把握することが重要です。 Chrome デベロッパー ツールを使用すると、広告から行われるすべての呼び出しをブラウザで確認できます。 無効な SSL の宣言が原因で広告が不承認となった場合は、保護されていない HTTP 呼び出しを削除して問題を修正し、広告を再送信してください。 詳細 |
オンライン薬局の許可が必要広告またはランディング ページにオンライン薬局の認可が必要なコンテンツが含まれているため、広告は不承認となりました。 対応方法
認定バイヤーの広告とランディング ページでは、オンライン薬局の認可なく、処方薬やその関連商品を宣伝することは禁止されています。 広告やランディング ページで、オンライン薬局の認可なく処方薬やその関連商品を宣伝していることが原因で広告が不承認となった場合は、該当するコンテンツを削除して問題を修正し、広告を再送信してください。 詳細 |
その他の武器および兵器に関するコンテンツ広告またはランディング ページでその他の武器および兵器が宣伝されているため、広告は不承認となりました。 対応方法
認定バイヤーの広告とランディング ページでは、その他の武器および兵器、または武器に関連するコンテンツの宣伝は禁止されています。該当する広告は次のとおりです(なお、このリストは禁止対象をすべて網羅しているわけではありません)。
広告やランディング ページに、武器に関連したコンテンツが含まれていることが原因で広告が不承認となった場合は、該当するコンテンツを削除して問題を修正し、広告を再送信してください。 詳細 |
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数値表記の IP アドレスの使用広告は、数値形式の IP アドレスを呼び出しているため不承認となりました。 対応方法
認定バイヤーの広告では、数値形式の IP アドレスを呼び出すことは禁止されています。広告でクリエイティブやトラッキング ピクセル、その他の広告配信要素やトラッキング要素を取得するには、ドメインを呼び出す必要があります。 Chrome デベロッパー ツールを使用すると、広告から行われるすべての呼び出しをブラウザで確認できます。 数値形式の IP アドレスの呼び出しが原因で広告が不承認となった場合は、IP アドレスの呼び出しを削除して問題を修正し、広告を再送信してください。 詳細 |
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不承認となった広告の問題を修正し、再送信すると、Google による再審査が行われます。審査は通常 1 営業日以内に完了しますが、複雑な審査が必要な場合はさらに時間がかかることがあります。