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AppSheet will be conducting service maintenance starting Sunday, May 19th, 2024 at 12:00 PM (7:00 PM UTC) and completing no later than 4:00 PM PDT (11:00 PM UTC). Learn more

イベント: 基本情報

bot 内のイベントは、以下の各セクションで説明するように管理します。

イベントとは

イベントとは、プロセスをトリガーするアクティビティまたはスケジュールを定義するものです。以下の種類のイベントを構成できます。

イベントの種類 このイベントの種類がトリガーされる条件
データ変更 アプリを通じたデータの追加、変更、削除(アプリを通じたサービス チケットのステータス変更など)。データ変更イベントを構成するをご覧ください。
スケジュール設定 イベントを特定の時刻に定期的に発生させる設定(毎週月曜日の午前 9 時など)。スケジュール設定イベントを構成するをご覧ください。
Google Chat アプリ Chat に関連する操作。Chat スペースでのスラッシュ コマンドを使用した操作や、Chat スペースでの Chat アプリの追加と削除などがあります。Chat イベントを構成するをご覧ください。
Google フォーム(ベータ版) Google フォームのフォームに対する回答の受信(承認を得るための出張申請の送信など)。Google フォーム イベントを構成するをご覧ください。

アプリのアクションによって生成されるイベント、または AppSheet API 呼び出しによるアプリデータ変更の結果として生成されるイベントは、外部構成を行わなくても発生します。
 
スプレッドシートまたは Salesforce データソースの外部データ変更イベント: 基盤となるスプレッドシートまたは Salesforce データソースに対する手動または直接の更新に基づいてイベントを発生させる場合は、外部構成が必要です。スプレッドシートSalesforce をそれぞれご覧ください。

 

bot にイベントを追加する

bot にイベントを追加するには:

  1. bot を作成します
  2. 次のいずれかを行います。

    • 既存のイベントを再利用するには、[From this App] でイベントを選択します。
      詳細については、自動化コンポーネントを再利用するをご覧ください。
    • 新しいイベントを作成するには、次のいずれかを行います。
      • [Create a custom event] をクリックします。
      • [Suggestions] のリストからイベントを選択します。
        AppSheet Automation はインテント対応プラットフォームです。ユーザー インテントを理解し、達成しようとしていることに沿った構成オプションを推奨します。たとえば、以下の候補を選択すると、プロセスと次の [Send an email] タスクが構成されます。
        When Available record is updated, send an email
  3. 次のいずれかのイベントのソースを選択し、構成します。
  4. アプリを保存します。

データ変更イベントを構成する

データ変更イベントを追加するには、次の設定を構成します。

設定

説明

Linking

[Linking ] パネルを開き、[Linking ] 設定を切り替えて、このコンポーネントの再利用を有効または無効にします。詳しくは、自動化コンポーネントを再利用するをご覧ください。


Expand the Linking panel and toggle the Linking setting to enable or disable component reuse

Event name

イベントの名前。

Event source

[Data Change] を選択します。

Data change type

アプリを通じて実行され、イベントをトリガーするデータ変更の種類を選択します。

Table

データ変更によってイベントがトリガーされるテーブル。リストから既存のテーブルを選択します。

テーブルの構造を確認するには、[View definition] をクリックします。テーブルの追加の詳細については、テーブル: 基礎をご覧ください。

Condition

イベントをトリガーする前に評価する条件。

Bypass Security Filters?

データソースにセキュリティ フィルタがないものとして実行するかどうかを切り替えます。この設定により、自動化されたタスクが引き続き動作します(アプリの所有者 ID で実行されます)。レポートを生成する場合や、多くの情報を必要とする他のタスクを実行する場合に有用です。

Event icon [Display] セクションを開き、イベントのアイコンを選択します。
Descriptive comment [Documentation] セクションを開き、イベントの目的を説明するコメントを入力します。

 

以下は、インベントリ テーブルの更新によってトリガーされるデータ変更イベントの例です。

Data change event for adds only

 

スケジュール設定イベントを構成する

無料プランでは、一部の機能(AppSheet Automation を使用してメールを送信するスケジュールされたイベントで bot をトリガーするなど)は完全にはサポートされていません。つまり、これらの機能を構成することはできますが、想定どおりに動作しません。有料プランに登録するをご覧ください。

bot にイベントを追加して、スケジュール設定イベントの設定を以下のように構成します。

: テーブルの列を参照するには、ForEachRowInTable 設定をオンにする必要があります。

設定

説明

Linking

[Linking ] パネルを開き、[Linking ] 設定を切り替えて、このコンポーネントの再利用を有効または無効にします。詳しくは、自動化コンポーネントを再利用するをご覧ください。


Expand the Linking panel and toggle the Linking setting to enable or disable component reuse

Event name

イベントの名前。

Event source

[Scheduled] を選択します。

Schedule

イベントのスケジュールと時刻を設定します。

Time zone

スケジュール イベントのタイムゾーンを設定します。

ForEachRowInTable

指定したテーブルの各行に対する操作を行うかどうかを示すフラグ。

テーブルのデータ行ごとにプロセスを実行する場合は、[ForEachRowInTable] をオンにします。オンにすると、フィルタ条件を指定するオプションが表示されます。
 
プロセスがテーブル内のデータに依存しない場合は、[ForEachRowInTable] をオフにします。オフにした場合は、プロセス内の有効なステップの種類として、[Run a data action] 以外の任意のイベントを選択できます。
どのテーブルのデータにも依存しないプロセスの場合のみ、この設定をオフにしてください。

Table

: このフィールドは、[ForEachRowInTable] が有効の場合のみ表示されます。

イベントによって参照されるテーブル。リストから既存のテーブルを選択します。

テーブルの構造を確認するには、[View definition] をクリックします。テーブルの追加の詳細については、テーブル: 基礎をご覧ください。

Filter Condition

: このフィールドは、[ForEachRowInTable] が有効の場合のみ表示されます。

影響を受けるテーブルの行を特定するために使用するフィルタ条件。

Condition

イベントがトリガーされるために満たす必要がある条件。

Bypass Security Filters?

データソースにセキュリティ フィルタがないものとして実行するかどうかを切り替えます。

Event icon [Display] セクションを開き、イベントのアイコンを選択します。
Descriptive comment [Documentation] セクションを開き、イベントの目的を説明するコメントを入力します。

以下は、毎日 UTC 午後 12 時 00 分にトリガーされるスケジュール設定イベントの例です。

Settings for schedule events

Chat イベントを構成する

AppSheet を利用して Chat アプリを作成するには、Google Workspace ユーザーである必要があります。詳しくは、Google Workspace に AppSheet を追加するをご覧ください。
Chat イベントを構成する前に、AppSheet で Chat アプリを構成する必要があります。

bot にイベントを追加して、Chat イベントの設定を以下のように構成します。

設定

説明

Event name

イベントの名前。

: この名前は、Chat に表示されます。

Event source

[Chat] を選択します。

Chat interaction

イベントをトリガーする Chat のインタラクション:

  • Slash command - Chat スペースでスラッシュ コマンドが発行された。
  • Added to space - Chat スペースに Chat アプリが追加された。
  • Removed from space - Chat スペースから Chat アプリが削除された。

Name 

: [Chat interaction] として [Slash command] が選択されている場合のみ有効です。

イベントをトリガーするスラッシュ コマンド。

Description

: [Chat interaction] として [Slash command] が選択されている場合のみ有効です。

イベントをトリガーするスラッシュ コマンドの説明。 

Event icon [Display] セクションを開き、イベントのアイコンを選択します。
Descriptive comment [Documentation] セクションを開き、イベントの目的を説明するコメントを入力します。

以下は Chat イベントの例です。

Chat event

Google フォーム イベントを構成する(ベータ版)

これは、Google フォームを使用してアプリの作成と自動化機能の構築を行う機能のベータ版リリースです。機能リリースを追跡、管理するをご覧ください。ベータ版のサービスは、テスト環境のみで使用することを前提としています。本番環境用アプリでのご利用はおすすめしません。 この機能について質問がある場合やサポートが必要な場合は、AppSheet サポートにお問い合わせください。

Google フォームを使用して AppSheet Automation を構築するには、Google Workspace ユーザーである必要があります。詳しくは、Google Workspace に AppSheet を追加するをご覧ください。

Google Workspace を利用されている場合は、Google フォームの使用に Google Workspace 利用規約が適用されます。それ以外の場合は、Google 利用規約をご覧ください。

Google フォーム イベントによってトリガーされるアクションが依存できるのは、読み取り専用データのみです。

Google フォーム イベントを追加する前に、以下の手順を行う必要があります。

  1. Google フォームでフォームを作成します。Google フォームの使い方をご覧ください。
  2. アプリでフォームをテーブルとして追加します。テーブルを追加するの手順に従ってください。データソースを選択するように求められたら、[Google Forms] を選択し、目的のフォームに移動して、[Select] をクリックします。

Google フォームを使用して自動化を構築するもご覧ください。

bot にイベントを追加して、Google フォーム イベントの設定を以下のように構成します。

設定

説明

Event name

イベントの名前。

Event source

イベントの種類。[Forms (Beta)] を選択します。

Form 

フォーム。

プルダウン リストからフォームを選択します。

: Google フォーム イベントでフォームを使用する前に、そのフォームがアプリにテーブルとして追加されていることを確認する必要があります。

Event icon [Display] セクションを開き、イベントのアイコンを選択します。
Descriptive comment [Documentation] セクションを開き、イベントの目的を説明するコメントを入力します。

以下は、仕事関連の申請フォームの送信時にトリガーされるフォーム イベントの例です。

Forms event settings

既存のイベントをコピーする

イベントをコピーすると、新しいイベントの名前は、デフォルトでは My Event 1 のように、現在のイベント名の後に一意の番号(1 から始まって増加する)が付いたものとなります。

既存の再利用可能なイベントをコピーするには:

  1. エディタでアプリを開きます。
  2. [Automation] 自動化アイコン > [Events] に移動します。
  3. コピーするイベントを [Events] パネルで選択します。
  4. [More] > [Duplicate] を選択します。

アプリエディタを強化しました
デフォルトでは新しいエディタが有効になっていますが、いつでも以前のエディタに戻すことができます。

以前のエディタを使用する場合

既存のイベントをコピーするには:

  1. [Automation] > [Events] を選択します。
  2. コピーするイベントを選択します。
  3. イベントの見出しで [Copy ] をクリックします。

イベントを表示する

bot 内のイベントを表示するには、[Automation] 自動化アイコン > [Bots] を選択して [Bots] パネルで bot を選択し、メインパネルでイベントをクリックします。

テーブル別にすべてのイベントを表示するには、[Automation] 自動化アイコン > [Events] を選択します。デフォルトでは、再利用可能な(リンク可能な)コンポーネントのみが表示されます。すべてのイベントを表示するには、アプリエディタの設定を構成するで説明されているように、[Show all automation components] をオンにします。

アプリエディタを強化しました
デフォルトでは新しいエディタが有効になっていますが、いつでも以前のエディタに戻すことができます。

 

以前のエディタを使用する場合

すべてのイベントを表示するには、[Automation]  > [Events] を選択します。イベントはテーブルを基準として整理されます。

イベントが 1 つ以上の bot で使用されている場合、そのイベントを使用している bot 数を示す再利用性インジケーター(イベント名の隣に示されている数字)が表示されます。以下の例は、[Scheduled: Every day] イベントが再利用可能なコンポーネントであり、2 つの bot で使用されていることを示したものです。

View all events and see the number of shared components

イベントを使用している bot のリストを表示するには、数字をクリックします。詳細については、自動化コンポーネントを再利用するをご覧ください。

イベントを編集する

: イベントが再利用されている場合は、イベントを編集する前に、すべての bot に対する影響を考慮してください。

イベントを編集するには、アプリエディタでイベントを表示し、構成を編集して変更を保存します。

イベントを削除する

: 再利用可能なイベントが複数の bot で使用されている場合は、イベントを削除する前にすべての bot に対する影響を考慮してください。 1 つ以上の bot で使用されているイベントを削除しようとすると、次の図に示すように、操作を確認するメッセージが表示されます。

Warning displayed for reusable component when attempting to delete

 エディタで bot からイベントを削除するには、プルダウン メニューで [Remove] を選択します。これにより bot からは削除されますが、[Events] タブでは保持されます。

Delete an event

再利用可能なイベントを削除するには:
  1. [Automation] 自動化アイコン > [Events] を選択します。
  2. 削除するイベントを [Events] パネルで選択します。
  3. [More] > [Delete] を選択します。
アプリエディタを強化しました
デフォルトでは新しいエディタが有効になっていますが、いつでも以前のエディタに戻すことができます。

 以前のエディタを使用する場合

 再利用可能なイベントを削除するには:

  1. [Automation] > [Events] を選択します。
  2. 削除するイベントを開きます。
  3. イベントの見出しで [Delete] をクリックします。

例: 特定の日付にスケジュール イベントをトリガーする

アプリのデータから取得した所定の日付に、スケジュール イベントを自動的にトリガーします。これは、スケジュール設定されたレポートの Condition 設定を使用して実施できます。

たとえば、Tasks というテーブルがあるとします。このテーブルの各行は、実行しなければならないタスクに対応しており、各タスクには、そのタスクを実行する必要がある日付を格納する Date 列が用意されています。これを利用して、タスクを実行すべき日の午前 7 時に、タスクを思い出してもらうためのアラーム メッセージを自動的に送信するように、スケジュール設定されたレポートを設定できます。

これを行うには、アプリエディタで、スケジュール イベントを以下のように構成します。

設定

設定

Event name

任意のイベント名

Event source

Schedule

Schedule

Daily

Time

7:00 am

Time zone

実際のタイムゾーンに合わせて設定

For EachRowInTable

Enable

Table

Tasks

Filter Condition

TODAY()=[Date]

スケジュールの動作の流れを説明すると、毎日午前 7 時に Tasks テーブルの各タスクが確認され、タスクの日付がチェックされます。タスクの日付が当日の場合、スケジュールがトリガーされ、アラート メッセージが送信されます。

: アプリのデータから取得した特定の時刻(時間と分)にレポートをトリガーする場合、この設計は機能しません。

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