購入者に埋め合わせ広告を提供する

プログラマティック保証型取引で最初に合意した条件や掲載結果を満たせない場合、パブリッシャー様はその取引で埋め合わせ広告を作成できます。仕組みは次のとおりです。

  1. パブリッシャー: 埋め合わせ広告のプロセスを管理します。埋め合わせ広告を提供するかどうかを決める権限はパブリッシャー様にあり、購入者にはありません。既存のプロポーザル広告申込情報を使用して埋め合わせ広告を作成し、取引の埋め合わせに必要なインプレッション数などの値を調整します。
  2. 購入者: 通常の交渉と同じように、埋め合わせ広告を承認します。

埋め合わせ広告は、通常のプログラマティック プロポーザル広告申込情報とまったく同じように機能するため、購入者とパブリッシャー様の両方にプログラマティック取引の料金がかかります。インプレッション単価(CPM)は、埋め合わせ広告の料金を計算する目的で、元のプロポーザル広告申込情報から引き継がれます。埋め合わせ広告の広告申込情報で配信されたインプレッションについて、元のプログラマティック取引以外の料金が購入者に請求されることはありません。

埋め合わせ広告の要件

埋め合わせ広告は、次の要件を満たしている場合に作成できます。

  • プロポーザルがディスプレイ&ビデオ 360 を通じて購入者に提示されている。
  • プロポーザルが販売済みで、編集のために再度開かれている。
  • プロポーザル広告申込情報の「広告申込情報タイプ」が標準である。スポンサーシップのプロポーザル広告申込情報から埋め合わせ広告を作成することはできません。
  • プロポーザル広告申込情報の「終了日」が将来の日付か、過去 30 日以内の日付である。
  • プロポーザル広告申込情報自体を埋め合わせ広告にすることはできません。また、すでに埋め合わせ広告が関連付けられているプロポーザル広告申込情報を使用することもできません。1 つのプロポーザル広告申込情報で作成できる埋め合わせ広告は 1 つのみです。

埋め合わせ広告のプロポーザル広告申込情報を作成する

  1. Google アド マネージャーにログインします。
  2. [セールス] 次に [プロポーザル] をクリックします。
  3. ページ上部の [確定済み] タブをクリックします。
  4. 表の上の [新しいフィルタを追加] をクリックし、[販売済み] 次に [が次に一致する] 次に [True] を選択します。
  5. 表で、埋め合わせするプロポーザルの名前をクリックします。
  6. 表の上の [もう一度開く] をクリックします。
  7. 表から、上記の要件を満たすプロポーザル広告申込情報の名前をクリックします。
  8. プロポーザル広告申込情報の設定で、右上のその他アイコン その他 をクリックし、プルダウンから [埋め合わせ広告を作成] を選択します。
  9. [埋め合わせの理由(任意)] を選択し、[名前] を入力します。
    デフォルトの名前は「元のプロポーザル広告申込情報名(埋め合わせ広告)」です。
  10. その他のターゲティング、配信、ペースの情報はすべてプロポーザル広告申込情報から引き継がれますが、変更することができます。
    ただし、CPM レートは変更できません。
  11. [契約数量] を、埋め合わせするインプレッション数に変更します。
    この値を元のプロポーザル広告申込情報のインプレッション数より多くすることはできません。
  12. 配信の [開始時間] と [終了時間] を確認して、必要に応じて変更します。
  13. [保存] をクリックします。
    • プロポーザルのプロポーザル広告申込情報のリストに、「埋め合わせ広告」というラベル付きで、埋め合わせ広告のプロポーザル広告申込情報が表示されます。
    • 埋め合わせ広告を追加したプロポーザル広告申込情報には、「埋め合わせ広告がある」というラベルが付けられ、新たな埋め合わせ広告の作成はできなくなります。
  14. 購入者にプロポーザルを再送信して、埋め合わせ広告の承認をリクエストします。詳しくは、交渉プロセスについての説明をご覧ください。

埋め合わせ広告のお支払い

埋め合わせ広告のお支払いは、他のプログラマティック取引のお支払いと同じように確認できます。埋め合わせ広告の料金は、元のプログラマティック保証型取引の料金に含められます。

埋め合わせ広告に関するレポート

埋め合わせ広告に関するレポートは、他の広告申込情報と同じように作成できます。

  • レポートに表示される埋め合わせ広告の収益は、埋め合わせ広告の CPM とインプレッション数に基づいて計算された見積もりです。埋め合わせ広告の収益は、その性質上、支払いの対象とはなりません。レポートでは、広告申込情報のディメンション属性の「埋め合わせ広告」を使用して、埋め合わせ広告を明示的に含めたり除外したりできます。
  • 埋め合わせ広告の広告申込情報について、収益指標を使用して作成したレポートには収益が表示されますが、請求書に表示される収益は 0 になります。
  • レポートで埋め合わせ広告のみを表示するには、[埋め合わせ広告] 次に [が次に一致する] 次に [はい] の設定でフィルタを追加します。

購入者による埋め合わせ広告のリクエスト

ディスプレイ&ビデオ 360 の購入者は埋め合わせ広告をリクエストできます。埋め合わせ広告を掲載するかどうかは、引き続きパブリッシャー様が管理します。

  1. 購入者は、提案依頼(RFP)として埋め合わせ広告をリクエストします。なお、埋め合わせ広告の RFP プロセスは通常とは異なります。
  2. パブリッシャー様がこの埋め合わせ広告の RFP に同意する場合は、埋め合わせ広告を自身で作成するときと同じように、購入者と条件を交渉できます。
  3. パブリッシャー様は、プロポーザルを撤回して、購入者が埋め合わせ広告をリクエストしたプロポーザル広告申込情報に移動します。
  4. パブリッシャー様は、その他 その他 をクリックして、埋め合わせ広告のプロポーザル広告申込情報を作成します。

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