動画広告ルールを使用すると、アド マネージャーで設定した一連の条件に基づいて、広告をいつ、どのような方法で、動画コンテンツ内のどこに表示するかを設定できます。#videoadrules #videosolutions
1 つの動画ストリーム内でいつどのように広告を表示するかを定義する標準広告ルールや、複数の動画ストリームに適用するセッション広告ルールを設定することも可能です。
動画広告ルールの使用要件
- Google アド マネージャー 360 の契約に高度な動画配信機能が含まれている
- IMA SDK 3 を使用している、または VMAP で広告挿入を行うプレーヤーを使用している(詳しくは、サポートされている環境をご覧ください)
- 広告ルールでミッドロールを配信する場合、コンテンツの取り込みは必須ではありません。ただし、次のようにする必要があります。
- コンテンツの取り込みを使用する場合は、動画タグに
cmsid
パラメータとvid
パラメータを含める必要があります。 - コンテンツの取り込みなしでミッドロールを配信する場合は、使用するタグに
vid_d
パラメータとallcues
パラメータを含めます。
- コンテンツの取り込みを使用する場合は、動画タグに
セッションの動画広告ルール固有の要件
セッションの動画広告ルールを適用できるのはプレロール広告のみです。
Cookie、AdID、IDFA、PPID などのユーザー識別子が必要です。ID が存在しない場合、セッションの広告ルールは考慮されず、配信には代わりに優先度の低い標準ルールが選択されます。
PPID が指定されていて、セッションの広告ルールが適用される広告リクエストに対してディスプレイ&ビデオ 360 のプログラマティック クリエイティブを配信できる場合、フリークエンシー キャップが適用されないことがあります。この場合、フリークエンシー キャップに達した後も、ユーザーに広告が表示されます。
セッションの動画広告ルールは、デフォルトではインプレッションが ping された場合にのみ機能します。ただし、リクエスト ベースのセッションの広告ルールでは、インプレッションではなくリクエスト / コード配信ごとにセッション カウンタをインクリメントすることが可能です。これは、ネットワークで短いタイミング ウィンドウを使用している場合や、リクエストがさまざまな地域から行われ、次の広告ルールのリクエストが間に合わない場合に役立ちます。
リクエスト ベースのセッションの広告ルールについて詳しくは、アカウント マネージャーにお問い合わせください。
動画広告ルールを有効にする
動画広告ルールは、アド マネージャー ネットワーク全体で有効にできます。有効にすると、動画広告リクエストはすべて広告ルールのリクエストになります。広告申込情報のターゲットに動画内の特定位置(プレロール、ミッドロール、ポストロール、バンパー)を設定していない場合、広告ルールで設定されているどの位置にでも配信できるものと認識されます。
広告ルールを有効にする手順は次のとおりです。
- Google アド マネージャーにログインします。
- [管理者] [動画とオーディオ] [動画とオーディオの設定] をクリックします。
- [広告ルール] を有効にします。
- [保存] をクリックします。
ad_rule パラメータを使用して、個々の広告リクエストを管理する方法をご覧ください。
動画広告ルールの優先度とデフォルトのルール
ネットワークで広告ルールを有効にすると、デフォルトの広告ルールが以下の設定で自動的に作成されます。
- 30 秒間のプレロール動画広告が 1 本表示されます。広告連続配信は行われません。
- 具体的なターゲティングは指定されず、ネットワーク掲載となります。
- ミッドロール、ポストロール、その他の広告タイプは無効になっています。
すべての動画広告ルールには優先度が割り当てられます。複数のルールの設定が競合している場合は、優先度が一番高いルールの設定が選択されます。デフォルトの広告ルールは、作成する広告ルールよりも常に優先度が低くなります。
設定の異なるルールを統合して、両方を動画コンテンツに適用できます
たとえば、「ルール 1」ではミッドロールを除外し、「ルール 2」では 1 分の時点でミッドロールを表示するよう設定しているとします。この場合、優先度の高い「ルール 1」の設定が選択され、ミッドロールは完全にブロックされます。「ルール 2」の他の設定は、「ルール 1」の設定と競合しない限りブロックされません。
広告ルールの優先度順のリストを確認するには、[動画] [広告ルール] をクリックします。デフォルトのルールは優先度が最も低く設定されるため、有効な広告ルールのリストの一番下に表示されます。
ルールのリストでは、ルールのステータスを「無効」にして一時停止することや、優先度を変更することができます。1 つの広告ルールの優先度を変更すると、それに応じて他の広告ルールもすべて自動的に更新されます。
すべてのルールで特定のタイプの広告を「表示しない」ように設定した場合、その広告は表示されなくなります。特定の広告タイプ全体を意図せず無効にしてしまうことがないように、デフォルト ルールは取りこぼしなく設定してください。
* 広告ルールを「有効」ステータスでフィルタしていない場合、デフォルトの広告ルールは有効なルールと無効なルールの間に表示されます。
動画広告ルールをエクスポートする (ベータ版)
すべての動画広告ルールをスプレッドシートに書き出すと、アド マネージャー ネットワーク外のユーザーと共有して、入稿、収益管理、予測などに使用できます。
- Google アド マネージャーにログインします。
- [動画] [広告ルール] [広告ルールをエクスポート] をクリックします。
- プレロール、ミッドロール、ポストロールの設定、ターゲティング設定など、個々の広告ルール設定の列を含むファイルが生成され、ダウンロードされます。