使用経験を重ねても、アド マネージャーのシステムについて理解できていない部分があるかもしれません。このリファレンスでは、アド マネージャー ネットワークを構成する主な要素についてご確認いただけます。
アド マネージャーには他にも予測やレポートといった機能がありますが、ここではキャンペーンを配信する際に作成する重要な要素について説明します。
広告枠と広告ユニット
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アド マネージャーで広告枠を設定します。広告枠では、広告をどこにどのサイズで掲載するかを定義します。広告枠はサイトやアプリの広告掲載スペースを分類したものと言えます。各広告スペースは広告ユニットと呼ばれます。
広告タグ
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広告ユニットごとに広告タグを生成して、サイトのコードに追加します。Google パブリッシャー タグ(GPT)は、広告枠の定義、広告リクエストの作成とバンドル、リクエストに一致した広告のレンダリングに使用できる広告タグのライブラリです。
オーダーと広告申込情報
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アド マネージャーでオーダーを作成します。オーダーは、広告主との取り決めを表します。
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オーダーは、1 つ以上の広告申込情報で構成されます。各広告申込情報には、クリエイティブを配信する日時、合意したクリエイティブ配信の価格、その他さまざまな設定が含まれます。広告申込情報では、広告枠で設定した広告ユニットをターゲットに設定することもできます。
クリエイティブ
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各広告申込情報に、広告枠で設定し、広告申込情報でターゲットに設定した広告ユニットに配信するクリエイティブをアップロードするか、第三者のクリエイティブ アセットを割り当てます。
配信
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広告タグを設定したサイトのページにユーザーがアクセスすると、広告ユニットに表示する広告のリクエストがアド マネージャーに送信されます。アド マネージャーでは、リクエストを受け取った後、その広告ユニットをターゲットに設定している広告申込情報を特定して、割り当てられたクリエイティブを返します。
ユーザー、チーム、会社
アド マネージャーでは、ネットワークにアクセスできるユーザーや、ユーザーが実行したり表示したりすることのできる内容をさまざまな方法で管理できます。
社内ユーザーの管理
アド マネージャーでの社内ユーザーの管理には以下を使用します。
ユーザーとは通常、1 つの Google アカウントとメールアドレスが関連付けられた 1 名の人物を指します。各ユーザーには役割が割り当てられます。役割には、ビルトインのものとカスタムで作成できるものがあります。役割は、ユーザーが表示できる情報や実行できる機能を管理する権限やルールで構成されます。
ネットワークでチームを使用している場合、さらにアクセスを制限できます。チームに属するユーザーは、自分のチームに割り当てられたオーダーと広告ユニットのみを表示したり操作したりできます。
外部ユーザーの管理
アド マネージャーでは、担当キャンペーンの読み取り専用アクセス権を広告主や代理店に付与することができます。これには、以下を使用します。
連絡先とは、キャンペーンを確認してもらうために招待する社外の担当者を表します。すべての連絡先は、会社に属している必要があります。会社とは、広告主や広告代理店などの外部の事業者を指します。