動画広告申込情報と動画クリエイティブ セット

動画とオーディオのコンパニオン広告

コンパニオン広告を使用して、メインの動画広告またはオーディオ マスター広告を補完できます。広告申込情報、サイト、プレーヤーを設定してコンパニオン クリエイティブを配信します。 #companion #master

ブックマーク 次のセクションに進む: コンパニオン クリエイティブのタイプ | 設定 | GPT メソッド

コンパニオン広告を使用すると、動画またはオーディオ プレーヤーへの広告配信に合わせてディスプレイ広告スロットへの配信を行うことができます。コンパニオン広告は、常にマスター広告に伴って配信されます。

  • VAST クリエイティブには、対応するディスプレイ広告を最大 6 つ含めることができます。
  • ラベルを使用すると、競合する広告主の広告が同時に配信されるのを防ぐことができます。
  • VAST レスポンスに含まれるコンパニオン広告の数が、ページで定義されているディスプレイ スロットよりも少ない場合は、パブリッシャーのネットワークからバックフィルを行うことができます。

コンパニオン広告の例 マスター広告が自動再生される場合、コンパニオン広告はマスター広告の再生開始と同時に読み込まれます。マスター広告がユーザーの操作で再生される Click-to-Play などの場合、マスター広告がクリックされるまで、コンパニオン広告スロットにコンパニオン以外の広告が読み込まれる可能性があります。そうしたコンパニオン以外の広告は、マスター広告がクリックされて再生されると、コンパニオン広告に置き換えられます。

Fluid サイズのコンパニオンでは、画面サイズに関係なく、同じ割合のスペースが使用されます。これにより、コンパニオン広告を画面全体に表示できます。

デベロッパー向けドキュメント IMA SDK は、Fluid サイズのコンパニオンに対応しています。HTML5iOSAndroid のガイドをご覧ください。
  • レスポンシブ広告は、動画コンパニオン広告ではサポートされていません。
  • Google DAI は、HTML5 で Ads API を使用しているコンパニオン広告のみに対応しています
  • IMA SDK は、動画コンパニオン広告の Click-to-Call 機能に対応していません

利用可能なコンパニオン クリエイティブのタイプ

VAST クリエイティブに含めるコンパニオン クリエイティブには、次のいずれかを使用できます。


1ネイティブ フォーマットは、パブリッシャー指定のクリエイティブ ソースを使用する予約広告キャンペーンとプログラマティック保証型キャンペーンで、配信方法としてネイティブ スタイルを使用する場合にサポートされます。

2ネイティブ動画が有効になっているフォーマットは、コンパニオンとして使用できません。

コンパニオン広告の設定

コンパニオン クリエイティブを配信するには、広告申込情報、サイト、プレーヤーが正しく設定されている必要があります。

  • 広告申込情報を追加する際は、想定されるクリエイティブで、マスター動画広告またはオーディオ広告のサイズと、コンパニオン広告のサイズを設定する必要があります。これにより、動画クリエイティブやオーディオ クリエイティブを入稿する際に、許可したサイズのコンパニオンを含めることができます。
  • GPT タグを使ってディスプレイ広告スロットを定義し、コンパニオン広告の動作を指定します。
  • IMA SDK を使用するプレーヤーの場合は、リクエストの ciu_szs パラメータにコンパニオン サイズを設定します。
  • プレーヤーが iframe の場合は、HTML に GPT プロキシ スクリプトを含めます。

Google パブリッシャー タグを使用したコンパニオン広告の詳しい実装方法をご確認ください。GPT ライブラリをご利用でない場合は、Ad API を使用してコンパニオン広告のサポートを実装できることがあります。以下では API を使った実装については割愛し、GPT の機能に絞って説明します。

コンパニオン広告に対応している GPT メソッド

GPT の JavaScript ウェブページ <head> 部分のコード例

companionAds()

companionAds() サービスは、広告スロットにディスプレイ広告を読み込めることを宣言します。ただし同じページ上のプレーヤーに VAST 広告が配信され、そのコンパニオンが利用可能な場合は、コンパニオンが優先されます。

googletag.defineSlot(
  '/1234/vid-parent/child-ad-unit',
  [300, 250], 'div1')
.addService(googletag.companionAds())
.addService(googletag.pubads());

setRefreshUnfilledSlots()

true のパラメータを含む setRefreshUnfilledSlots() メソッドは埋められなかったコンパニオン スロットに自動バックフィルをリクエストします。

googletag.companionAds().
  setRefreshUnfilledSlots(true);

enableVideoAds()

GPT 呼び出しと IMA SDK 呼び出しの両方を確保する enableVideoAds() メソッドは、同じ correlator 値を使用します。

これにより動画とディスプレイ広告の両方で競合の除外が可能になります。

googletag.pubads().
  enableVideoAds();

disableInitialLoad()

「自動再生」の動画とオーディオに任意で指定できます。

このメソッドを使用すると、コンパニオン広告の配信前に広告ユニットにディスプレイ広告が数秒間だけ表示されるという状況を回避できます。

Click-to-Play 広告の場合は、初期読み込みを無効にする必要はありません。この場合、ディスプレイ広告はユーザーが再生ボタンをクリックするまで読み込まれて表示され、再生ボタンがクリックされたときにコンパニオンが読み込まれます。

googletag.pubads().
  disableInitialLoad();

 

コンパニオン ディスプレイ広告を含む GPT コードの例

ページの <head> 全体は次のようになります。

<script type='text/javascript'>
   window.googletag = window.googletag || {cmd: []};
   (function() {
      var gads = document.createElement('script');
      gads.async = true; gads.type = 'text/javascript';
      gads.src = 'http://securepubads.g.doubleclick.net/tag/js/gpt.js';
      var node = document.getElementsByTagName('script')[0];
      node.parentNode.insertBefore(gads, node); })();
</script>

<script type='text/javascript'>
   googletag.cmd.push(function() {
     // ウェブサイトの実際の広告ユニットとサイズを設定
     googletag.defineSlot('/12345/path/to/adunit', [300, 250], 'div1').addService(googletag.companionAds()).addService(googletag.pubads());
    googletag.defineSlot('/12345/path/to/adunit', [160, 600], 'div2').addService(googletag.companionAds()).addService(googletag.pubads()); 
    googletag.defineSlot('/12345/path/to/adunit', [728, 90], 'div3').addService(googletag.companionAds()).addService(googletag.pubads());

   googletag.companionAds().setRefreshUnfilledSlots(true);
     googletag.pubads().enableVideoAds();
     // 「自動再生」動画ページにのみ必要
     googletag.pubads().disableInitialLoad();
     googletag.enableServices();
   });
</script>
 

<body> コードは次のようになります。

<div id='div1' style='width:300px; min-height:250px;'>
   <script type='text/javascript'>
      googletag.cmd.push(function() { googletag.display('ad-div-1'); });
   </script>
</div>

<div id='div2' style='width:160px; min-height:600px;'>
   <script type='text/javascript'>
      googletag.cmd.push(function() { googletag.display('ad-div-2'); });
   </script>
</div>

<div id='div3' style='width:728px; min-height:90px;'>
   <script type='text/javascript'>
      googletag.cmd.push(function() { googletag.display('ad-div-3'); });
   </script>
</div>
height プロパティよりも min-height プロパティを使用することをおすすめします。これにより、ページに広告スロットの最小スペースを確保しつつ、より大きいサイズの広告も配信できるようになります。

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