Gmail の同期に関する制限事項

アカウントがロックされた場合、管理者は Google 管理コンソールの [ユーザーリスト] で、上限に達した項目の詳細と、再びアクセスできるようになる時期を確認できます。管理者が Gmail の停止を解除できる場合もあります。

Google Workspace では、アカウントの同期に使用できる帯域幅に上限が設定されています。同期処理によって上限を超えると、アカウントが一時的に停止することがあります。詳しくは、アカウントの帯域幅に関する制限事項をご覧ください。   
次のいずれかのクライアントが原因で、同期の帯域幅の上限に達する可能性があります。
  • Android Gmail アプリ
  • Google Sync クライアント(Microsoft Exchange ActiveSync プロトコルを使用)

    2024 年 9 月 30 日以降、Google Workspace アカウントで Google Sync をご利用いただけなくなります。そのため、Google Sync から組織を移行することをおすすめします。組織内のどのデバイスが Google Sync を使用しているかを確認するには、Google 管理コンソールで [デバイス] 次に [モバイルとエンドポイント] 次に [デバイス] に移動します。ページ上部にある [+ フィルタを追加] をクリックし、[種類] 次に [Google Sync] を選択します。

  • Google Workspace Sync for Microsoft Outlook(GWSMO) クライアント
Mozilla Thunderbird や Apple Mail などの IMAP を使用するクライアントやサービスの動作は、同期の帯域幅制限の対象外です。これらには、IMAP を使用するクライアントとサービス向けの帯域幅制限が別途適用されます。
原因

同期クライアントを使用した移行や一括操作

  • メール クライアントで大量のコピー、貼り付け操作やドラッグ&ドロップ操作を行わないでください。
  • 移行する場合は、サポートされている移行方法で行ってください。Google Workspace Sync for Microsoft Outlook でドラッグ&ドロップ操作や、コピーと貼り付け操作をしてメールをアップロードしないようにします。Google Workspace Sync の統合された読み込み機能をお試しくださいこの方法は、同期処理によってアップロード帯域幅制限を超過した場合に重要です。
  • 特に Google Workspace Sync をお使いの場合は、クライアントを手動で再同期しないでください。最新の変更内容だけが同期されるのではなく、メールボックス全体が再びダウンロードされることがあります。
  • Google Workspace Sync をお使いの場合は、ローカルのメールボックス サイズを削減してみてください。
  • 1 か月に複数回、完全な GWSMO の同期を行うことは避けてください。
  • 1 か月に何度もユーザー プロフィールを再作成することは避けてください。

連続での再試行

メール クライアントによっては、失敗した操作を繰り返すことによってアカウントの帯域幅制限を超えることがあります。保留中の操作を再試行しないよう、すべての同期クライアントでプロファイルや同期関係を再作成してみてください。同期中のアップロード帯域幅制限を超えた場合は、次の手順をお試しください。
  • 同期クライアントの送信トレイにメールが残っていないことを確認します。ブロックされた添付ファイル添付ファイルのサイズ超過が原因で Gmail が拒否したメールは送信トレイに残り、アップロードに繰り返し失敗して帯域幅を消費し続けることがあります。
  • ネットワークの問題が原因でクライアントからのメッセージのアップロードが失敗し、再試行が繰り返されている可能性があります。モバイルデータ通信と Wi-Fi を切り替えるなどして、ネットワーク接続が安定していることを確認してください。
  • 下書きに複数のファイルが添付されていると、下書きを保存するたびに更新されて、帯域幅を大幅に消費する可能性があります。不要な下書きや重複する下書きを作成しないようにします。
推奨事項

同期クライアントを管理する

クライアントを複数利用するとすべてのメッセージが複数回ダウンロードされ、帯域幅の消費もクライアント数に伴って増加します。同期クライアントを管理するには、次の操作を行います。

  • 使っていない同期クライアントは削除するか無効にします。使っているクライアントも、利用が終わったら終了してください。
  • 1 つのクライアントやウェブ インターフェースで行った変更は、他のすべてのクライアントに同期されます。同期クライアントが複数ある場合は、大きな変更を行わないようにするか、使用するクライアント数を減らしてください。

不要な同期クライアントを確認する

ユーザーや管理者が同期クライアントを設定した後、クライアントの利用停止後も無効にしないままにしていることがあります。同期クライアントを確認するには、次のいずれかの方法を試してください。

  • アプリのアクセス許可を設定する Google アカウントのページを開いて [接続済みのサイト、アプリケーション、サービス] や [アプリケーション固有のパスワード] で不要な項目のアクセス権を取り消します(該当する場合)。

  • Google Workspace パスワードを変更し、変更前のパスワードで設定した同期クライアントからアカウントにアクセスできないようにします。次に、必要なクライアントを数時間おきに 1 つずつ有効にして、問題のクライアントを特定します。

別の方法を使う

同期がロックされている間は、代わりにウェブ インターフェースや IMAP を使用して、同期に関する問題を調査することができます。同期の使用を最小限にとどめるために、これらの方法を日常的に使用することもできます。

 


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