不適切なコンテンツに関するルールの設定

管理者は、わいせつな言葉などの特定の単語が含まれるメールに対し、拒否する、検疫する、あるいは編集して送信する、という判断を下すためのルールを設定することができます。

たとえば、次のような設定が可能です。

  • 会社の機密情報が含まれている可能性のある送信メールを拒否する(「社外秘」という単語が送信フィルタによって検出された場合など)。
  • 不適切な単語が含まれているメールを検疫する。

  • メールに不適切な単語が含まれているときに他のユーザーに通知する。

不適切なコンテンツの設定においては、該当するコンテンツをフィルタするための単語リストを作成し、そうした単語を含むメールをどのように処理するかを指定できます。

注: 組織で不適切なコンテンツのルールおよび動的メールをご使用の場合は、動的メールへのコンプライアンス ルールの適用に関する記事をご確認ください。

単語の照合のしくみ

独自の単語リストを作成するときは、次の点を考慮してください。

  • 大文字と小文字は区別されません。たとえば「BAD」は「bad」、「Bad」、「BAD」に一致します。
  • 完全な単語にのみ一致します。たとえば単語リストに「bad」を追加した場合、「badminton」は一致しません。
  • 単語の検索は件名、本文、テキストの添付ファイルに対して行われます。
  • [BAD] のように角かっこ内に不適切なコンテンツを入力すると、メッセージ内のテキスト(角かっこを含む)がコンテンツに一致する場合でもルールは適用されません。

: 角かっこで囲まれたテキストに対してルールをトリガーする必要がある場合は、コンテンツ コンプライアンス ルールを作成して、(?i)\[(BAD)\] のように正規表現を使用してトリガーするようにしてください。

コンプライアンス処理

不適切なコンテンツに関するルールに違反しているメールに対して、次の処理を行うことができます。

  • 拒否する
  • 検疫する
  • 変更して送信する

設定の適用方法

オプションを変更しない限り、ルールは組織部門のすべてのユーザーに適用されます。親組織から継承したルールを子組織で無効にできます。また、各組織に複数のルールを追加することもできます。

複数のルールを設定する場合、メールの処理は設定した条件とルールの優先順位によって決まります。詳しくは、複数の設定によるメール処理への影響をご覧ください。

: 不適切なコンテンツのフィルタリングでは、ASCII 以外の文字を含むローカライズされたテキストはサポートされていません。

ホスト型 S/MIME でメールのセキュリティを強化する

ご利用のエディションによっては、S/MIME を使用してメールのセキュリティを強化できます。たとえば、送信メールに対して S/MIME 暗号化の使用を必須にするルールを設定します。上記のステップ 4 で説明した暗号化オプションを使用して、このルールを設定します。

概要については、ホスト型 S/MIME でメールのセキュリティを強化するをご確認ください。

サポート対象エディション: EnterpriseEducation Fundamentals、Standard、Teaching and Learning Upgrade、Plus。  エディションの比較

不適切なコンテンツに関するルールを設定する

最初の手順: Google 管理コンソールで Gmail の [コンプライアンス] に移動する

  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないアカウント)でログインしてください。

  2. 管理コンソールのホームページから、[アプリ] 次に [Google Workspace] 次に [Gmail] 次に [コンプライアンス] にアクセスします。
  3. [コンプライアンス] の [不快なコンテンツ] の設定までスクロールしてカーソルを合わせ、[設定] をクリックします。すでに設定されている場合は、[編集] または [他にも追加] をクリックします。
  4. 新しい設定ごとに固有の説明を入力します。

次のステップに進んで設定を続行します。

手順 1: ルールを適用するメールを選択する

ルールは、受信メール、送信メール、または内部メールに対して設定できます。内部メールとは、組織に関連付けられたドメインまたはサブドメイン内で送受信されるメールです。

  1. ルールを適用するメールの横にあるチェックボックスをオンにします。

  2. 次のステップに進みます。

手順 2: 各メールで検索する単語を追加する

[独自の不適切な単語] リストを使用すると、好ましくない単語のカスタムリストを作成できます。

不適切な単語のリストを作成するには:

  1. [編集] 次に [追加] をクリックします。
  2. 単語を入力します。各単語はスペースまたはカンマで区切ります。
  3. [保存] をクリックします。(スクロールが必要な場合があります)。
  4. 次のステップに進みます。

手順 3: 不適切な単語が含まれるメールの処理を指定する

  1. 条件を満たすメールを変更するか、拒否するか、検疫するかを指定します(下記参照)。

  2. 選択した処理のオプションを設定します。

  3. (省略可)この設定の適用に制限を設ける場合は、[オプションを表示] をクリックして追加設定を行います。詳しくは、後述の追加のパラメータの設定をご確認ください。

  4. 「設定を保存する」に進みます。

: 各ルールで追加できる受信者は 100 名までに限られます。このため、数が多い場合はグループの使用を検討してください。

メールを拒否

受信者に届く前にメールを拒否します。メールが拒否された理由を送信者に通知するメッセージを入力できます。一致するメールには、他のルーティング ルールやコンプライアンス ルールは適用されません。

: Gmail で自動的に追加される 550 5.7.1 などの SMTP 拒否コードは、SMTP 標準規格の要件であり、削除することはできません。

メールを検疫

メールを管理者検疫に送信します。ここに送られたメールは、送信または拒否する前に管理者が確認できます。この項目は、アカウントの種類が「ユーザー」の場合にのみ利用できます。詳しくは、影響を受けるアカウントの種類をご覧ください。

送信メールが検疫されたときに送信元のユーザーに通知するには、[メールが検疫されたときに送信者に通知する(配信時のみ)] チェックボックスをオンにします。

メッセージを変更

ヘッダーの追加、添付ファイルの削除、エンベロープ受信者の変更、受信者の追加、ルートの変更を行います。詳細については、メールの変更方法をご覧ください。

: 転送設定は、意図された用途で使用することをおすすめします。たとえば、不適切なコンテンツの設定と転送設定とでは同じ転送オプションを設定できますが、不適切なコンテンツ関連の用途には不適切なコンテンツの設定を使用し、二重配信などの一般的な転送関連の用途には転送設定を使用するようにしましょう。メールの転送について詳しくは、用途と使用例に関する記事をご確認ください。

コントロール

X-Gm-Original-To ヘッダーを追加

受信者が変更された場合にヘッダータグを追加します。ヘッダータグを追加すると、ダウンストリーム サーバーは元のエンベロープ受信者を認識できます。ヘッダータグの形式は、X-Gm-Original-To: user@solarmora.com です。

X-Gm-Spam ヘッダーと X-Gm-Phishy ヘッダーを追加

迷惑メールとフィッシングのステータスを示すヘッダーを追加します。受信サーバーの管理者は、この情報を使用して迷惑メールやフィッシング メールを管理するための特別なルールを設定できます。詳しくは、迷惑メールヘッダー設定をすべてのデフォルトのルーティング ルールに追加するをご覧ください。

カスタム ヘッダーを追加

この設定の対象となるメールにカスタム ヘッダーを追加できます。たとえば、設定に指定した説明と一致するヘッダーを追加できます。カスタム ヘッダーを付けておくと、メールが特定の方法で転送されたときやルール処理が行われたときに、その理由がわかりやすくなります。

件名の先頭に追加するカスタム テキスト

一部のメールの件名の先頭にカスタム テキストを追加できます。たとえば、機密性の高いメールの場合は「機密」と入力します。「月次レポート」という件名のメールによってルールがトリガーされると、受信者には「[機密] 月次レポート」という件名で表示されます。

ルートを変更、迷惑メールのルートも変更する

  • ルートを変更 - メールの送信先をデフォルトの Gmail サーバーから Microsoft Exchange などの別のメールサーバーに変更できます。

    : ルートを変更する前に、管理コンソールで新しいルートを追加する必要があります。詳しくは、Gmail の高度な配信設定(メールルートの追加)をご覧ください。

  • 迷惑メールのルートも変更する - [ルートを変更] をオンにすると表示されます。明らかな迷惑メールは配信時に即座に除去されますが、[迷惑メールのルートも変更する] チェックボックスをオンにすると、迷惑メールに分類したメールもすべて転送されます。迷惑メールではなく通常のメールを転送する場合は、このチェックボックスをオフにします。管理コンソールのメール設定(事前に承認済みの送信者など)は、迷惑メールの設定よりも優先されます。

  • この受信者からのバウンスメールを送信元に送信しない - 設定したメールルートにバウンスメールを送信しないようにするには、このチェックボックスをオンにします。たとえば、自動システムにバウンスメールが届かないようにしたい場合などにこの設定を行います。受信側のメールシステムにバウンスメールが届くようにしたい場合は、このチェックボックスをオフのままにします(メールが配信されなかったことを送信者に知らせる場合など)。

エンベロープ受信者を変更する

メールは元の受信者のメールボックスに配信されずに、新しい受信者に送信されます。

次のいずれかの方法で、エンベロープ受信者を変更できます。

  • 受信者のメールアドレス全体を置換する - [宛先を置換] の後に完全なメールアドレス(user@solarmora.com など)を入力します。
  • ユーザー名を置換する - 受信者のメールアドレスのドメインはそのままでユーザー名のみを変更するには、[@存在するドメイン] の前にユーザー名(user など)を入力します。
  • ドメインを置換する - 受信者のメールアドレスのユーザー名はそのままでドメインのみを変更するには、[現在のユーザー名@] の後にドメイン(solarmora.com など)を入力します。

新しい受信者のドメインに対する MX ルックアップによって宛先サーバーが特定されます。[ルートを変更] を使用する場合、宛先サーバーは指定したルートによって決まります。

Bcc で別の受信者を指定するには、後述の [受信者を追加] を使用します。

このメッセージには迷惑メールフィルタを適用しない

迷惑メールフィルタによって迷惑メールと認識された場合も、受信者にメールを配信します。これは受信メールにのみ適用されます。送信メールの迷惑メールフィルタをオフにすることはできません。: アカウントの種類が「グループ」の場合は使用できません。詳しくは、影響を受けるアカウントの種類をご覧ください。

メッセージから添付ファイルを削除

メールから添付ファイルを削除できます。添付ファイルが削除されたことを受信者に通知するテキストを追加することも可能です。

受信者を追加

  1. 二重配信または多重配信を設定するには、[受信者を追加] 次に 追加アイコン "" をクリックします。
  2. 個々のメールアドレスを追加するには、[基本] 次に [保存] をクリックします。
  3. (省略可)さらにアドレスを追加するには、追加アイコン "" をクリックします。
  4. (省略可)セカンダリ配信の詳細設定を行うには、[詳細管理] を選択します。

    セカンダリ配信について、エンベロープ受信者の変更、ヘッダーの追加、カスタム件名の追加、添付ファイルの削除を行うことができます。注: アカウントの種類が「グループ」のものに対しては、[この受信者に迷惑メールを送信しない] の詳細設定オプションを選択できません。

受信者を追加するときは、次の点を考慮してください。

  • 各ルールで追加できる受信者の数は 100 人までです。
  • メインの配信の設定は、セカンダリ配信にも適用されます。
  • セカンダリ配信では、[この受信者に迷惑メールを送信しない] チェックボックスと [この受信者からのバウンスメールを送信元に送信しない] チェックボックスがデフォルトでオンになります。
  • 受信者を追加すると、受信者ごとにメールが作成され、Gmail の詳細設定が各メールに適用されます。

暗号化(配信時のみ)

デフォルトで、Gmail では TLS(Transport Layer Security)を使用したメールの配信が試行されます。セキュアなトランスポートを利用できない場合、メールはセキュリティで保護されていない接続を介して配信されます。

設定の条件に一致するすべてのメールがセキュリティで保護された接続を介して送信されるように指定するには、[セキュアなトランスポート(TLS)を使用する] チェックボックスをオンにします。送信側または受信側で TLS を使用できない場合、メールは送信されません。

G Suite Enterprise または G Suite Enterprise for Education アカウントをご利用の場合は、メールを返送したり、メールが S/MIME で暗号化されている場合にのみ送信したりすることも可能です。詳しくは、ホスト型 S/MIME でメールのセキュリティを強化するをご覧ください。

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サポート対象エディション: EnterpriseEducation Fundamentals、Standard、Teaching and Learning Upgrade、Plus。  エディションの比較

 

ヒント: 新しいルールをテストし、組織内で正しく機能することをご確認いただくことをおすすめします。詳しくは、ルールテストを迅速に行うための推奨事項をご確認ください。

追加のパラメータの設定(省略可)

転送ポリシーの追加オプション(アドレスリストの作成や、影響を受けるアカウントの種類の選択など)を設定するには、下部にある [オプションを表示] をクリックします。

アドレスリスト

アドレスリストは管理者が作成するもので、メールアドレスとドメインが登録されています。アドレスリストを使用して、リスト内のメールアドレスとドメインに対する設定を適用またはバイパスします。詳しくは、アドレスリストについて、および Gmail の設定でアドレスリストを使用する方法についての記事をご確認ください。

Gmail のアドレスリストの照合では、次のことが行われます。

  • 受信メール - 送信者のドメインまたはメールアドレスがアドレスリストに対して照合されます。
  • 送信メール - 受信者のドメインまたはメールアドレスがアドレスリストに対して照合されます。

Gmail の設定でアドレスリストを使用するには:

  1. [オプションを表示] をクリックします。
  2. [アドレスリストを使用して、この設定を適用するアプリケーションを除外、制御する] チェックボックスをオンにします。
  3. (ルーティング設定のみ)アドレスリストを照合するためのアドレスリストの適用先のオプションを選択します。
    • アドレスリストを該当するユーザーに適用する - 受信メールの [From] 欄と送信済みメールの受信者が確認されます。送信者については、[認証が必須] オプションも確認されます(詳しくは手順 8 を参照)。
    • アドレスリストを受信者に適用する - 受信者がアドレスリストに登録されているかどうかが確認されます。

    注: このオプションは、Gmail のコンテンツ コンプライアンスの設定では使用できません。

  4. この設定をバイパスまたは適用するためのオプションを選択します。
    • 特定のアドレスまたはドメインにはこの設定を適用しない - アドレスリストに一致した場合、設定が完全にバイパスされます。この設定のその他すべての条件が無視されます。
    • 特定のアドレスまたはドメインにのみ、この設定を適用する - アドレスリストとの一致が設定の適用条件として使用されます。設定に他の条件がある場合は、それらの条件にも一致していないと設定は適用されません。その他の条件の例として、一致表現、アカウントの種類、エンベロープ フィルタがあります。
  5. アドレスリストのオプションをクリックします。
    • 既存のリストを使用する - 既存のアドレスリストの名前を選択し、そのまま手順 9 に進みます。
    • リストを作成または編集 - [アドレスリストを追加] ボックスまたは [アドレスリストの管理] タブが開きます。手順 6~9 を完了します。
  6. [アドレスリストを追加] ボックスに、新しいアドレスリストの名前を入力します。
  7. メールアドレスまたはドメインを一度に 1 つずつ入力するには、[アドレスを追加] をクリックします。アドレスまたはドメインをカンマ区切りのリストで入力するには、[アドレスを一括追加] をクリックします。

  8. 認証を使用しない承認済みの送信者の設定をバイパスする場合は、[認証が必須] オプションをオフにします。認証要件を無効にすると、迷惑メールやなりすましメールが届く可能性が高まることに注意してください。詳しくは、送信者の認証についての記事をご確認ください。

  9. [保存] をクリックします。

リストの作成が完了したら、[影響を受けるアカウントの種類] の設定に進みます。

影響を受けるアカウントの種類(必須)

選択したメール処理と設定する組織部門の種類によっては、適用できないアカウントの種類があります。

設定を適用するアカウントの種類を選択します(複数選択可)。

  • ユーザー(デフォルト) - 設定はプロビジョニング済みの G Suite ユーザーに適用されます。送信メールに関する設定は、ユーザーがメールを送信するとトリガーされます。受信メールに関する設定は、ユーザーがメールを受信したときにトリガーされます。
  • グループ - 組織内で設定したグループに適用されます。送信メールに関する設定は、グループからメンバーにメールや要約が転送されたときにトリガーされます。受信メールに関する設定は、グループがメールを受信するとトリガーされます。
  • 認識できない、キャッチオール - プロビジョニング済みのどの G Suite ユーザーにも一致しないメールが組織に届いたときに設定がトリガーされます。処理対象は受信メールのみです。

: [グループ] と [認識できない、キャッチオール] は、次の設定には適用されません。

  • X-Gm-Spam ヘッダーと X-Gm-Phishy ヘッダーを追加
  • このメッセージには迷惑メールフィルタを適用しない
  • 迷惑メールのルートも変更する

終了したら、設定を追加して保存するに進みます。

エンベロープ フィルタ

エンベロープの特定の送信者と受信者にのみ適用するには、エンベロープ フィルタを設定します。

  1. [設定を追加] ウィンドウの下部にある [保存] をクリックします。
  2. 次のいずれかまたは両方をオンにします。
    • 特定のエンベロープ送信者にのみ適用する
    • 特定のエンベロープ受信者にのみ適用する
  3. リストからいずれかの項目を選択します。
    • 1 個のメールアドレス - ユーザーの完全なメールアドレスを入力します。
    • パターン一致 - ドメイン内の一連の送信者または受信者を指定する正規表現を入力します。次のような例になります。

      ^(?i)(user1@solarmora\.com|user2@solarmora\.com|user3@solarmora\.com)$

      詳しくは、正規表現を使用する際のガイドラインをご覧ください。

    • グループ メンバー - リストから 1 つ以上のグループを選択します。エンベロープ送信者の場合は送信メールにのみ適用され、エンベロープ受信者の場合は受信メールにのみ適用されます。まだグループを作成していない場合は作成します。

      注: このオプションは、グループ メンバーと子グループのメンバーに影響します。たとえば、グループ B がグループ A のメンバーである場合、このオプションはグループ A とグループ B のメンバーに影響します。

完了したら、「設定を保存する」に進みます。

設定を保存する

最後の手順: 設定を追加して保存する

  1. [設定を追加] または [保存] をクリックします。

    Gmail の [コンプライアンス] ページに新しい設定が表示されます。

  2. 画面下部の [保存] をクリックします。

 


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