この機能は、Google Workspace for Education エディションでのみご利用いただけます。
一部の Google サービスでは、ユーザーに適切なエクスペリエンスを提供できるように、年齢に基づくアクセス制御を設定できます。年齢に基づくアクセスのデフォルト設定は、教育機関の種類によって異なります。
- 初中等教育機関 - 18 歳以上として指定されていないユーザー全員に対し、一部の Google サービスの利用に年齢制限が設定されます。
- 高等教育機関 - 18 歳未満として指定されていないユーザー全員が、追加の制限なしで Google サービスを利用できます。ただし、高等教育機関の管理者は、18 歳未満のユーザーをすべて特定する義務があります。
デフォルトの設定について
管理者は組織内の 18 歳以上のユーザーを特定する必要があります。ご対応いただけない場合は次のようになります。
- 年齢が 18 歳以上に設定されていない初中等教育機関のユーザーは、デフォルトで 18 歳未満として扱われ、一部の Google サービスの利用が制限されます。
- 18 歳未満のユーザーは特定のサービスにアクセスできなくなります。設定年齢が 18 歳未満のユーザーがアクセスできなくなった追加サービスで作成されているデータは削除されます。管理者が Google データ エクスポートを有効にしているサービスについては、ユーザーが Google データ エクスポートを使用してデータを削除前に書き出しておくことができます。Google データ エクスポートを有効にする方法をご確認ください。
- オン / オフを設定できないサービスは、18 歳以上に指定されていないユーザーに対して [制限付き] に設定されます。そうしたユーザーに対するこの設定は変更できません。詳しくは、個別に制御されていないサービスへのアクセスを管理するをご確認ください。
年齢に基づくアクセス設定は、最上位の組織に適用されます。ただし、教師やスタッフなどのユーザーを、組織部門またはアクセス グループに配置して正しい年齢レベルを設定することで、18 歳以上または 18 歳未満として指定することができます。詳しくは、後述の組織の設定をカスタマイズするをご確認ください。
18 歳未満のユーザーに対するアプリ制限
18 歳未満のユーザーは、Google Workspace for Education アカウントにログインしている場合、一部の Google サービスの利用が制限されます。また、18 歳未満のユーザーが利用できないサービスもあります。
YouTube- チャンネル、再生リスト、ストーリー、YouTube ショートの作成、動画のアップロード
- ライブ ストリーム イベントの視聴、作成
- コメントの表示と投稿
- チャットへの参加
- チャンネル メンバーシップ、クリエイター グッズ、映画とテレビ番組、Super Chat、Super Stickers の購入、YouTube ギビングの募金活動への参加
- アプリの利用(YouTube Go、YouTube Music、YouTube Studio、YouTube TV、YouTube VR を含む)
- 以下を含むその他の機能の利用
- ほとんどの通知の受信
- テレビへのキャスト
- ゲーム アカウントの連携
- シークレット モードの使用
- カスタマイズされた広告の表示
- 制限付きモードのオン / オフを切り替える
- 動画の検索結果をフィルタする(アップロード日など)
関連トピック
- レーティングが、全ユーザー対象、10 歳以上、13 歳以上のコンテンツのみが表示されます。詳しくは、Google Play でのアプリとゲームのコンテンツのレーティングをご確認ください。
- アプリとゲーム、映画&テレビ、書籍&マンガのカテゴリから Google Play コンテンツを購入することはできません。
- Google Play の書籍&マンガから性的に露骨な表現を含む書籍を読んだり聴いたりすることはできません。ただし、コンテンツ ページへの直接リンクを使用して検索やアクセスを行うと、露骨な表現を含む書籍が表示される場合があります。
- 支払いが必要な機能の利用
- コメントやクチコミなど一般公開される投稿の作成
- ローカルガイドへの参加
- Google Workspace for Education アカウントのロケーション履歴の有効化
- Google マップのタイムラインへのアクセス
- 自分の現在地の共有
- 有料の機能に関するメッセージの表示
- パートナーとの共有の利用。詳しくは、パートナーとの共有を設定するをご確認ください。
オン / オフを設定できるサービス
- Blogger
- ブランド アカウント
- キャンペーン マネージャー
- スタジオ
- Google アド マネージャー
- Google 広告
- Google AdSense
- Google アナリティクス
- Google Cloud
- Google Pay
- Google Play Console
- Google 公共データ エクスプローラ
- ロケーション履歴
- Merchant Center
- Partner Dash
- Google Play ブックス パートナー センター
- 検索広告 360
オン / オフ設定のないサービス
関連トピック
組織の設定をカスタマイズする
ユーザーを組織部門またはアクセス グループに移動し、年齢に基づく設定を適用できます。詳しくは、管理者が使用する設定グループをご確認ください。
組織部門またはアクセス グループを使用する場合は、以下のようにします。
- スタッフ、教師、教職員の組織部門または設定グループの設定を 18 歳以上に変更します。組織部門またはグループ内のすべてのユーザーが 18 歳以上であることを確認してから変更を行ってください。
- スタッフ、教師、教職員の組織部門またはアクセス グループの 18 歳未満のユーザーを別の組織部門またはグループに移動して、適切な年齢レベルの設定を適用します。
- 高等教育機関に 18 歳未満のユーザーがいる場合、そうしたユーザーを組織部門またはグループに追加し、適切な年齢レベルの設定を適用する必要があります。
注: ユーザーを削除すると、そのアカウントの年齢に基づくアクセス設定の情報も削除されます。
Google サービスに年齢に基づくアクセス制御を設定する
管理コンソールでユーザーの年齢レベルを選択できます。年齢が選択されていないユーザーには、組織のタイプに応じてデフォルトの設定が適用されます。デフォルトの設定がユーザーの年齢に合っていない場合は、年齢レベルを変更してください。
始める前に: デフォルトの年齢指定が適切に行われるよう、Google 管理コンソールで組織のタイプが正しく設定されていることを確認してください。詳しくは、Google Workspace for Education を利用する組織の種類を選択するをご確認ください。
年齢に基づくアクセス制御を設定するには:
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管理コンソールのホームページで、[アカウント設定]
[年齢に基づくアクセス設定] をクリックします。
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[適切な年齢レベルを選択] で、次のいずれかを選択します。
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一部またはすべてのユーザーが 18 歳未満
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すべてのユーザーが 18 歳以上
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[保存] をクリックします。組織部門またはグループが作成済みの場合は、親組織部門の設定を継承またはオーバーライドしたり、グループの設定を解除したりできることがあります。